「腹六分目がちょうどいい」「見返りを求めてはいけない」などなど。ママ友関係で学んだこと
ママ友、それは幼い子どもを通して知り合った、全員が「母親」という肩書きをもった特別なコミュニティ。大変な時期を助け合った戦友という声もある一方、「友」とあるけれどただの知り合いという声も。口コミサイト「ウィメンズパーク」に「なんだかなー、と思うことが多かったママ友関係。みなさんのママ友関係で学んだことを教えてください」という声が届きました。
基本は近すぎず、遠すぎず。相性の良い人とは自然と仲良くなれる
ママ友関係では苦い経験をした人は少なくないようで、ダントツに支持された意見は
「ママ友付き合いは、物足りないくらいが丁度いい。せいぜい腹六分目」
でした。子どもありきの関係のため穏便にすませたい、というジレンマを抱えつつ、人間観察に励んだママからさまざまな格言が出ました。
「ママ友に別のママ友の悪口を言ってはいけない。どこでつながっているか、わからないから。
本心は話さず触れず、答えたくない質問はオウム返しで対処。
結局は近すぎず遠すぎず、かな」
「子ども同士が仲良しでも、そのママとは無理して仲良くする必要はない。無理をすると、想像以上にストレスが大きいから」
「ママ友は子どもの絡みがない方が仲良くなれる。とくに受験の話は同級生、同性のママは難しいです」
「仲良くなった途端に『うちに遊びに来て〜』と呼ばれて、喜んで行くとお化粧品とかお鍋とか宗教の話になる。転勤族です。数回ありました」
「急速に仲良くなるのではなくて、少しずつ距離をつめて様子を見る。そもそも相性の良いママ友とは、自然と仲良くなれる」
「依存べったり系が集まったグループは避ける。
結束力が高い分、集団心理なのか『ばれなきゃいい』と、ルールを破る傾向がある。
緊急事態宣言中の頻繁なランチ、家に集まったり、などなど」
「『子は親の鏡』は、本当なんじゃないかしらと思うことも。
例えばやんちゃ系のお子さんの親って、話すと楽しくて悪い方ではないのですが、世間の常識がわからない。普通しないよね? ということも平気でして、何が悪いのかまったくわかっていない。だからお子さんもああなるのかなぁ」
「挨拶を無視する人は所詮はそんな人。仲良くしても良いことないから気にするな、と思います」
「見返りを求めてはいけない。
車に乗せてあげても、頼まれごとを引き受けても、相手に見返りを求めない心づもりが大切。だから嫌なとき、無理なときははっきり断る。そうでないとチリツモで不満が爆発する」
「顔がやたらと広く、いい人オーラをプンプンさせる八方美人は要注意。
実はとても腹黒いことがある。
その逆に『嫌いな人とは付き合わない』と公言する人の方が、さっぱりしていて付き合いやすい場合も」
「PTAにやたらと熱心な人とは、あまり深く関わってはいけないと自分に言い聞かせてます。ほとんどはボランティア精神にあふれている良い方ですが、ときどき『私いい人なのよー、すごいのよー』と、強引にことをすすめ、周りにもそれを要求してきて、周囲が困る時があります」
「ママ友関連でモヤっとしたことは、追及や解決をしない方がいい。
ネットでは絶縁だの、抗議するべきだの、意見があふれているけど自分で握りつぶすのが得策。解決しなくても、いつか消滅する関係だから大丈夫」
「人間関係の噂を信じちゃいけない。皆から怖がられている人、嫌われている人と話してみると、実はそうでもない」
しかし、こんな意見も。
「ママ友は普通の友だちと同じ。いないよりいた方が楽しい」
「ママ友関係で困ったことはひとつもありません。
だってママ友関係に限った話じゃない。私にとってママ友関係は、ほかの友だちや、仕事関係と同じです」
ママ友に限らず人間関係は、何事も無理をしすぎないことが大切なようです。
文/和兎 尊美
■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を抜粋したものです。