摩訶不思議!夢を見るようになった息子 [夫婦のじかん大貫さんのママ芸人日記#107]
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるコラム連載「ママ芸人日記」、今日も始まります!
【第107回】摩訶不思議!夢を見るようになった息子 [夫婦のじかん大貫さんのママ芸人日記#107]
2歳の後半の頃から、夢を見るようになった息子。
実際にはもっと前から夢を見ていたのかもしれませんが、夢を見たことを私や夫に伝えられるようになったのが2歳の後半頃からでした。
はじめのうちは、起きてすぐにギャン泣きすることがあり、なかなか泣き止まないということから始まりました。
どうしたのだろうと聞いてみると、どうやら怖い夢を見た様子の息子。
「それは夢って言って、実際には起こってないことなんだよ」
と、説明し、最初はあまりよくわからなかったようでしたが、何度かそういうことを繰り返し、徐々に理解をしていっているようでした。
時々、夢を見ながら笑い声を上げていることもあるのですが、そういうときの夢のことはあまり覚えていない様子の息子。
やはり、怖い夢を見たときは起きてからも頭から離れないようで、泣いたり怒ったり怖がったりと、感情が忙しそうです。
そんな息子が、最近ちょっと変わった夢の見方をするようになったのです。
それは、以前の記憶を呼び起こす夢。
ある日の朝、起きると同時に
「上野動物園でパンダ見た!」
と言い放った息子。
確かに去年の秋頃、上野動物園に家族3人で出掛けたのです。
本当は2歳の誕生日頃に行こうと計画していたのですが、2020年の3月末はコロナも流行し、緊急事態宣言が発令するかどうかという時期でした。
しばらくはやめておこうということで、コロナも落ち着いていた秋頃にようやく行くことができました。
とは言え、なんだかんだで一番楽しんでいたのはパンダ好きの私で、息子は動物よりも食べ物の方に夢中になっている、まさに花より団子の構図。
その後も、「動物園行ったの覚えてる?」と私が聞いても、そこまで良い反応が返ってくることはありませんでした。
しかし、夢の中で昔の記憶が甦ってきたのか、急にパンダの話をし始めた息子。
しかも、ただの「動物園」ではなく、はっきりと「上野動物園」と言っていたことにも驚きました。
またある朝は、
「僕のケータイどこ!?」
と言いながら起床しました。
息子がまだ1歳の頃、知育アプリや動画などを私が昔使っていたスマートフォンで見せていたことがありました。
そのときに「自分のケータイ!」という感じで、いつも得意気におもちゃと一緒スマートフォンを宝物にしていた息子。
しかしその後、目が悪くなってしまいそうだからという理由で、スマートフォンではなく、テレビに動画やアプリを映して楽しむことにしたのです。
そのため、ここ1年以上は息子専用のスマートフォンは出していなかったのですが、突然夢の中で記憶が呼び起こされた様子の息子。
起きてからも、「ケータイ!ケータイ!」と探しはじめ、引き出しの奥に見つけた際には、「やったー!僕のケータイ!!」と、とても嬉しそうでした。
こんな風に、突然昔の記憶を夢で思い出すようになった息子。
まだまだ解明されていないことが多い「夢」や、人類の「脳」の不思議を感じざるを得ないここ最近です。
夫婦のじかん大貫さん プロフィール
吉本興業所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。
・「夫婦のじかん」YouTubeチャンネル