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実録!わが家の保活事情「繰り返すこと4回、そのスタートからゴールまで」

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保育園に子どもを入園させるための活動「保活」。100人いれば100通りある保活のスタートからゴールまでの様子を、ひよこクラブ読者に聞きました。人気インスタグラマーのモリフクロコさんの、四度にわたる壮絶な保活体験も、まんがで紹介します。

【体験談1】指数をアップさせて、希望の認可園へ

保育園の定員を応募人数が大幅に上回る保活激戦区に住んでいるKさんファミリー。息子さんは4月生まれで、家の近くにある認可園の0才児クラスへの入園を希望していました。

産前に情報収集をスタート!

自身が住む地域が、保活激戦区であるという情報を早々に入手したKさんファミリー。そこで、産前から役所へ情報収集に行っていたといいます。
「家の近くにある認可園が第一希望。でも、その園に入るには、わが家の指数では厳しそうで…。そこで、早めに認可外園に入り、復職することで加点をねらおうと考えました」(Kさん)

認可園の選考に用いられる指数の項目や加点の内容は自治体によってさまざま。認可外園に通うことで加点を得られる自治体が多いですが、事前に役所などで確認をしてください。

出産後、認可外園にアプローチし始めるも…

息子さん誕生後、勤務先に復職の意思を伝え、認可外園にアプローチをスタート。ところが、どこも定員がいっぱいで、しばらく入園が難しいという状況だったそうです。

あきらめかけていたとき、少し離れた場所にある認可外園に空きがあるという情報を知り、年度途中の11月に入園&復職が決まったそうです。
「年度途中での認可外園の入園はあきらめかけていましたが、情報収集を続けてよかったです。でも入園できた園は、自宅から園まで40分、園から勤務先まで50分。時短勤務だと通えるギリギリの範囲だったので、ちょっと大変でした」(Kさん)

ゴールは、第1希望の認可園に入園決定!

Kさんファミリーは、認可外園の通園による加点を得ることができ、翌年4月に、第1希望の認可園、0才児クラスに入園できたそうです。自身の保活を振り返りKさんは、「産前に自分の住む地域が保活激戦区であることを知れたのがラッキーでした。計画的に動き、認可外園に通って指数をアップできたことが、第一希望の認可園に入園できたカギだと思います」と話してくれました。

【体験談2】認可園全滅! どうにか認可外園に入園

東京都在住のOさんファミリーの息子さんは11月生まれ。認可園の1才児クラスに入園するのが目標でした。産後しばらくして引っ越しを検討していたOさんファミリーでしたが、引っ越し先がなかなか決まらず、保活を始められたのは、息子さん誕生の翌年、夏ごろだったそうです。

役所で情報収集をスタート。まさかの倍率にびっくり

役所で、家から通える範囲にある保育園の、昨年度倍率を調べてもらったら、なんと10倍近い倍率だったといいます。
「正直、こんなに倍率が高いと思っていなかったので驚きました。それでも、申込時に希望園を13園も書けるし、どこかには入れるだろう。と当時は思っていました」(Oさん)

コロナ禍の影響で園見学は予定通りに進まず…

園見学の申し込みを始めても、コロナ禍の影響で見学の人数制限があり、なかなか予定通りに進まなかったそうです。結局、認可園は10園見学し、認可外園は見学ができず、場所の確認のみになってしまったそう。
「いろいろ悩んだ結果、認可園の入園書類には希望を9園のみ記入しました。認可外園は見学もできませんでしたし、申し込みしませんでした」(Oさん)

認可園全滅。急いで認可外園に申し込んでなんとかゴール

その結果、認可園はすべてが不承諾。すぐに認可外園3園に問い合わせて、入園書類を提出。そのうちの1園に内定し、1才児クラスに4月入園が決定したそうです。

当時を振り返りOさんは、「家の近くに認可園がたくさんあること、入園書類に希望園をたくさん書けることで、どこかには入れるだろうと油断していました。最終的に決まった園には見学に行っていなかったので、面接まで不安が残りました。でも、面倒な事前準備がいらなかったり、保育料も思ったより安かったり、結果オーライでした。それでも申し込む可能性がある園には、見学に行っておいた方が安心ですね」と話してくれました。

【体験談3】2人の子どもを同じ認可園に入れるために四回も保活!?

人気インスタグラマーのモリフクロコさんは保活激戦区に住む二児のママ。きょうだいそろって同じ認可園に入園させるために行った保活の回数は、なんと四回! その壮絶な保活体験をまんがで紹介してくれました。

四回も繰り返される保活。その苦労とは

途中、入園書類の様式が変わったり、新型コロナウイルスの感染拡大により内定していた園の入園辞退を決めたり、紆余(うよ)曲折あった、モリフクロコさんの保活。
モリフクロコさんは自身の長い保活を振り返り、「泣かされることも多かったけれども、わが家は保活を笑顔で終われて幸せでした。でも、保活で泣く親がまだまだ存在するのは事実。だれもが当たり前に、希望する園に入園できる未来が早く来ることを願っています」と話してくれました。

保活を経験し、保育士不足が保活を大変にしている原因のひとつと考えたモリフクロコさんは、なんと保育士の資格取得に挑戦。その様子のまんがも、インスタグラムやブログでアップしているそうです。

Profile
@morifukuroko (モリフクロコ)
愛知県在住の会社員ママ。保活の体験談や、日々の育児に関することをまんがやイラストにして公開。インスタグラムのほか、ブログにも育児まんがを投稿しています。

ブログ:モリフクロコblog

Instagram:モリフクロコ(@morifukuroko)

Twitter:モリフクロコ(@morifukuroko)

まんが/モリフクロコ 取材・文/ひよこクラブ編集部

先輩ファミリーの保活ストーリーはいかがでしたか? 子どもが多くの時間を過ごす施設だからこそ、申し込み前に見学などができるよう、計画的に行動したいものです。コロナ禍というハードルもありますが、3つのファミリーの体験談を参考に、保活をスタートさせてみてください。

参考/『ひよこクラブ』2021年6月号「変わる保活!」

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