ひとり親、1対1の関係の作り方[ハハのさけび #125]
3歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期を経て(連載「妊婦のハッケン」)、出産した私(連載「ハハになった日」)。この連載「ハハのさけび」では、育児をする中での気持ちの変化や、母親になって変わった世の中の見方などを書いていきます。親という共通点を持つみなさんに、共感してもらえたら嬉しいです。
ひとり親、1対1の関係の作り方[ハハのさけび #125]
「ひとり親になった日」で書きましたが、私はシングルマザーです。ハハのさけび#121-125では、ひとり親ならではのさけびを書いてみようと思います。
1対1の関係というのは、けっこう難しい場面もあるなと、ときどき思います。例えば子どもを叱る時に、本当は怒っている役と慰める役がいるといいんだろうな、と思うのですが…。いつも私が怒っているだけで、「よしよし、何が悪かったと思う?謝ろうね」と言ってくれる人がいないんですよね。
以前何かの本で読んだのですが、ひとり親だとついつい父親役も担ってしまい、厳しくなりがちなので、特に小さいうちは意識的に甘やかした方がいいのだそうです。確かに忙しい毎日の中では、「◯◯しなさい」となってしまいがち。なるべく命に別状のないことは許したり、スキンシップを多めにしたりと、意識的にするようにしています。
ただ、そうやって甘やかさなかったとしても、親がひとりなので、当然とても愛が重い(笑)。3才とはいえ、私にべったりです。きっと今だけだろうなと思いつつ、毎日「大好きだよ」とお互いに愛の告白をしあう日々。息子が恋人みたいな感覚になってしまうのもわかるわ…と思いつつ、依存しすぎないように、気をつけなければ!
最近は、ひとりで遊んだり本を読んだりする時間も増えてきた息子。私も、一緒にいても自分の作業をしたりという時間を増やしています。常に息子が甘えられる場所、見守れる場所にいながらも、成長に合わせて少しずつ、親子の距離感を作っていきたいなーと思っています。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産した37歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを更新しています。