山田ローラ 日本とアメリカではこんなに違う!紙おむつ事情
ラグビー選手の妻でママである山田ローラさんは、2016年に男の子と女の子の双子を、2020年に女の子を出産し、3人の子育てに奮闘中です。
現在は米・シアトルで生活しているローラさんですが、アメリカでの子育てで戸惑っているのが、ぴったりの紙おむつを探すこと。日本と同じメーカーのものでも、サイズ表記が違ったり、肌触りに違いがあったり。日本では当たり前に売っている、あの便利な○○タイプがアメリカにはない!? 今回は、そんなアメリカの紙おむつ事情を教えてくれました。
同じメーカーなのに、サイズ表記が日本と違った!
2016年に双子を出産してからずっとお世話になっている、パンパースの紙おむつ。なぜパンパースかというと、ほとんどの国で販売しているからです。しかし同じメーカーでも、国によって仕様が異なる部分がたくさんありました。
まずはサイズ展開。日本だと新生児サイズから始まり、S・M・L などのサイズ表記が一般的ですが、アメリカではまさかの数字表記。新生児サイズはNB(ニューボーン)でわかりやすいのですが、そこから1・ 2・ 3・・・7まで…。ぱっと見、サイズがわからない上に、なんだかサイズがたくさんあるんです。
アメリカでずっと育てているなら、サイズが小さくなったらサイズアップするだけなのであまり数字は気にならないけど、日本でずっとSサイズを使用していていきなりアメリカへ行くと、何番の紙おむつを買えばいいのか、最初は混乱しました。
数字の下に書かれている体重の目安を見て、最近の健診で何キロだったかなと、必死に産後でボケボケの記憶をあさり、なんとな〜くこのサイズで試してみようと、少量入った袋を購入しました。ちなみにアメリカへ引っ越した当初、7カ月だった次女は、サイズ3でぴったりでした。
紙おむつの肌触りの違いも、要チェック!
いい感じのサイズを見つけ出せたと思いきや、今度は同じパンパースでも国によって、若干肌触りが違うので、これもまた要チェックなんです。素材やつくりが多少異なるため、敏感肌の赤ちゃんは、ここでまたじっくりセレクトしなければなりません。さまざまな条件(大げさ!?)をクリアして、やっとこれだ!と思う紙おむつに巡り合えたと思ったら、新たなる試練が…。
日本で普通に買えるあの便利なタイプが、 アメリカには売ってない!?
赤ちゃんは、おむつ替えの最中に動きたくなるー! 生後7カ月。日本であれば、そろそろパンツ型の紙おむつに変更しようかと思う時期ですが、アメリカには探せど探せど、パンツ型が売っていない。かろうじてあるのは、トイレトレーニングを始めるときに使用する、あのトレーニングパンツ。肌触りはよくなくてカサカサ、しかも薄い。そしてサイズ展開がなかなかない。4年前にアメリカにいたときも、転がりまわる双子を必死に抑えて、テープ型の紙おむつでなんとか乗りきった記憶がありました。日本に帰国してパンツ型を買ったときに、どれだけホッとしたことか・・・。
そんな思いもあり、今回はアメリカでも絶対パンツ型を探すぞー!と、かなりの気合を入れてお店へと向かいました。2019年に、パンパースから日本で売っているものと類似のパンツ型紙おむつが販売された、との情報をキャッチしていたので、少しウキウキ気分で売り場に足を運ぶと。
ない。
どこにもない。
たくさんの紙おむつブランドがズラリと並ぶ棚の端から端まで、箱をかき分けて奥まで見ても、売ってない!! 念のためほかのブランドを見てみるも、テープ型ばかり…。在庫切れかな?と少しばかりの希望を持ち、お店の人にパンツ型の紙おむつは・・・?と聞いてみると
「こちらですね!」とトレーニングパンツの方へ案内されてしまいました。
ちがーう!!(笑)
お店にないとなると、ネットで購入するしかない。ソワソワしながら検索してみると、ついに発見!!
だけど小さいサイズの発送日が数週間後・・・。そして値段もかなりの割高。住んでいる地域も関係しているのか、もともとの在庫も少なそうでした。
やっぱりアメリカではまだ、認知度が低いパンツ型の紙おむつですが、徐々に種類も増えてきてるので、未来への期待は持っています。
日本へ戻るまでは、当分赤ちゃんとレスリングをしながら、テープ型で頑張ることにしました。トホホ。
文/山田ローラ 構成/ひよこクラブ編集部
山田ローラ
Profile
タレント・コラムニスト。1988年9月23日生まれ。アメリカ・アイオワ州出身の日米ハーフ。アメリカで大学を卒業後、日本でモデルデビュー。2015年3月にラグビー選手の山田章仁さんと結婚、2016年9月に男女の双子を出産。2020年9月に次女をハワイで出産。