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栄養価が高いオートミールは、離乳食にピッタリ。好き嫌いが多い子どもにも【管理栄養士】

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転がされたオートムギまたはオート麦フレーク、木製の背景に黄金の小麦の穂。
※写真はイメージです
Arx0nt/gettyimages

海外では、朝食などで日常的に食べられているオートミール。離乳食にも当たり前のように取り入れられ、赤ちゃんに食べさせているケースが多いようです。栄養豊富で健康にいいオートミールは世界的に推奨されている食品ですが、日本には白米の食文化が根づいているため、まだなじみがない人も多いのが現状のよう。そんなオートミールを、離乳食に取り入れるメリットや活用ポイントについて、管理栄養士の中村美穂先生に聞きました。

オートミールってどんな食べ物?栄養価は?

――オートミールとは、何が原料の食べ物なのでしょうか?

中村先生(以下敬称略) オーツ麦(オート麦)、日本名だと燕麦(えんばく)を脱穀して押しつぶし、食べやすく加工したものです。米や小麦と同じ穀物の一種ですが、精製された白い米や小麦粉に比べて、胚芽(はいが)部分が残っているため、栄養価が高い全粒穀物です。


――栄養価が高いと聞きますが、具体的にどのような栄養素が含まれているのでしょうか?

中村 エネルギー源となる糖質、脂質をはじめ、体を作るタンパク質、カルシウム、亜鉛、葉酸、貧血を予防する鉄、代謝を促すビタミンB1など、赤ちゃんに必要な栄養素をバランスよく含みます。

精白米と比べると、オートミールのほうがタンパク質は2倍強、鉄は5倍弱、カルシウムは9倍強多く含まれます。栄養価の高さが特長です。

離乳食にも使えるオートミール、食べさせていい時期の目安は?

――赤ちゃんに必要な栄養をたっぷり含むオートミール、離乳食では何カ月ごろから食べさせていい食材なのでしょうか?

中村 基本は主食(穀類)なので、やわらかく炊いてなめらかにすりつぶすなど食べやすく調理すれば、おかゆや野菜に慣れてくる6カ月ごろからが目安です。

離乳食にオートミールを取り入れるメリットは?

日本だと、離乳食の主食といえば精白米のおかゆがメインです。離乳食の時期に合わせて10倍がゆ、7倍がゆ、5倍がゆ、軟飯などと水分量ややわらかさを変えていき、大人と同じごはんを食べられるように進めることが多いですが、オートミールも同じように主食になるのだとか。オートミールを離乳食に取り入れるメリットは、大きく2つあるそうです。

【メリット1】精白米よりも栄養価が高い

――栄養素についての解説でもあったように、精白米よりも鉄・カルシウム・タンパク質などの栄養価が高い点は、オートミールを食べさせるメリットの一つだと言えるでしょうか?

中村 そうですね。とくに、鉄分は6カ月ごろから不足しやすい栄養素です。鉄補給のためにも、心強い食品の一つだと言えます。赤ちゃんは、エネルギー源となる主食や甘い味を好むもの。そのため、いちばん多くとる主食の質を高めるのはいい方法です。


――とくにオートミールでの栄養摂取がおすすめなケースはありますか?

中村 主食のおかゆはよく食べるけど、肉や野菜をあまり食べてくれない、食物アレルギーがあるといった赤ちゃんには、主食で鉄やカルシウムなどの栄養をとれるオートミールを食べさせるのがおすすめです。

【メリット2】加熱済みなので調理がラク

――精白米と比べて、調理の手軽さについてはどうなのでしょうか?

中村 オートミールは、一度加熱したものを乾燥させているので、水分を加えるだけで、短時間で調理できます。インスタント食品のように調理が簡単な点もメリットです。

とろみとやさしい甘み、香りがあるので、ほかの材料とも合わせやすい面もいい点です。水をよく吸うので、水でふやかしたオートミールをつなぎにしてハンバーグやお焼きを作ると、栄養をプラスできておすすめです。

ヨーグルトと合わせたり、スープに入れたり、お湯の代わりにだし汁を使って和食にしたり…など、いろいろな使い方ができて便利ですよ。

離乳食だけでなく大人のごはんにもおすすめなオートミール。上手に活用を

――中村先生もオートミールを愛用しているとのこと。離乳食はもちろん、大人にもおすすめの食品なのでしょうか?

中村 乾物なのでストックができ、お湯を加えるだけで食べられるので、忙しいときも手軽に栄養補給ができて助かります。離乳食だけでなく、大人の健康や美容、便秘改善などにもメリットが大きいので、おいしく食べられて体に合うようでしたら、ぜひ親子でオートミールメニューを楽しんでほしいと思います。

お話・監修/中村美穂先生 取材・文/ひよこクラブ編集部

栄養が豊富で調理も簡単なオートミール。選択肢のひとつとして、離乳食に取り入れてみるのもよさそうです。最近では、スーパーでも普通に棚に並んでいるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

中村美穂(なかむらみほ)先生

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