山田ローラ「私が朝まで眠れたことは、まだ片手で数えるほどしかない」悪戦苦闘中の3人の子どもの寝かしつけ
ラグビー選手の妻でママである山田ローラさんは、現在、5才の男の子と女の子の双子と、1才の女の子の3人の子育てに、日々、奮闘中です。今回は、ローラさん流の寝かしつけについて、教えてくれました。双子の2人も、二女も、みんなそれぞれ、寝るときのスタイルが違っていたそうです。一筋縄ではいかない、寝かしつけ問題、みなさんのおうちは、どうですか!?悪戦苦闘したローラさんがたどり着いた寝かしつけ方とは・・・。
眠りのスタイルが正反対の双子、ネントレ大苦戦の日々・・・
数年前に、ねんねトレーニングについて書かせてもらいました。双子は、寝るサイクルをどうにか同じにしないと、親は寝不足で日中体力が持ちません。
前回の手順として簡単に説明すると、スリープサック(着るブランケット)に赤ちゃんを入れる→授乳→真っ暗な部屋にあるベビーベッドに寝かせる→ホワイトノイズメーカー(雑音スピーカー)をスイッチオン→赤ちゃんがグズっても本気で泣くまで様子をみる。そしたら数週間後には、見事に双子は朝までぐっすり寝るように!
と思いきや…。そんな喜ばしい幸せな夜は、長く続かなかったのです。
双子の娘のほうは、産後すぐから寝かしつけには手がかからず、起きているときにベビーベッドに寝かせると、そのまま眠ってくれる子でした。一方息子はというと、常に動いているタイプ(寝てるときも)で寝つきが悪く、夜中も数回起きていました。夜泣きがひどかった時期はそれほど長くはなかったものの、いきなり朝方、3時とかに急に覚醒し、“きゃっきゃっ”となる…。数時間後には自然と眠りにつくものの、息子の朝方の覚醒につき合ってる私は、万年、寝不足に!
5才になった現在も、長女は夜すぐに眠って朝までぐっすりですが、寝起きの悪さといったら…。わが家では有名です(笑)。
息子は寝つくまであっちこっち寝返りし、枕やブランケットの位置を変えたりと忙しく。やっと眠ったかな?と思った瞬間に、大胆な寝返りで壁に体を打って起きてしまう始末。夜中に数回は起きて、トイレに行ったり水を飲んだりしながら、部屋を徘徊しています。ただし、息子の寝起きは、最高にいいのです!(笑)
双子で経験したのに…二女はまさかの新タイプ
眠りにつくスタイルが正反対な双子なので、第3子がどのタイプでも対応できる自信がありました!
と思いきや…。二女は双子の2人を足して2で割ったような、新タイプの睡眠スタイルだったのです。
生まれて数カ月間は授乳中に寝落ちし、そのままベビーベッドに運ぶと、すぐに眠ってくれました。しかし、月齢が上がってくるにつれ、だんだんと寝つきが悪くなっていきました。十分に熟睡していそうだけれど、私が側を離れるとすぐに起きてしまう“ママっ子タイプ”になってしまいました。そして、ママがいないことに気がつくと号泣し、一度泣き始めると、なかなか泣きやまない…。
これはいかん!と思い、直ちにネントレをスタートした結果。
まったく効果無し。
本気泣きするまで様子を見ていたら、鼓膜が破れるくらいの爆音で叫び続けます。現在1才を過ぎ、娘が眠りについたあとに忍者のようにスーっと部屋を出れば、数時間はママ時間を楽しめます。が、私が朝まで眠れたことは、まだ片手で数えるほどしかありません。
でも実は、最近新たな発見がありました。小さいころからホワイトノイズメーカーをつけながら寝ていた子どもたちは、同じ部屋で私が話していても、まったく起きないのです。旅行でホテルに泊まったときに、数時間大人が近距離でお茶会をしていてもスヤスヤ。部屋の明かりを消さなくてもスヤスヤ。外で花火が上がっていようと、ゲラゲラ笑い声がしていても関係無く、スヤスヤ。最高すぎます!!(笑)
そして、現在3人の子育てをしていて思うのは、
寝る子は寝る。
寝ない子は何をしても寝ない。
ということ。
ママ自身がストレスを感じるなら、教科書通りのネントレや寝かしつけはやめて、その親子それぞれに合ったスタイルを見つけていくのがベストだと思います。
文/山田ローラ 構成/ひよこクラブ編集部
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
山田ローラ
PROFILE
タレント・コラムニスト。1988年9月23日生まれ。アメリカ・アイオワ州出身の日米ハーフ。アメリカで大学を卒業後、日本でモデルデビュー。2015年3月にラグビー選手の山田章仁さんと結婚、2016年9月に男女の双子を出産。2020年9月に次女をハワイで出産。