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「本当に痛くない?」無痛分娩を2回経験したママの声。専門家のコメントも

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悲鳴を上げる新生児の肖像画が手に抱える
※写真はイメージです。
fizkes/gettyimages

ここ数年、その言葉をよく聞くようになった“無痛分娩”。ちょうど妊娠中で無痛分娩を検討している、もしくは、出産するときは無痛分娩で産みたい!と考えている人も多いかもしれません。コロナ禍で立ち会い出産ができないことからも関心が高まっているとも聞きます。

そこで今回は、2人の子を無痛分娩で出産したママ・花田晶子さん(仮名・現在43才)の体験を紹介。産婦人科専門医と麻酔科指導医の資格を持ち、現在は無痛分娩を行う産院に対して、より安全性を高めるためのコンサルティングを行うLA Solutions代表入駒慎吾先生のコメントも紹介します。

高齢だったこともあり、妊娠前から無痛分娩での出産を考えていました

不妊治療をしていたので、もし、1人目を妊娠できた場合、どんなところで出産したいか、妊娠前から具体的に考えていました。第1子の出産ではすでに40才を迎えていて、産後の体力を残しておきたかったこと、また、自分の中で“赤ちゃんが出てくる感覚”を痛みでパニックにならずに味わい、満足のいく出産をしたい!という気持ちがあり、無痛分娩を選択することに。
事前に出産を誘発する計画分娩ながらも、万が一、それ以外のタイミングでお産が始まっても、24時間いつでも麻酔に対応してくれる産院で、出産することを決めました。

おしるしから出産がスタート。予定より早く誘発することに

第1子を出産したときの話をします。37週の6日にあたる夜、おしるしがありました。翌日に産院へ。「子宮口が開き始めているから、明日、入院して、明後日産もう」と言われました。もともと予定していた計画出産の日よりも1週間以上早く、驚いたのを覚えています。

処置の日は、夕方から入院。子宮口を広げる処置を内診のときに受けましたが、すでに4cmまで開いていたため、よく聞いていた内診をグリグリする痛みはありませんでした。そのとき、生理痛くらいの陣痛も来ていたので、背中から麻酔の針をさす処置も行うことに。「ここが無痛分娩のいちばん痛い部分だから」と医師から説明を受けましたが、チクッとする程度。そのまま夜を迎え、産院で一泊。背中に挿入したカテーテルが気になり、熟睡はできませんでした。

おなかの張りはわかるけど、痛みは全然感じない!

翌日の朝。7時から診察に。子宮口をさらに広げるバルーンを投入し、麻酔と陣痛促進剤を投与。ジーンとおなかが張るのを感じました。

正午に差しかかるころ、立ち会う予定の夫が産院へ到着。おなかの張る感覚はわかるけど、痛みはなし。LINEで母や妹に実況中継する余裕もあったので、無痛分娩ってすごいな!と。陣痛の波は分娩監視装置を見て確認。順調に陣痛が来ているようでした。

13時15分ごろ、先生が内診に。ぐっと力を入れて、ズン!と下腹部が重苦しくなり、パチンと音がしました。その瞬間、羊水がジャバッ!このときも痛みはとくにありませんでした。

強い圧迫感が押し寄せ、思わずうなり声をあげる場面も

14時ごろ。破水後、子宮口8cm開大で陣痛が弱まりました。しかし、先生の内診後、9cm開大に。陣痛促進剤の追加もあり、強い陣痛が復活。おしり側に強い圧迫を感じ、身をよじってしまうほど。個人的にはそれまでの様相とだいぶ異なり、押し寄せる圧迫感に恐怖を感じてしまいました。

それから約1時間がたった15時15分ごろ。夫と助産師さんに支えてもらって、テニスボールに座っていきみ逃し。私はいきみ感を強く感じるタイプだったようで、かたいものが突き破って出てきそうな圧迫感がものすごく、陣痛が来ているときは思わずうなり声をあげてしまいました。子宮口が10cm開大になった段階で、いきみを開始。

10回ほどいきむと、「頭が出てきているよ」と先生。会陰切開もしましたが、とくに痛みはありませんでした。ラストは脚ががくがくとけいれんし、上手にいきめませんでしたが、先生がおなかを押して、誕生!念願だった“赤ちゃんが出てくる感覚”も味わえました。

同じ処置を受けていても、人によって感じ方は異なる

私はいきみ感を強く感じるタイプだったみたいです。“無”だと思いすぎていたせいで、当日、その強い圧迫感に驚いて、プチパニックになりました。ただ、同じ産院で同じ処置を受けて出産したママに聞いたところ、その方は強いいきみ感を感じなかったそうで、個人差が大きいのかもしれません。また、その圧迫感によるパニックの影響で、それまでずっと立ち会いを私からお願いしていた夫にも、「立ち会わないでほしい!」と心変わりしたくらいなので(結局、助産師さんの説得もあり、立ち会ってもらいましたが)、麻酔をしているといっても、何が起きるのかはわからないのが出産なのだと思います。

2人目のときは痛みの落差に、あらためて麻酔のありがたさを実感!

ただ、念願の産む感覚を味わうことができ、満足のいく出産ができたので、その2年後に出産した2人目も同じ産院で無痛分娩を選びました。2人目はあれよあれよとお産が進み、産院に到着したときはすでに8cm開大。

「無痛なんだから、我慢せずにもっと早くおいで!」と注意されました(笑)。1人目のときは、痛みがまだ弱い初期から麻酔を始めていたので、痛いときと痛くないときの大きな差を感じませんでしたが、2人目のときは、すでに強い陣痛がきていたところに麻酔を始めたので、無痛分娩のありがたさをより強く感じました!また、一度目と異なり、コロナ禍での出産で、夫が立ち会うことはできませんでしたが、その分、助産師さんと力を合わせて、お産に集中できたので、逆に立ち会いがなくてもよかったかも!というのが本音です。

無痛分娩の専門家の入駒先生からメッセージ

最後に無痛分娩の専門家である入駒先生からこちらのママの体験談に関して、コメントをいただきました。

「この度は、ご出産おめでとうございます!無痛分娩を選択すると、産後の回復が早くなるという科学的根拠はまだありませんが、産後の疲労感が少なくなるとの報告はあります。高齢の方に対して、無痛分娩を積極的に進める施設もあるくらいです。また、出産のときに冷静でいられることも大きなメリットと言えるでしょう。

これから無痛分娩を希望する方は、無痛分娩および分娩施設を選択するときに、しっかり情報を集める必要があるとは思います。ただし、一旦施設を決めたら、あれこれと迷わずに医師を信頼してお任せしてしまいましょう。そしてぜひ、いい出産を迎えてくださいね」(入駒先生)

取材・文/江原めぐみ、ひよこクラブ編集部

監修/入駒慎吾 先生(いりこましんご)

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