【専門家監修】なかなかお金が貯まらない…。 あなたのためのお金の貯め方 必勝法
妊娠中は、家計を見直すいいタイミング。
きちんと貯蓄してきた人も、できていない人も、支出の中身を点検し、赤ちゃんのために、貯蓄を計画的に増やしましょう。お金のプロ・ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生に聞いて、お得な情報を紹介します。
手取りの10〜15%を先取り貯蓄。残りでやりくりする習慣をつけよう
貯蓄を増やす基本は「先取り貯蓄」と「積み立て」。
まず、先取り貯蓄の目安は、手取り月収の10〜15%です。
手取り月収が25万円なら、月2万5000円〜3万8000円を貯蓄に回したいところ。ボーナスがあるなら、ボーナスの20〜40%程度を貯蓄に回すと、貯蓄が増えるスピードが速まりますよ。
勤務先に財形制度があれば、財形住宅貯蓄での積み立てをおすすめ
次に「積み立て」。
利用するのは、定期預金や財形貯蓄、つみたてNISAなど、積み立てできる金融商品ならなんでもOK。
もし、勤務先に財形貯蓄の制度があれば、一般財形貯蓄と財形住宅貯蓄での積み立てがおすすめです。
財形住宅貯蓄は、貯めたお金の用途が住宅の取得や増改築に限られますが、元金と利息の合計額が550万円になるまで利息が非課税に。
また1年以上、財形住宅貯蓄をして、残高が50万円以上あると、貯蓄残高の10倍(4000万円まで)の財形住宅融資が受けられるメリットも。5年固定金利で、0.53~0.65%※と金利も低めです。
財形貯蓄の制度がないなら、ネット銀行の積立定期預金がおすすめ。
住信SBIネット銀行やソニー銀行、ジャパネット銀行、じぶん銀行などは、自分名義の別の銀行から、ネット銀行へ自動で入金する定額自動入金サービス(銀行によって名称は異なる)を扱っています。
1万円以上1000円単位で金額を指定でき、一度申し込めば、何もせずに毎月ネット銀行の口座にお金が貯まるので便利です。
また、余裕があれば、つみたてNISAや投資信託での積み立ても検討してみて。
投資信託といっても、今はひと月1000〜3000円程度からできる証券会社がたくさんあります。
また、つみたてNISAも少額から利用でき(銀行によって最低積立額は異なる)、年間40万円までの積み立てが可能です。つみたてNISAを利用すると、利息や配当などが非課税になります。
なお、貯めるだけでなく、貯蓄残高の管理も重要です。
管理には、3カ月や半年に一度程度、すべての預金や運用商品の残高を調べて書き出してみる「貯蓄の残高表」の作成がおすすめです。実際にどのくらい増えたのか、あるいは減ったのかがつかめますよ。
※2019年10月から12月までの金利
貯蓄のポイントをまとめると
1 赤ちゃんを授かったときは支出内容を見直すグッドタイミング
2 先取りと積み立てのしくみを利用して、手取りの10 〜15 %を貯める
3 3 〜6 カ月に1 度、貯蓄残高を記録して貯蓄の増え方や減り方を正確につかむ
(文・たまごクラブ編集部)
■掲載の情報は2019年11月時点のものです。以後変更になる場合がありますのでご注意ください。
初回公開日 2020/01/22
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