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HSCの概念に出合い~うちの子コレかも!~母は自責の念から解放されて気がラクに~【育児体験談】vol.2

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母と娘の愛情のセット
uika/gettyimages

一人っ子ながら、育児の悩みの尽きないワーママライターの“チャーミー小結”です。育児の知識・経験不足の未熟さからくるものだと思っていた育てにくさ。ふと「困っているのは、もしかして子どもの方かも?」と感じたことをきっかけに、HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)の概念に出合えました。そんな私の育児体験談を綴ります。

「HSC」と出合い、理由に納得! 

新生児の頃から、「寝ない・食べない・遊べない」のアンサンブルで途方に暮れていた頃、託児付きの保育士受験講座を受講しました。子どもを理解できれば、もう少し上手に対処できるかもと思っての一念発起。講座では、子どもを持つまで全く知らなかったことを次々知れて、「赤ちゃんや子どもなりに、ちゃんと理由があるんだ」と気付かされました。

そんな中、講師兼託児室の責任者でもあったベテラン保育士さんから、「この子はちょっと難しい子だから、“虐待”しないように気を付けてね」と、言われ。「うちの子、ほかの子と違うかも……」と感じていたことに「やっぱりそうか!」と合点がいったのと同時に、“虐待” の心配をされたことにショックを受けました。

彼女の膝の上に赤ちゃんを持つママ
hisa nishiya/gettyimages

自分の口で説明できない赤ちゃんが、ママ・パパにわかってほしくて出すサインだとすれば、困っているのはこの子の方。この出来事をきっかけに、この子をちゃんとわかってあげたいと、強く思うようになりました。

そこから猛烈に育児まわりの情報収集をスタート。タイミング良くHSCの概念に出合う日が訪れました。

HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)とは、“人一倍敏感な気質をもつ子”のことで、約20年前にアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士によって発表されたそうです。HSCの主なサインは、過度な人見知りや怖がり、寝つきが悪い、感覚過敏があるなどいくつかありますが、病気ではなく、あくまでも子どもの「気質」なので、発達障がいのように診断名もつきません。

「これって、うちの子のことだ!!」と、目の前の霧が晴れるような感覚を得たのは、今でも忘れられない経験でした。

「寝ない・食べない・ひとり遊びしない」の理由-うちの子の場合-

おしゃべりが上手になり会話ができるようになった頃、夜泣きやお昼寝しなかった理由を聞いてみると、「夜中に薄暗いなかで、抱っこしてユラユラしているママの影がボーッと壁に映って、怖くて大泣きしていた」と、まさかの本末転倒パターン!「眠ると、ひとりで知らない世界に行ってしまうようで、怖くて眠れなかった」とも話してくれました。

乳幼児期のそうしたシーンや感情をハッキリ覚えていることにも驚きでしたが、「眠ること」自体が怖いのだと知りました。いつもと違う部屋の空気、匂い、音、肌着の感触など、環境の微妙な変化に敏感に気付くうちの子にとって、とりわけ入眠することは高いハードルだったようです。

泣いて、ベクトル イラストかわいい男の子。
Boonyen/gettyimages

離乳食を受け付けなかった理由も聞くと、「 “知らないもの・知らないこと”が怖かった」そう。どんなメニューでも匂い・色・形・味・舌触りなど、乳幼児にとって未知との遭遇。“知らないもの”認定してしまい、チャレンジしてみようという気にもならなかったようでした。加えて、シチューごはん・カレーライス・丼もの・ドレッシング・マヨネーズ・ケチャップ、それから三角食べも全てNGの理由は、「味が混ざるのがイヤだから」と。

「口にするものぜーんぶ“異物”だからイヤだった……」と聞いて、離乳食を早めに諦めておいて、努力を棒に振らずに済んで良かったなと思いました。

この子にとって
「知っているもの=あの味! 大丈夫」
「知っているもの+知らないもの=どんな味? やめとこう」
「知らないもの+知らないもの=予測不可能! NG」という判定に。
料理の腕前とかまったく関係無かったそうで、一気に脱力しました。

泣いている男の子と彼の母親は彼を励まします
uika/gettyimages

他の子とうまく遊べなかった理由を聞くと、遊具では順番を待っている子たちからの何気ない視線を強く感じて、とても遊び続けられなかったから。モノにも感情移入するので、おもちゃは「疲れてるな」と感じてとても遊ぶ気になれなかったから。これならどうだと、おかずカップに分けて作ったキャラクター弁当も「食べたらウサギさんがかわいそうだから」と、とても食べるなんてできなかったそうでした。

また、“おんぶ”がNGだった理由も眠ることと同じで、「ママの顔が見えない=ひとりで知らない世界」に感じてしまう恐怖からのようでした。

いま思えばティッシュやタオル、マスクもとてもこだわるので、遊具やおもちゃの手触り、色合い、劣化度合いなど、さまざまな要素もプラスしていたのかもしれません。
 
一人っ子は、想像力が豊かになってひとり遊びが得意になると言われます。しかしうちの子の場合、常にさまざまなことが気になる+集中してしまってひとりの世界に入るのが怖かったので、自宅でほかの子がいない空間でさえも、ひとり遊びができなかったようでした。

この子が私に伝えたかった理由がわかり、さらに長所だと捉えることができた私は…

※この体験談はあくまで個人の体験・感想です。

[チャーミー小結*プロフィール]
フリーランスで働く1児の母。子育ての無知を知り、保育士の勉強や、子育て支援サポートのリーダーとして活動した経験を持つ。今は庭で母猫や母鳥が子育てしているのを、ママ仲間として見守っている。

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