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HSCは持って生まれた長所! 敏感さで広がる世界【育児体験談】vol.3

更新

お子様用の設計
johavel/gettyimages

一人っ子ながら、育児の悩みの尽きないワーママライターの“チャーミー小結”です。見知らぬ土地で、初めての妊娠・出産・ワンオペ育児でぶつかった育てにくさの壁。子どもの側に立ち、HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)の概念に出合えたことで、子も親も納得!ストンと肩の力が抜けて、ほかの子と比べること無くのんびりマイペースに過ごせるようになれました。

そんな私の育児体験談を綴ります。

感受性の高さをポジティブ転換! この子には安心感が何より大事

集団生活が始まると、いろんな場面でわが子の敏感な気質を感じることがありました。例えば、先生に注意されているのが隣の子だとしても、共感しすぎてしょっちゅう一緒に落ち込んでしまっていました。その反面、転入生やポツンとひとりでいる子には、誰よりも先に声をかけたりと、この頃には友だちともだんだん関われるようになっていました。

また、学校の準備は全部自分で管理するように伝えていたせいか、天気予報が晴れでも、折りたたみ傘を毎日必ずランドセルにイン。給食用のお箸は2セット、筆箱の中は予備だらけでパンパン、マスクも5~6枚は必ず持って行くようになりました。最初は「隣の子みたいに先生に怒られないように」という理由だったのが、忘れ物した友だちに貸して役に立ったことが嬉しかったらしく、何でも予備まで入れて大量の荷物に。

そんなこんなも、以前の私なら大丈夫かなと心配していましたが、HSCを知って「それはとても素敵な長所で、なかなかできないことなんだよ」と寄り添い、子どものそのままを丸ごと受け止め、手出し口出しするのをぐっとこらえて見守れるようになりました。

園や学校に行っている間にも、「ママが急に倒れて死んでいるのではないか」「家に強盗が入って殺されてたらどうしよう」と不安でたまらなかったらしく、友達からの遊びの誘いも一切断って急いで帰ってきていました。そのため、私は勤めに出る仕事から自宅でできる仕事にシフト。学校から帰宅したときに「いない!」というトラウマを生まないようにしたいと考えたからです。

今日のレイン
loliputa/gettyimages

たまに地震や雷があると、子どもの不安レベルはマックスに。学年が上がってもひとりでは寝られません。そんな中で私にしがみついて眠る時は、必ず怖い夢を見てしまうようでした。そこでふと、この感受性の高さを良い方に転換できるのではないかと考え、子どもの好きな絵本やマンガを就寝前の読書タイムの習慣に。すると予想は的中! 本やマンガの登場人物が出てくる楽しい夢を見られるようになりました。

寝る前に好きなことを考えただけで、すぐその夢を見られるなんて本当に羨ましい限り。この方法に気付いてからは、その日どんなに嫌な出来事があっても、眠る前に楽しいポジティブな話しをしたり大好きな本を読む習慣を続けることで良い夢の中へ。徐々に「眠ること」に対する恐怖を克服することができました。

食べることについては、「味が混ざるのがイヤ」と聞いたことをきっかけに、ご飯もサラダもハンバーグもトーストも「上からかける・つける」ことをせずそのままを味わうように。私も、付き合っている内に素材をしっかり吟味して選び、薄味でヘルシーな食生活になりました。

その反面、もし災害時に避難所生活を強いられるようになると、この子は何も食べられなくなるのでは?と、新たな心配が。そこで、備蓄食料にしていたインスタントラーメンを食べさせてみましたが、案の定受け付けず。この子が食べられる備蓄食料を探求するなかで「手作り味噌」と出合いました。

この子のおかげで、私は食の大切さに気付かされました。一方、子どもはファストフードやジャンクフード、清涼飲料水の類いとは一線を引き、素材の味や違いのわかる味覚を得ることができました。

成長とともに悩み事は変わっても、大丈夫だ!と思えるように

背が高い・低い、かけっこが速い・遅いなどと同じく、HSCは「ひと一倍敏感な感覚」を持って生まれた気質・特性なので、受診して「診断」されるものではありません。

その概念を知らず、初めての子育てでは育児書や保健師さん・保育士さんの助言、ほかの子たちと比べて心配に。しかし何となく「困っているのは子どものほうでは?」と感じたきっかけから子育ての無知を知り、この子を理解しようと努めました。

その過程でHSCの概念に出合い、まず「自分の育て方がダメなの?」と、下がりきっていた自己肯定感が回復。子育ての気負いや肩の力が抜けてラクになったのはもちろん、人が気付かないことまで気付ける素晴らしい長所を持った我が子がますます大好きになりました。

社会研究と歴史
emma/gettyimages

HSCはまだまだ認知度が低く、小児科医師、保健師さん、保育士さん、幼稚園や学校・習い事や塾の先生といった子どもと関わる職業の方にも知られてないことも。また、親としては「ほかの子と違う」ことを認めたくない心理が働いてしまい、ひとりで悩み抱え込む傾向にありました。

私はこの概念を知ったことで、子どもとの向き合い方が変わり、早くに長所として気づくことができて、成長とともに変わる育児の悩みも新たな発見の連続で楽しめる部分が増えました。

※この体験談はあくまで個人の体験・感想です。

[チャーミー小結*プロフィール]
フリーランスで働く1児の母。子育ての無知を知り、保育士の勉強や、子育て支援サポートのリーダーとして活動した経験を持つ。今は庭で母猫や母鳥が子育てしているのを、ママ仲間として見守っている。

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