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このボタン触ったことなし!? 最近の高機能家電にママたちの要望が殺到なワケ

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台所で壊れた電子レンジを見て怖いと魅力的な女性
LightFieldStudios/gettyimages

今回のテーマは、進化の著しい家電についてです。ママの中には、「ここまでの高機能、使いこなせない!」という声も。
口コミサイト「ウィメンズパーク」からママたちのリアルボイスと、家電アドバイザーの和田由貴さんのアドバイスをお届けします。

すべての機能を使い倒している人はいるの?

――毎日、使っている家電。でも、なかなか使いこなせずにいるという機能について、ママたちの声を紹介します。


■ オーブンレンジ、もっとシンプルな機能だけでいい
「オーブンレンジはたくさんボタンがあるけれど、トースターか電子レンジとしてしか使ってないです…」


■ 冷蔵庫の自動製氷器、掃除が面倒だから製氷皿に戻して〜
「今や多くの冷蔵庫に自動製氷機能ついていますが、私はその管理が苦手で、できあがりの氷をためる場所で、昔ながらの製氷皿で氷を作ってます。自動製氷器の掃除やメンテナンス、大変じゃないですか?昔ながらの製氷皿と選べるといいのに…」


■ 洗濯機の蓋の自動ロック。せめて解除機能を!
「うちは粉石鹸を使って洗濯をしているので、洗濯機が回っている状態のところに粉石鹸を入れたいのですが、蓋ロック機能搭載の機種が増えて、粉を入れてある程度回してから洗濯物を入れるという二度手間に…。
蓋の自動ロック、洗濯物の入れ忘れのときにも不便だし、せめて自動ロックを解除できる機能があるといいのに」


■ 洗濯機の柔軟剤投入口。信頼ならない
「洗濯機の柔軟剤投入口に柔軟剤を入れたことがありません。
なんだか洗濯機をまわす前に入れた柔軟剤が、本当に最後のすすぎで投入されるかが心配だし、投入口がベタつきそうなので」


■ 音声での操作。なかなか通じ合えません
「音声操作がうまく使えません…。
私の滑舌が悪いんでしょうか。なかなか通じ合えていません」


■ レンジの出し忘れアラームが何度も鳴ってうるさい!
「オーブンレンジの取り出し忘れ防止のアラーム機能はなくてもいいと思います。
うちのレンジ、温めが終わっても取り出さずに1分経つと『ピピッ』と鳴るのですが、それがとにかく鬱陶しいです。手が離せないときやすぐ取り出せないときも多いし、無視すると、さらに1分後に鳴ります。
なんか『早く出せ!』って急かされてる気分になるんですよね。
まぁ、この機能がないと困る人もあるだろうから、せめてオンオフ機能を付けて欲しいです」


■ 家電がしゃべる機能って、必要ですか?
「家電関係の機能じゃないですけれど、いちいち、しゃべらなくていいと思います。
家電に『お洗濯ご苦労様です』とか言われても…。最近は冷蔵庫もしゃべるそうですね」

オーバースペックはストレスの元。家庭ごとの使い方に合わせて選ぶのが大事

ママたちの意見、どれもとってもわかります。でも、せっかく進化している家電なんだから、うまく付き合いたいものですね。
家電アドバイザーの和田由貴さんに、最近の家電の特徴と購入する際のヒントを聞きました。

――最近の家電の傾向を教えてください。

「最近の家電は高機能なものも多いですが、例えばパンを焼くだけというように、1つの機能に特化したものと高機能を追求したものとの2極化の傾向がありますね。
だから、既に持っている場合は仕方がないですが、新しく購入する際は、自分がどういうふうに使うかを考えて選ぶといいでしょう。
最近のAIを搭載していている家電は学習する機能が備わっていて、『余計な機能』と思っていても、使ってみると便利なことがたくさん。だから、信用ならないとか使わないなどの思い込みを捨てて一度頼ってみると、すごく使い勝手がいいことがありますよ」


――例えば、どんな機能なのでしょうか。

「昔の電子レンジは、中に入れたものを重量センサーで測って温めていたんです。そうすると、少量のものをお皿に入れて温めたら、加熱しすぎになりましたよね。
でも今のレンジは、赤外線センサーで、どのくらいの大きさでどのくらいの温度で水分量はどのくらい、などということを測って、希望の温度にまで温めてくれるのです。だから加熱しすぎもないし、解凍に使っても、一部に火が通ってしまうということもなくなりました。

冷蔵庫も進化していますね。昔は庫内の温度調節を人がしていましたが、最近のものは冷蔵庫が学習します。今は外気温がどれぐらいだから、何度くらいで冷やすのが一番省エネになるなどと考えて稼働しています。
また、朝食や夕食の時間には頻繁にドアを開閉するけれど、夜中はほとんど開閉しないというような家族の生活スタイルにあわせて、冷やしたり節電したりもします」


――古い家電よりも新しい家電のほうが、省エネ効果が高いとはよく聞きますね。

「そうですね。ただ、最新のものや売れ筋商品だからといって選ぶのではなく、オーバースペックすぎず、自分の生活スタイルや普段の家電の使い方に合わせて、選んだほうがいいと思います。

私事ですが、家には1階と2階にルンバがあるんです。でもルンバって、一度稼働すると1時間半ぐらい動いているし、動いているときは結構うるさいので、ちょっと汚れているところを掃除したいというような用途には使いづらいんです。
だからルンバがあるにも関わらず、いつもリビングはフローリングワイパーで掃除をしていました。ただ、フローリングワイパーで掃除をするゴミは不織布のようなシートに全部くっつくわけではないから、集めたゴミを捨てたり、掃除機で吸ったりしなきゃいけないじゃないですか。
それがとても面倒くさかったんです。
それを解決するためにたどり着いたのが、据え置き型の掃除機です。ワイパーで集めたゴミを、その掃除機の前に持っていってスイッチを押したら、ゴミを吸ってくれるというもの。
これが便利で、おかげで掃除のストレスがなくなり、我が家の2階はルンバはいらなかったということがよくわかりました。

だから、家電を購入するときは、いろんな機能が付いていてめちゃくちゃいいと思っても、ほとんど使わない機能もあるので、自分の生活スタイルや普段の家電の使い方に合わせて、考えることをオススメします。


考え方としては、冷蔵庫やエアコンは、家電が自分で考えて動くもののほうがトータルで節電になるし、便利でしょう。
オーブンレンジや掃除機、洗濯機は、自分はこう使いたいというように、使い方のこだわりがあると思うので、生活スタイルに合わせて選んだほうがいいと思います」

(和田由貴さん)

家電の買い替えでは、売れ筋商品やクチコミ評価の高いものを選ぶ人もいるのではないでしょうか。自分の生活スタイルや使い方に合った家電を選んで、家電のストレスを減らしたいですね。
(取材/文・橋本真理子)

※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

和田由貴さん

PROFILE
家電アドバイザー、節約アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活躍。また、環境カウンセラーや省エネルギー普及指導員でもあり、2007年には環境大臣より「容器包装廃棄物排出抑制推進員(3R推進マイスター)」に委嘱されるなど、環境問題にも精通する。私生活では2人の子をもつ母。日常生活に密着したアドバイスが得意。

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