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「おばあちゃんですか?」と、言ってきた失礼なママ友と仲良くできますか? 【子育てアドバイザーに聞く】

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灰色の背景の上に孤立した思慮深い神経質な若い女性のイメージ
filistimlyanin/gettyimages

「『おばあちゃんですか?』と、言ってきたママ友と仲良くできますか?」という声が、口コミサイト「ウィメンズパーク」に届きました。ママ達の反応と、子育てアドバイザーの長島さんに聞きました。

失礼な発言したうえに無視してきたママ友。笑顔で会話できますか?

「今から10年前、下の子を産んだばかりの頃、私はうつ気味で体調も悪く、身なりに気配りができていませんでした。
娘の幼稚園のお迎えでのことです。いつもはバスですが、その日は園まで出向きました。娘が駆け寄ってくると、隣の女性(以後、Aとします)が『◯◯(娘の名前)ちゃんだよね。うちの娘から聞いています。おばあちゃんですか?』と、笑顔で言ってきました。
余裕がなかった私は怒りに満ちた強い口調で『いいえ!』と、だけ言って去り、家で大号泣。ちなみに当時私は32歳、相手は年上です。
その後、園や小学校で顔を会わせても無視され、私も仲良くしたいとは思いませんでした。
それが中学になって、Aさんからいきなり笑顔で挨拶されました。保護者会でママ友数人とおしゃべりしていたら、Aさんが『こんにちは!』と、輪に入ってきたのです。
あまりに突然で、あたりさわりなく会話しましたが、正直話したくありません。また傷つけられそうで。
ちなみに私は立ち直り、ダイエットして仕事もして年相応のおしゃれをして、ママ友もかなり増えたと思います。
その後も私が誰かと話しているとAさんが入ってきます。そのたびに私はモヤモヤ。
Aさんとはご近所なので仲良くした方が良いのは確かです。でも一言謝罪があれば心も軽くなると思ったり、10年以上前の話を根に持つ私の心が狭いのかと思ったり。
みなさんが私の立場なら、仲良く話しますか? 」

仲良くする必要はないけど、挨拶程度でスルー

「おばあちゃんなんて、そんな無神経なこと言う人がいるの?  仲良くできるわけがない。でも無視はしません。挨拶のみ」

「謝罪はいらないかなぁ。私なら謝られたら、どう反応したら良いか困るから。
でも仲良くしたいとも思わないので、挨拶のみかな。冷たい態度はかえってストレス溜まるんだよね」

「相手は覚えていないと思います。こうやって悶々とする時間が無駄な気がします。
とはいえ私も仲良くしたいとは思わないので、挨拶程度のお付き合いかな」

「みなさんありがとうございます。Aさんは忘れている、というご意見がありましたが、覚えていると思います。
『いいえ!』と、言った時はかなりビビった反応で、その後の10年間はわかりやすくあからさまな無視でしたから(笑)
突然笑顔で挨拶してきたのは、詳しくは書けませんが、私が意外に顔が広いことを知ったのだと思います。さらっとそのことを聞いてきたので(私ははぐらかしましたが)。
皆さんの意見を聞いてホッとしました。挨拶のみで関わらないようにします」

と、投稿主さんは〆ました。

すべてを水に流す必要はないけれど「昔は昔、今は今」と割り切って、と専門家

過去にわだかまりがあるママ友とのお付き合いで心がけることは何か、2人の母である子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。

「体調が悪くて身なりに気配りができていなかったときに、ママ友から『おばあちゃんですか?』という心ない言葉。自身の心身の状態が良くなかったときにかけられた言葉だけに、さぞかしショックを受けたことでしょう。

そのママ友から、10年越しに『こんにちは!』と輪に入ってこられたとのこと。正直、困惑しますよね。『また傷つけられそうだから話したくない』という相談者さんの気持ちも良くわかりますが、あの出来事から、10年も時は流れています。

そのママ友さんは、『失礼なことを言ってしまったな』と思いつつ、日々の忙しさの中で、相談者さんにあやまるタイミングを逸してしまっていたのではないでしょうか。

10年という年月は、子どもたちの心身を著しく成長させますし、そんなわが子の姿を見守るママの価値観や考え方も、子どもの成長とともに少しずつ変わっていくことが多いようです。

不快な思いをしたことをすべて水に流す必要はありませんが『昔は昔、今は今』とわりきり、まずは笑顔で挨拶から。距離をそれ以上縮めることに抵抗があるなら、
・ そのママ友さんとの世間話に付き合い過ぎない。
・ ランチなどに誘われても、都合をつけて笑顔で断る。
などを心がけるとよいと思います」

長島ともこ

フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。大学生と中学生の母。
https://www.tomokonagashima.com/

文/和兎 尊美

※文中のコメントは「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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