妊娠報告、いつにする？[夫婦のじかん大貫さんのママ芸人日記#116]

2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるコラム連載「ママ芸人日記」、今日も始まります！

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【第116回】妊娠報告、いつにする？

私事ですが、現在第二子を妊娠中です。
妊娠をすると、身内や会社に妊娠をいつ報告するかなどタイミングを考えるかと思いますが、これが中々難しいなといつも感じます。

実家には、心拍が確認できてつわりも始まった比較的早い段階で言っていましたが、義実家へはもう少し遅いタイミングで伝えました。
と言うのも、義父が嬉しさのあまり、安定期前に親戚や知人に話してしまうということがあるのです。
今回も安定期前に「話したい」と夫が相談を受けていました。
嬉しい気持ちはありがたいのですが、まだ不安定な時期には万が一のことも考え、あまり広めてはほしくない気持ちがあるものです。

会社員をしている友人は、つわりが酷く会社を休んで入院することになったため、初期の段階で妊娠を会社に報告しなければならなかったそうです。
私も毎回つわりが大変なタイプなのですが、妊娠のことを周りに言えない中で平静を装って仕事をこなさなくてはいけないという日々が中々辛いときもありました。

芸人という職業柄、第一子のときの妊娠初期に、2mくらいあるひな壇の上で収録をしたり、ドッキリをかけられて連れ去られたりということがあったため(運良くこの時のドッキリは連れ去られるのは夫だけでしたが)、マネージャーには妊娠を報告して危ない仕事は事前に相談してもらおうと思ったことがありました。
しかし何となく嫌な予感がして「妊活中なので」という言い方で当時のマネージャーに伝え、体に負担のある仕事を避けてもらえるようにしていました。

すると次の日の劇場の楽屋で、とある社員さんに
「今、妊活中なんですよね？」
と大声で声を掛けられました。
あっという間に楽屋中に広まってしまったため、「妊娠」のことを言わなくて正解だったなと感じました。

「芸人」という職業が特殊だからなのかはわかりませんが、周りにお喋りな人が多いということもあり、安定期前に妊娠のことを伝えていたら公の場で話されてしまったりだとか、子どもの名前を公表していなかったのにSNSで出されてしまったりだとか、そんな話もよく聞きます。
そういったこともあり、安定期に入りお腹の大きさが隠せなくなる頃に、私はいつも妊娠のご報告をSNSでしています。
本来なら出産後に落ち着いてからご報告をしたい気持ちもあるのですが、多分それができるのはお金にも余裕がありスケジュールの調整も会社にきいてもらえる選ばれし人のみではないかと感じます。
私のように日々馬車馬のように働いているタイプは、「その報告いる？」と知らない方に言われながらもご報告するしかない状況だったりするのです。

自分が妊娠してから気付いた様々なこともあり、芸能人の妊娠報告のニュースを目にすると、いろいろな事情があるよね…と、勝手に思い入れを持ってしまうようになりました。

コロナ禍での妊娠ということもありいろいろな面で不安もありますが、出産まで健康第一で周りの方々に感謝し頑張っていこうと思います。

夫婦のじかん大貫さん　プロフィール

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