はじめての言葉は英語?日本語?どっち? 山田ローラのバイリンガル育児
ラグビー選手の妻でママである山田ローラさんは、現在、5才の男の子と女の子の双子と、1才の女の子の3人の子育てに、日々、奮闘中。今回は、子どもたちが話す言葉について教えてくれました。山田家は英語と日本語のバイリンガル育児を実践している中で、とても興味深いのが、初めて発する言葉だそう。日本語なのか英語なのか、みなさんはどっちだと思いますか!?
二女がどんなふうに言葉を習得していくのか、日々観察するのが楽しい♪
上の子たちはもう5才になり、住む環境によって言語を変えている傾向がみられるように。アメリカにいる間は、学校や習いごとが英語で行われるので、英語が増える傾向があります。日本に戻ってきたとき、日本語を忘れちゃったかな?と心配しましたが、幼稚園に通って数週間が経つころには、たどたどしかった日本語のボキャブラリーが増え、スラスラと話せるようになりました。
家の中では英語、外では日本語のちゃんぽん生活の中で、二女はどのように言葉を習得していくのかをあらためて観察するのが、とても楽しいです。双子のときは必死すぎて、こんな余裕を持っていなかったので(笑)
二女が1才を過ぎたころ、最初に出た言葉は「ママ」でした。(やったー!) でも、ママは英語でも日本語でも“ママ”。次の言葉は「ダダ(ダディー)」ここにきて英語!
上の子たちが“ダディー”って呼ぶのをまねしてるからなのか、パパより言いやすいのか。
次に興味を持ってくれたのは犬でした。お散歩中に犬を見かけると、うれしそうに指さしするので、「Puppy (子犬)」と教えるようにしています。私のまねをして「ぱ!ぱ!」とは言うものの、時間が経つと忘れてしまうようです。そこで双子が「ワンワンだね!」と教えてみたところ、二女はすぐにインプットして、次から犬を見るとすぐに「ワンワン」と言うようになりました。猫も同様、英語の“キャット”を使うよりは「ニャンニャン」のほうを記憶しています。
ここだけみると英語か日本語かは関係なく、言いやすいほうを選んで話をしているように見えます。もう少し難しい言葉はどうかなと気にしていたところ、出てきたのが
「ありがとう」と「thank you」。
言うのが簡単な“サンキュー”が出てくるかと思いきや、インプットしたのは「あぁと」(ありがとう)でした。そうきたかー!(笑)
今のところ感じるのは、英語と日本語というくくりは関係なく、彼女が言いやすい言葉を、彼女なりに選んで使用しているみたいです。これからどんどん増えていくボキャブラリーの中で、彼女が言葉を選びやすいように、どちらの言語もしっかり教えていくことが、重要なのかなと思いました。
文/山田ローラ 構成/ひよこクラブ編集部
山田ローラ
PROFILE
タレント・コラムニスト。1988年9月23日生まれ。アメリカ・アイオワ州出身の日米ハーフ。アメリカで大学を卒業後、日本でモデルデビュー。2015年3月にラグビー選手の山田章仁さんと結婚、2016年9月に男女の双子を出産。2020年9月に次女をハワイで出産。