友利新 「私も3人目は不妊治療で…」と2人目不妊治療に悩むママにアドバイス
1人目の子どもが生まれたけれど、2人目はなかなか授からない…。不妊治療を始めようか…と悩むファミリーも少なくないといいます。今回は「2人目が欲しいけれど、不妊治療をしてまで望むのはぜいたく?」という悩みに、3人のママで皮膚科医の友利先生が、ママの視点でアドバイス!
ママ×医師 友利先生の子育てが楽しくなる処方箋#30
不妊治療をしてまで2人目を望むのは、ぜいたくですか?
<ママからの質問>
1人目を約4年の不妊治療を経て授かりました。そのときは「1人でいいから授かりたい!」と思っていて、息子が生まれて本当に幸せです!でも、息子が4才になった今、「もう1人欲しい」と思っている自分がいます。
アラフォーですし、2人目も不妊治療は避けられないと思うのですが、あのつらい治療をもう一度するのかと思うと、ためらいもあります。ただ、やらずにあきらめてしまうと後悔する気も…。1年間と区切りを設けて、不妊治療に挑戦しようかと思っているのですが、不妊治療してまで2人目を望むのはぜいたくでしょうか?
(4才2カ月 男の子のママ)
子どもを育てながらの不妊治療は大変ですが、ぜいたくではありませんよ
不妊治療をしても授かることができない方もいますが、2人目を希望することはまったくぜいたくではなく、むしろ授かったわが子がかわいいからこその、自然な感情なのではないでしょうか?
実は私自身、3人目は不妊治療をして授かりました。2人もいてもう1人なんて、それこそぜいたくなのではという思いもありました。でも、私自身が三姉妹だったこともあり、当初から、できれば子どもは3人欲しいと思っていました。また、そのときすでに年齢も40才だったので、ここであきらめてしまったら、その後「きっとあのとき、治療していたらもしかしたら授かっていたかもしれない」と後悔すると思ったからです。
ただ、子育てをしながらの不妊治療は、通院や体調の変化など想像よりも大変だったので、みなさん全員に不妊治療をすすめるわけではありません。でも、欲しいと思うのなら期間を決めてトライしてみるのもいいのではないかと思います。どちらを選択しても、後悔のない選択になるように願っています。
構成/ひよこクラブ編集部
子育てをしながら不妊治療をして、3人目を授かった友利先生のアドバイス。多くのファミリーの参考になったのではないでしょうか?家庭により、事情はさまざまだと思いますが、将来、後悔しないような選択をしたいものです。