ひとり親、不安は自由の裏返し[ハハのさけび #124]
3歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期を経て(連載「妊婦のハッケン」)、出産した私(連載「ハハになった日」)。この連載「ハハのさけび」では、育児をする中での気持ちの変化や、母親になって変わった世の中の見方などを書いていきます。親という共通点を持つみなさんに、共感してもらえたら嬉しいです。
ひとり親、不安は自由の裏返し[ハハのさけび #124]
「ひとり親になった日」で書きましたが、私はシングルマザーです。ハハのさけび#121-125では、ひとり親ならではのさけびを書いてみようと思います。
恥ずかしながらいまだに、夜めちゃくちゃ不安になって、枕を濡らすことがあります。私一人の収入でやっていけるのか。もし今の仕事が続けられなくなったら、ひとり親で再就職は難しいのでは。もし私が体を壊したらどうなるんだろう。今は親に頼りきって生活しているけど、親が体を壊したらどうなるんだろう。……大体、不安になるのは、体調も悪いときなのですが。
でも実は、心のどこかで「一回どん底を乗り越えているので、いざとなればどーにでもなるか。」という気持ちも。どん底というのは、子どもが0才の時に元夫が出ていき、離婚の決断を迫られた時、のことですが…。それに比べたら、子どもが元気でさえいてくれれば、経済的な困窮とかは耐えられるのでは、と。強くなったものです。
そして、離婚により人生何が起こるかわからないんだなということを学んだので…逆に、人生何をしてもいいんだよな、という気持ちもあります。子どもと一緒に海外に行くのもありかもな、とか。30才すぎて新しい夢を目指してみたっていいんだよな、とか。不安は自由の裏返しで、親子二人が仲良く元気でいられれば、何してたっていいんですよね。
これはひとり親に限らないと思いますが、つきつめれば、子どもが元気でいればそれ以上望むことはないんですよね。母は強し(母に限らず親だと思いますが)、なんて言いますが、そういうことなのではと思います。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産した36歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。