「もしや神様の設計ミス!?」出産はなぜ痛いのか?をママたちが改めて考えてみた
出産はなぜこんなにも痛くて長いのか? 動物の出産は、人間ほど時間もかからず、うさぎなんて1匹を数分で産んでしまうそうです。
人間は、他の動物と比べると、母体に対してかなり大きく産まれてきますよね。だから、痛い! 人は長い年月をかけて進化してきたのに、出産は、なぜ都合よく進化してこなかったのでしょうか? この痛みがなければ、初産を迎える恐怖や不安もないはずなのに…。
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、出産はなぜ痛いのか?をテーマにさまざまな見解があげられていました。
二足歩行への進化による痛み
「二足歩行に進化したのが原因だったような。出産の時の痛みのほとんどって、骨盤を開く動きが痛かったですよね。二足歩行になったせいで骨盤が小さくなって、出産が苦痛になったという話を聞いた気がします」
「類人猿・人間の場合は、脳の大きさのせいかなぁと思います。あと、出産に負担がなかったら、種が増えすぎてしまうから、一種の抑制効果のような…」
なるほど、進化による痛みなのですね。だったら、痛くないように都合よく進化できなかったのでしょうか? この疑問に対するこんな見解も。
本来はもっと伸びるはずだった! もしや、神様の設計ミス!?
「痛みがあるからこそ、これから生まれるということがわかるためではないでしょうか。もし早産となった時、何の痛みもなかったら対応が遅れますよね。痛みがあることのメリットはあるのだと思います」
「苦もなくするりと出てきちゃったら、大だと思ってトイレ行ったら赤ちゃんだったとかになりそう。陣痛があるから、そろそろだって準備できるわけで。でも、もうちょっと痛くなくてもいいんじゃない?って思わなくもないけど」
「人類は自然界で弱小クラス。知恵を武器に生き延びて繁栄してきた種ですから、知恵(帝王切開や無痛分娩など)で痛みを克服するべく能力を持つ生き物へと進化しているとも言えるのでは?」
「強烈な痛み=命の尊さを植え付けるためかなと考えました。大きな試練を乗り越えたからこその感動や決意や想いがあるのかなと」
「あの痛みは、己を試されているのかと。反抗期まっ最中の息子に手を焼いてます。親になるためには、出産のあの痛みに耐えられるくらいの忍耐力や強さがなきゃいけないんです。」
「神様による“穴”の設計ミスでは? スイカが楽に通るくらい伸びる予定だったのに、ありゃ、思ったより伸びないぞ。苦しそうだけど、なんとかなってるみたいだし、まいっかぁ的な(笑)」
確かに神様の設計ミス説も一理あり(笑)。それでも母は、神様の設計ミスをも乗り越えてきた偉大な生物なのかもしれませんね。
(文・井上裕紀子)