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片づけのプロが伝える どうしても散らかってしまう、子ども部屋のお片付けポイント5

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非常に厄介な部屋で遊んでいる子供の屋内肖像画
AnnaNahabed/gettyimages

今回は、多くのママ・パパが悩んでいる子どもにお片付けを教える方法について。「誰でもできる暮らしを彩るお片付けメソッド」第19回、実践編

■教えてくれたのは…さかもとりえさん。
日本収納検定協会、収育指導士、整理収納アドバイザー、ホームステジャーなど。ときめき片づけインストラクター(旧名称)資格取得後、様々な片付けの手法を学び、講演・セミナーで講師として活躍。日々の現場で、片付けの悩みに寄り添いながら「一人一人に応じた暮らしを彩るためのお片付け方法」を伝えている。ブログ『暮らしを彩るお片付け』が好評。

お片付けを習慣にするにはまずは仕組み作りから!

子どもにお片付けを習慣にしてほしいと思いつつも、実情は散らかり放題、解決してほしい!というお片付けサポートの依頼を受けることが多くあります。
おもちゃが散らかっている状態は、子どもにとっては好きなものが部屋中にあっていつでも遊べる状態。
それは心ときめく状態で、なぜ片付けないといけないのか、小さい子はまだ理解が難しいもの。

やみくもに『片付けなさい!』と叱っても、そもそもどうやって片付けるのかがわからなければ片付けられません。
まずは親がお片付けの方法を知った上で、最初は一緒にお片付けをしていきましょう。

いままで何度もお伝えしてきたように、片付けるためには「仕組み作り」が必要です。子どものお方付けを習慣にするためにも、やはり重要なのはこの点なのです。
子どものお片付けを習慣にするには、片付けるための仕組み作りが必要です。

今回は、仕組みを作るための子ども部屋のお片付けポイントをお伝えします。

【ポイント1】アクション数の少ない収納グッズを取り入れる

モノを元に戻すためのアクション数が多くなると、子どもは片付けなくなります。
できるだけふたがない、入れるだけ、かけるだけ、置くだけの収納グッズを取り入れてください。

【ポイント2】ざっくり収納でOK

細く仕切ったり、カテゴリーを細かく分けることもアクション数が増える大きな要因。
収納はざっくりと大きなカテゴリー分けでOK。子どもは遊びたいおもちゃは自分で見つけに行きます。
最初は大人が考えるようなきれいに整理整頓した状態にならなくても、使ったら戻すことができればOK。
だんだんできるようになってきたら、少しずつ、カテゴリー分けをしていきましょう。

見つけにくい、遊びにくいと子ども自身が感じたら、次はどうやって収納したら使いやすくなるかを子どもと一緒に考えてください。
誰かに強要されるより、自分で考えてトライ&エラーを繰り返すことで工夫することを考え、お片付けのスキルも上がります。

【ポイント3】子ども目線で収納を考える

大人が思っているよりも子どもの目線は低いもの。
簡単に手が届くか、持ち上げて置ける高さか、奥まで目線が届くかなど、
一つ一つの収納をお子さんに確認しながら進めてください。
一緒に収納作りをすることで、自分でもお片付けができるという自己効力感があがります。

【ポイント4】きれいの共有

片付けられたらほめることは大切です。その上で『きれいになったね』『すっきりして気持ちいいね』など、お片付けの効果を共有してください。
その記憶は潜在意識に働き、今後の片付け習慣にプラスに作用します。

【ポイント5】モノの気持ちを一緒に考える

自分の家が安心して過ごせるように、モノにも安心できる家が必要なことを伝えてください。
『もし〇〇ちゃん(君)が家に帰してもらえなかったらどんな気持ち?』
『モノも一緒、悲しいんだよ』
モノの気持ちがわかれば、モノを大切にする気持ちが生まれます。
モノを大切にする気持ちがあれば、家に返してあげたいと思い、しいては片付けができるようになります。
なにが入っているか明記するラベリングは収納する際、モノの住所として効果的です。
何丁目何番地のように子どもの興味のひくような『ひまわり丁目』や『かぶとむし番地』などをつけると、楽しみながらお片付けができますね。
まだ文字が読めない場合は入れるモノの写真やイラストをはっておくと戻しやすくなります。

習慣を定着させるには、意志の力ではどうにもならないとも言われています。
片付けられようにするにはこの5つのポイントおさえた仕組み作りでトライしてみてください。
整った環境は精神の安定につながり、小学生のお子さんなどは、帰宅後すぐに宿題をするようになったという嬉しいご報告もいただきます。。

自転車に乗ることと同じで、一度身に付けたお片付けのスキルは忘れることはありません。
現在、片付けられなくて悩む大人が世界中にたくさんいます。
自分の子どもたちがそうならないためにも、今から仕組み作りをして、お片付けのスキルを磨いてあげてください。
こどもたちにモノに煩わされない、彩りある人生を歩いてほしいと願います。

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