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ママの部屋ってありますか? 子ども部屋はもちろん、犬専用の部屋さえあるのに…

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朝の寝室の蓮の位置でヨガを練習する目を閉じた美しい幸せな女の子
LightFieldStudios/gettyimages

不要不急の外出の自粛で、家族が家にいる時間が増えた家庭も多いのではないでしょうか。そのせいで、引越しや家を新築する際、個人のスペースを希望する人も増加したといいます。
ところで、子ども部屋や書斎はよく耳にしますが、ママ部屋などという言葉はあまり聞きません。
実態はどうなのか、口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた声をもとに、家族問題にくわしい林田香織さんに、家庭でできるスペースの確保などについてアドバイスいただきました。

自分の部屋はあっても、ゆっくりする時間がないという声も

まずはママたちの声を紹介しましょう。


■ 夫に書斎はあるのに、私の部屋はありません〜
「自分のスペースが欲しいです。
子どもが大きくなったら、子ども部屋を作るとか、男親は書斎があるとか聞きますが、女親には自分だけの部屋ってある家庭あるのでしょうか?」

■ 部屋数はあるけれど来客用の部屋になっています
「部屋の数としては家族人数分ありますが、私の部屋ができる予定はありません。
子どもたちの部屋と、夫婦の寝室、来客用の部屋ですべてです。
つい最近、犬を買ってる家庭向けのマンションのチラシを見たのですが、ワンちゃん専用のお部屋がついていてびっくりしました。『ワンちゃんにはお部屋がある時代でも、我が家には夫婦の個室はできないね』と夫と話していたところです」

■ 都心なのでとてもとても。リモート会議が大変です!
「都心の住宅事情であるワケありません! 夫婦の寝室のみです。
ペットがうるさいので、リモート会議のときは夫は車の中へ…。
赤ちゃんがもう一人欲しいと思ったとき、子育て手当もありがたいけど、もう1部屋分の家賃補助がほしいと思いました」

■ 1人で寝たくて家を建てる時に要望を出しました!
「1人で寝たくて家を建てました。2階に4部屋あり、超、超、超快適です!
よく考えたら猫2匹と一緒に寝ているので、厳密には1人ではないですが、これはこれで幸せです!」

■ 部屋はありますが、そこに行く時間がないです〜
「私の部屋はあるのですが、その部屋に行く時間などありません!
帰宅したら、すぐに夕食準備。遅くに帰宅しても、翌朝のお弁当の準備。日々、忙しすぎます」

■ 結婚当初から、それぞれのスペースを持っています
「賃貸ですが、自分の部屋を持っています。
夫婦の寝室というものはなく、結婚当初からそれぞれ自室があって、そこでそれぞれ寝ます。
1人の空間と時間は私には生活する上でなくてはならないものです。
少数派かもしれませんが、それがあったからこそ夫婦として、ある程度仲良くいられると思ってます」

■ 夫婦の寝室に自分コーナーを作って快適
「専用の部屋はないですが、最近夫婦の寝室の余ったスペースに机といす、棚を置いて、自分専用コーナーにしました!
そこで勉強したり、お絵描きしたり、ネイルやったり。クイーンサイズのベッドで昼寝したりもして快適です!」

■ 子どもが巣立ったので、ようやく自分の部屋を持てました
「先日、娘が巣立ったので、自分の部屋ができました。テレビ、たんす、ベッド、本棚しかありませんが、視界に自分の好きな物を増やしていきたいと思っています。
最近は、カーテンと電気傘をかわいいものに交換しました!」

日本の住宅事情でできる工夫は?

自分だけのスペース、やっぱり必要と感じる人が多いようですね。家族向けセミナーを多数行っている林田香織さんに、どんな家庭でもできる工夫を伺いました。


「ママの部屋、いいですね! 私もありませんが、あったらすごく嬉しいです。
我が家は男子3人と夫の5人家族ですが、都会のマンション暮らしのため、部屋があるのは大学生の上2人のみ。三男と私はリビングの一角にそれぞれ自分のスペースがあります。
考えてみると我が家で自分の部屋もスペースもないのは夫のみ! 私のリモート会議や息子たちのオンライン授業の合間を縫って、『お父さん会議なんだけど、使っていい?』とあちこち間借りしながら凌いでいます。多分、わが家で一番部屋が欲しいと思っているのは夫なのかもしれません。

家族といえども、ずっと同じスペースに一緒にいるのは疲れますし、家の中でもパーソナルスペースは必要で、それはママも同じです。ただ、日本の住宅事情ではなかなか難しいのが現状でしょう。
それぞれが部屋を持つことが難しい場合は、以下のような工夫をすると良いでしょう」

■ 時間で区切る
「在米中、子育て中のママが『毎日少なくとも2時間程度のme timeを持つようにしている』と聞いて驚きました。
子どもたちに『○時まではme timeにしましょう。緊急の用事の時以外はママに話しかけないでね』と伝えて、同じ部屋にいながら、それぞれで時間を過ごしていました。最初は短い時間から始め、だんだん時間を延ばしていったそうで、子どもたちも『ママも1人になりたい時間があって、それは当たり前のこと』と感じているようでした。
子どもがある程度大きくなってからにはなりますが、それぞれが別々に過ごす時間を明確に区切るのも一案です」

■ スペースで区切る
「家事や育児が忙しい子育て期は、部屋があっても結果的に部屋とリビングやキッチンを行ったり来たりすることになってしまいがちです。特に子どもが小さい時は、部屋に籠るのが難しいと思います。リビングの一角でも家具の配置を工夫すれは、視界を遮って集中できるスペースを創ることができます。部屋の片隅に自分専用の小さな机を置くだけでも気分が変わります」

大人の部屋を作るのは難しくても、時間やスペースで区切るのはいいですね! ちょっとの時間やスペースでも、日々の忙しさがリセットされて、活力が湧きそうです!
(文・橋本真理子)


林田香織さん
NPO法人ファザーリング・ジャパン理事 ワンダライフLLP代表。日米の教育機関にて日本語教育(高校・大学・ビジネスマン向け)に従事。8年の在米期間を経て、2008年帰国、2009年独立。自治体、企業で、両立セミナー、育休前・復帰前セミナー、夫婦向けセミナー、女性の社会復帰セミナー等の講師を多数務める。


■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

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