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緊急帝王切開から腫瘍切除へ! 2つの手術で産後がつらい…


1歳の女の子の母でWebライターの“鈴木”です。
妊娠が発覚したと同時に卵巣腫瘍も見つかり、手術を勧められるも拒否。もしも帝王切開になったら腫瘍も切除してもらおうと、腫瘍を残したまま妊娠期を過ごしていました。
里帰り出産のため予定日の2ヶ月前に帰省し、年始の予定日までのんびりとマタニティライフを満喫する日々。その頃は、自分が緊急帝王切開になるとは夢にも思っていなかったのです。

大雪の日に陣痛が来た! 早めに産院入りして待機

赤ちゃんはおなかの中ですくすく育ち、妊娠後期には産道の妨げにならない位置に腫瘍が移動していたため、かねてからの希望どおり自然分娩で出産できると思っていたのです。

陣痛が始まったのは大雪が降る年末の夜。その前日から前駆陣痛が来ており、「こんなに痛いのにまだ陣痛じゃないのか~!?」と思っていたのですが、いつの間にか痛みが本陣痛になっていました。

前駆陣痛より明らかに強い、「ぎゅーっ」と押さえつけられるような痛みが一定時間続き、しばらくすると「すーっ」と治まっていきます。その間隔はまだまだ長く、痛みにも耐えられる程度でしたが、大雪のため早めに産院へ。

子宮の開きを調べ、陣痛の波と胎児の心拍数を測る機器を装着した状態で医師の診断を受けました。すると「胎児の心拍数が弱まっている。一刻も早く赤ちゃんを出さないと!」と告げられたのです。

意識のある状態で帝王切開。続けて腫瘍除去手術へ

あれよあれよという間に緊急帝王切開が決定。部分麻酔をかけるために背中に注射を打たれたのですが、その時に痙攣を起こしてしまい、体が大きく跳ね上がりました。

手術中は、おなかの切開した部分から、ものすごい力で赤ちゃんを取り出そうとしている衝撃を何度も感じました。自分の体が上下に大きく揺れて何度も跳ね上がっています。部分麻酔で意識があるだけに「私はどうなってしまうのだろう…」という恐怖を感じました。

人生で一番うれしかった瞬間!

そして、ようやく聞こえた産声。すごく長い時間に感じたのですが、実際の手術時間は30分もしない程度だったようです。先生がカンガルーケアを施してくれて、私の胸の上に生まれたばかりの小さな赤ちゃんが乗りました。温かいぬくもり、やわらかな肌の感触は生涯忘れません。手術中に感じた不安や帝王切開の衝撃など、どこかに飛んで行ってしまいました。

そんな幸せな時間も一瞬だけ。心の準備をする間もなく、続けて腫瘍除去手術が始まりました。「もしも帝王切開になったなら腫瘍も除去してもらおう」と軽く思っていたことが、緊急帝王切開になり腫瘍除去手術も現実となってしまったのです。

2つの手術を一度に受けたからか、手術後に急激な気持ち悪さと苦しさに襲われました。目の前が真っ暗になり、息をすることさえつらい…。睡眠薬を投与してもらい、次に目を覚ましたのは病室のベッドの上でした。意識が混濁する中、生まれたばかりの赤ちゃんがおっぱいに吸い付いていたこと、母と夫がそれを喜んで見ていたことを覚えています。

つらかった産後! 乗り切れたのは赤ちゃんのおかげ

しかし本当につらかったのはその後でした。産後6日で退院したものの、上体を起こすこと、食べること、そして笑うことさえつらく、産後1ヶ月で床上げはできませんでした。

それに加えて、原因不明の熱や体のだるさで、シャワーを浴びるのにも何度も休憩をはさまなければなりません。さらに授乳による乳首の出血なども重なり、まさに満身創痍。産後3~4ヶ月は心身ともにボロボロでした。赤ちゃんに母乳をあげるためだけにかろうじて生きている状態です。

それでも、赤ちゃんのパワフルな泣き声を聞き、よく動く手を眺めるたびに「ああ、生まれたんだ。私はこの子のママなんだ」と喜びをかみしめていました。

妊娠38週で生まれたわが子は、体重2996g、身長50.6㎝の元気な女の子でした。
里帰りして楽しくマタニティライフを過ごしていたのに、まさか自分が緊急帝王切開をすることになるとは夢にも思いませんでした。手術中は不安と恐怖を感じ、2つの手術を同時に受けたからか、産後の回復に思いのほか時間がかかってしまいました。
しかし、今ではすべてが良い思い出。赤ちゃんが無事に生まれてくれて、元気に育ってくれている今が一番大切と、日々実感しています。

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[鈴木*プロフィール] 
1歳の女の子をもつママライター。出産前までは小中学校の学校司書をしていたので、本が大好きです。子どもも本好きに育ってくれたらいいなと思い、絵本の読み聞かせを日課にしています。いずれは絵本作家を夢見ています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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