妊娠トラブル!切迫早産で緊急入院…エコー写真がご褒美
2人姉妹を育てるママライターの愛華です。私が次女を妊娠したのは33歳の時、長女が2歳4ヶ月の頃でした。長女(第1子)の出産時に、妊娠糖尿病が発覚し、「2人目の時は、妊娠初期から治療が必要かもしれない」と言われていました。2人目の妊娠が発覚した時は不妊治療で薬を処方してもらっていた病院に通っていましたが、転院する必要が出ました…。転院後は、妊娠糖尿病の治療もあり、産婦人科・内科・栄養指導・薬局を巡る流れで妊婦健診は毎回大仕事でしたが、私にとってエコー検査で、赤ちゃんの成長をゆっくり見られる産婦人科での時間は癒しでした。
<妊娠初期>待ちに待った、エコー写真!
《妊娠8週目のエコー写真》
第1子を妊娠した時、妊娠検査薬に書かれた使用可能なタイミングを待てずに妊娠検査薬を試すと陽性反応が出て、すぐさま産婦人科を受診。すると、早すぎて胎嚢すら出来ていなかった…という経験から、第2子の時は妊娠検査薬で陽性の結果が出ても、病院へ行くのをしばし我慢していました。なので、本当にドキドキしながら待ちに待ったエコー写真です。今回は、赤ちゃんのお部屋である胎嚢も、赤ちゃんの姿もバッチリ確認できました。夫は長女と2学年差で第二子がほしいと希望していたのですが、長女と2学年差になるギリギリのタイミングでの妊娠判明だったので、「なんとかセーフ」とホッとしました。
《妊娠11週目のエコー写真》
この時はまだ、不妊治療で薬を処方してもらっていた近くの病院を受診していました。エコー写真は別料金になるとのことだったのですが、撮影してもらいました。長年通っていたこともあり、医師に「そこ、撮りたい」と気軽に希望を言えて撮ってもらうことができたので、よかったです。長女の時に撮ってもらったエコー写真とはまた違い、エコー写真に表示される内容も写り方も違うので、「病院によって違うんだな」と思いました。
《妊娠15週目のエコー写真》
私は、第1子の長女を妊娠している時に妊娠糖尿病を患っていたため、2人目の時は妊娠初期から治療が必要かもしれないと言われていました。それで、不妊治療で受診していた病院では対応ができないとのことでしたので、転院をすることになっていました。この日が転院前の最後の受診日ということで、エコーの動画も撮らせてもらいました。今まで通っていたこの病院のアットホームな雰囲気が気に入っていたので、「分娩できないのが残念だな」と、しみじみ感じました。
<妊娠中期> 子宮頸管長の長さはまだ余裕、でも気を付けないと
《妊娠16週目のエコー写真》
妊娠16週目、無事に長女を出産した時と同じ病院へ転院することができましたが、今まで妊娠初期の検査も十分にできていない状態だったようで、転院先のスタッフさんは大慌て。転院前の病院での受診から6日しかたってないのに、また検査をすることになってしまいました。長女の出産からほんの1~2年しか経っていないのに、分娩料金やシステムが変わっていて、私も何だか慌ててしまい、「転院するって何気に大変なんだな」と感じました。エコー検査では、点線で繋がっている部分が目だと、医師が教えてくれました。
《妊娠18週目のエコー写真》
長女を出産した転院先の病院では、赤ちゃんや母体の様子を確認するのは産婦人科、妊娠糖尿病について診るのは内科と分かれており、産婦人科と内科を行き来していました。第1子の時の内科診断ですでに、「2人目の時は恐らく妊娠初期から治療が必要だと思う」と言われていたのに、第2子の妊娠では、転院までに時間がかかってなかなか治療に進めずいたので、「赤ちゃん大丈夫かな」と、赤ちゃんへの影響を心配していました。そこで、転院した時にすぐ、長女の時も受けた別料金のエコー検査を予約。幸い、この段階で異常は見つからずホッと一安心しました。そして、性別は女の子っぽいと言われました。姉妹になるのだと、楽しみになりました。
《妊娠21週目のエコー写真》
妊娠21週目の健診日。前回のエコー検査で女の子の可能性を聞いていましたが、改めて「これは女の子だね~」と産婦人科の医師から言われました。ネットなどで、エコーで女の子のようでも、大事な部分が隠れていただけで男の子だということもありうる、という情を見たことがあったのですが、「女の子だと、お股の所に葉っぱみたいな形が見えるんだよ」と、医師に教えてもらい、ハッキリとそれが写っていたので、「これは、どんでん返しはなさそうだな」と思いました。私の体重はこの時、1ヶ月で2kg増。「危険すぎる」と医師にいわれ、病院で何度も体重を計ることとなってしまいました。
《妊娠24週目のエコー写真》
妊娠24週目の妊婦健診で、エコー画像を見て、「鼻が高いね~」と看護師が言いました。同じことを長女の時にも言われていたので、「長女の時も言われたんです」と言うと、「またベッピンさんが生まれるかしら」と笑っていました。妊婦健診の後に、妊娠糖尿病の診察してもらう予定だった内科医が、病院内で「厳しい」と話題の先生だったようで、「この後〇〇先生なのね。頑張れ~」と、普段は1~2枚のエコー写真なのに、この日は8枚もくれました。この日の妊婦健診で、初めて尿糖の結果が「+」になりました。
《妊娠26週目のエコー写真》
妊娠26週目の健診日。長女の時には、妊娠28週目で切迫早産となって緊急入院しているので、今回も頸管長の長さを見てもらいましたが、この日は長さにまだまだ余裕があって「今回は入院せずに行けるかも」と、思いました。でも、疲れやすくなっていたので何かあるといけないし、正直しんどくもなってきていたので、年末の帰省はキャンセル。夫と長女の2人で行ってもらうことに決めました。
<妊娠後期>切迫早産で緊急入院。ここにきて、まさかの逆子…
《妊娠30週目のエコー写真》
妊娠30週目、年内最後に受けた妊婦健診で頸管長が一気に短くなったことが判明。頸管長17mmとなり切迫早産の為、緊急入院しました。そして、なぜかこのタイミングで逆子になってしまいました。「赤ちゃんが、まわった感じしなかった?」と看護師に言われましたが、私にはサッパリ気が付きませんでした。その影響もあり、今まで全く頭になかった“帝王切開”の言葉を聞くことになりました。妊婦健診の後は、入院中のベッドの上で“帝王切開“を検索しまくりました。
《妊娠34週目のエコー写真》
妊娠34週目。長女の時は、切迫早産で入院後、一度退院してから出産時に改めて入院したので、今回も「そろそろ退院予定が決まるかな~」と、ワクワクしていたら…「今回は赤ちゃんを産むまで帰れないよ」と産婦人科の医師に告げられガックリ。予想もしてなかったまさかの展開となってしまいました。エコー写真は、赤ちゃんの鼻です。鼻の穴までちゃんとわかります。
《妊娠36週目のエコー写真》
帝王切開手術の予定日から1週間前、妊娠36週目のエコー写真です。妊婦健診では「逆子が戻っていますように」と毎回願うのですが、この時も戻らず。でも、医師や看護師から「出産直前にも最終チェックするからね。その時に急に戻ってる赤ちゃんだっていたことあるから」と励まされました。切迫早産で24時間点滴が繋がっている状態では逆子体操もできないので、「戻れ~、戻れ~」と、願う事しかできませんでした。エコー写真は赤ちゃんの足です。
この後、無事に妊娠37週の帝王切開で、体重2778g、身長47.2cmの女の子を出産しました。産婦人科・内科・栄養指導・薬局、と複数の科をまわるため、時間のかかる妊婦健診。いつも一緒の長女を、実家に預けるしかありませんでした。入院中は週に1度10分程しか長女にも会えず寂しかったのですが、その分エコー写真をもらえることが本当に楽しみでしたし、心の支えでした。エコー写真は、私にとってご褒美ともいえる特別な存在です。
[愛華*プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。