2歳・3歳のオムツはずれは春がおススメ。親子でラクラク!春スタートが成功への近道な理由って?
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おうちでオムツはずれを始めるきっかけは、なかなかつかみづらいもの。通園していると園にお任せになりがちですが、園とおうちの両方で取り組んだほうが、オムツはずれはスムーズに進みます。この春から、おうちでのオムツはずれをスタートさせてみませんか?
春からのオムツはずれがおすすめの理由は?
オムツはずれを進めるにあたっては、子ども自身のペースを尊重する必要があります。でも、ママやパパの気持ちに余裕がないと、思うように進まずにイライラしてしまうことも。春に始めると、次のような理由でママやパパが気持ちに余裕をもって進めやすいというメリットがあります。
【理由1】暖かくなり、着替えや洗濯が楽になる
薄着になる春から夏にかけては、重ね着をする冬に比べると、トイレをするときの服の脱ぎ着が楽になります。また、トイレで失敗してしまっても、洗濯物が乾きやすい季節から始めると、ママやパパの負担感が少なくてすみます。
【理由2】うまくいかなくても夏から再チャレンジできる
オムツはずれは一進一退で、うまくいかない場合は時間を置いて仕切り直すことも考えられます。春から始めていれば、途中で停滞してしまうことがあっても、夏から再チャレンジが可能です。
【理由3】寒くなる前に完了できる可能性が高くなる
冬が近づくと、トイレが寒いという理由でトイレに行くことを嫌がるようになるケースも。オムツはずれにかかる時間は個人差がありますが、半年以上かかることも珍しくありません。春からスタートすれば、ママやパパの予想以上に時間がかかったとしても、寒くなる前にオムツを卒業できる可能性が高くなります。
園だけでなく、おうちでも取り組むとオムツはずれがスムーズに!
先輩ママパパに「オムツはずれを進める一番楽な方法や早い方法」について聞いたところ、70%が「園とおうちの両方で取り組むと早く進められる」と回答。(※1)園任せにせず、おうちでもオムツはずれに取り組んでいくようにすると、次のようなメリットが期待できます。
1.おうちでも「トイレに行ってみよう!」という子どものやる気を引き出せる
園ではトイレに行くことができても、おうちではママやパパがオムツを替えてくれると、子どもは「おうちではトイレに行かなくてもいいんだ」と甘えてしまいがち。ママやパパも、園の先生と同じように「トイレに行ってみよう」と声をかけることで、おうちでも子どものやる気を引き出せるようになります。
2.排せつはトイレでするものだと認識できる
園では「トイレに行こう」と言われるのに、おうちでは「オムツでいいよ」と言われると、どちらが正しいのかがわからず、子どもは混乱してしまうことも。園の先生とママ・パパが協力して、オムツはずれの進め方に一貫性をもたせることで、「排せつはトイレでするもの」と認識できるようになります。
3.園での成功体験をおうちでも活かせる
園で上手にトイレができたときの記憶が薄れないうちに、おうちでもトイレに行くことを繰り返すと、オムツはずれはよりスムーズに進みます。大好きなママやパパにほめられるとうれしくて、子どもは「次もがんばろう」と思えるようになり、園でもより積極的に取り組めるようになります。
「そろそろオムツはずれを始めなくちゃ」と思っていたママやパパにとって、暖かくなる春はオムツはずれのスタートにぴったりの季節です。園に通っていても、これから通う予定でも、まずはおうちのトイレを「楽しい場所」と思えるようにすることから始めてみましょう。トイレを身近に感じられる絵本や映像を見たり、「トイレに行けた」「トイレに座れた」ということを親子で一緒に喜んだりしながら、子どものやる気を上手に引き出していけるといいですね。
※1 2017・2018年生まれの子どもを持つ方200人を対象にした「オムツはずれ」に対する意識調査
取材・文/安永美穂 取材協力/こどもちゃれんじ