保育園は別世界!本当に少子化!?[夫婦のじかん大貫さんのママ芸人日記#118]
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるコラム連載「ママ芸人日記」、今日も始まります!
【第118回】保育園は別世界!本当に少子化!?
芸人をやっていると、結婚をしない人もとても多いです。
結婚をしても、仕事の時間も休みも不定期なので子どもを持たない人も少なくありません。
今はその人に会ったライフスタイルを選んで様々な人生を送れるため、フリーランスにとっても、良い環境になったと感じることは多いです。
しかし、やはり芸人仲間を見てみると少子化というのは納得せざるを得ず、子どもを持つということは簡単ではないなと思う部分もあります。
その一方で、息子の通う保育園では、都心にもかかわらず子だくさんな家庭が多数存在します。
わが家は第二子妊娠中ですが、まだ息子のみ保育園に通っているという状態です。
しかし一人っ子の割合は少ないように感じるのです。
兄弟がいるという子が多く、双子もいますし、3人、4人…6人兄弟のご家庭も!
保育園の送迎時には、たくさんの子どもを連れたお父さんお母さん方がおられ、とても少子化の時代だとは信じがたい光景です。
私自身は、やはり子どもをもつということはお金もかかりますし息子を出産するまでは2人目を躊躇する気持ちもありました。
しかし実際に子育てをしてみると、あまりのかわいさに、2人目はおろか、大家族の方々の気持ちもわかるまでになってしまいました。
自分の子どもが10人以上いるなんて…!
そんな楽しいことがあるなんて……!
とても羨ましい!
しかし現実問題、わが家にはそこまでの金銭的余裕はありませんし、年齢的にもここから何人も出産するというのは無理そうです。
独身時代は、少子化のニュースなどを目にし、自分などが子育てを本当にできるのだろうかと悲観的になったりもしました。
そういうことを口にすることで、ただのらりくらりと生きているのではなく、責任感があるからこそ子どもをもつことに簡単に踏み出せていないのだという免罪符を得ていたような気もします。
しかし本音はやはり、子どもが欲しかったのです。
とは言え、簡単に「子どもは絶対欲しいです」などとフリーランスで且つ未熟な私が発言したら…と、消極的な考えになっていたところがあります。
メディアなどでも、新しいライフスタイルで生きる提案が取り上げられることが増えてきましたが、子どもをもちたいと思う人がもっとポジティブになれるようなニュースもたくさん溢れるといいなと思う今日この頃です。
夫婦のじかん大貫さん プロフィール
吉本興業所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。