見て見ぬふり?はっきり言う?夫婦の金銭感覚のすれ違い
できるだけ貯蓄はしたい!そのために節約を……と考えるのは自然なこと。しかし、夫婦で節約をすると言っても、その感覚がズレている場合も。妻側からするともったいない!という意識でも、夫からするとこれぐらいケチケチするな!とケンカのきっかけになることもあります。
口コミサイト『ウィメンズパーク』のママたちはどのように節約感覚の違いを解消しているのでしょうか。ママ達の声を集めてみました。
遠慮なく言い合う
「うちは私が贅沢・浪費家気味で夫が清貧の人です。感覚が違うなと思ったことはお互い遠慮なく言い合うようにしています。でも、お互い育ちが違うことは尊重し、自分の感覚を強制的に押し付けたりは絶対にしないという感じ。結婚して20年近いですが、このやり方で夫婦仲は非常によいです」
「私はけっこう言うほうです。例えば電気のつけっぱなしなら、何度かは私が消して、そのうえでどこかのタイミングで、『もったいなーい』『私はつけっぱなしは嫌いだなー』と。
でも『消すのついつい忘れるよね。分かるわー』と、付け足します。責められた訳じゃないと思って欲しいので」
「お互いに倹約家ですが、だからといって夫は私のお金の使い道や使い方には全くノータッチ。好きなようにすれば良い、という人です。感覚の違いがあるときは話し合いですかね……」
何も言わずにスルー
「節約うんぬんを言うのが嫌になってきています。だから、やめました。
水道の出しっ放しとか、ならギャンブルとかよりは比べものにならないわ!と、思うようになっています」
「過去に私流に合わせさせようとしたら、夫に文句を言われました。確かに、皿洗いなどはしてくれる方がありがたいので、水を流しっぱなしで1枚1枚…というのは目をつむることにしました。そうじゃないと、不穏な空気になるし。ってことで、我が家では『実際にやる人の意見が一番優先』というルールです」
「細かいことは見て見ぬふりです。我が家も金銭感覚はさほどありませんが、水の出しっぱなしは気になります。なんで少量でもガスつけてお湯を出すのだろうと思います。
でも、してくれることのほうが大事なので言いませんね」
物を大事に、と話す
「我が家は金銭的な節約については緩くて、コンビニも行くし、ペットボトルも買いますけど、無駄なことはしません。節約という切り口ではなくて、ものを大切にする、無駄なことをなくすという方向から話をしてみるのもいいかも」
もったいない!とガミガミ言ってしまうとお互いに疲弊してしまう場合もあります。違う切り口でやんわりと伝える、というのも手のひとつですね。
設備を見なおす
「人が変わらないので、変えられるものは設備を変えました。
うちは、夫同様子供も玄関や廊下、トイレや洗面脱衣所の電気つけっぱなし。いくら言っても直らないので電気をセンサーに変えました。可能な限りスマートホーム化しており、別の部屋や外出先からも『アレクサTV消して』と消してます。食器洗いの不満は、食洗機で解消しました」
スマートホームで解決!は現代的かも。設備で環境を変えられる、というのは大事ですね。
夫婦という近い関係だからこそ、言いづらいということはあります。ただ、価値観はどこかですり合わせたり、諦めたり、ということをしないと一緒に生活するのも苦しくなってくるのではないでしょうか。よりよい生活をするためにもどのような方法がベストなのか、夫婦で一緒に考えられるといいですね。
(文:ふくだりょうこ)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。