子ども5人の先輩ママが教える「いつからお片づけはじめる?」片づけを教えるタイミングと声がけ
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ハイハイしたり、おもちゃを持てるようになると、赤ちゃんの行動はどんどん広がっていきます。
一人遊びできるようになるのは助かるけど、あちこちのモノが引っ張り出されて大変なことになってしまうことも。
ママは1日中、モノをしまって片づけてばっかり…
いったい赤ちゃんっていつから片づけてくれるんだっけ!?
興味津々で散らかすことは、赤ちゃんにとって大切なお仕事(笑)
部屋が散らかってもイライラせず、1歳頃を目安に親子でお片づけをはじめて、「赤ちゃんのいる暮らしをラクに楽しく」していきましょう!
【教えてくれたのはこの人】
吉川 永里子(よしかわ えりこ)
5人のママで、収納スタイリスト®︎・整理収納アドバイザーとして活動する片づけのプロ。
片づけられない女だった過去の経験を活かし、「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーに活動。
個人宅のアドバイスから雑誌やテレビの出演・講演など、幅広く暮らしの提案を行っている。
インスタグラムやブログも好評。
「ないない〜」と言いながらママ・パパがしまってみせる
お片づけのスタートは、大人がしまっている姿を見せるところからはじまります。
ご飯を食べる前、お風呂に入る前、寝る前など、生活の区切りに散らかっているおもちゃを元の場所に戻す習慣をつけましょう。
「さあ、ご飯にするからおもちゃを片づけようね~。ないない♪ないない♪」
と、楽しそうに声をかけながら、おもちゃ箱や引き出しなどにしまっていきます。
繰り返しているうちに“出したらしまうんだな、ご飯の前には元に戻すんだな”ということがわかってきます。
10ヶ月頃を目安に喃語をしっかり話すようになってきたら、話しかけながら片づけしている姿を見せていくと自然とマネをしてお片づけをしてくれるようになります。
手に持っているモノを入れてもらって「上手〜」と褒める
ないないするんだなってことが何となくわかってきたら、次は赤ちゃんが自分の手に持っているおもちゃを、ボックスや引き出しに入れてもらいましょう。
これは、はじめはなかなか上手くいきません。
遊んでいるおもちゃを手放したくないし、コントロールして箱の中にモノを入れるのも簡単ではありません。
気長に何度も「はい、ここにないないしてね~」と声がけしましょう。
そして、一つでも箱に入れることができたら、拍手で思いっきり褒めてあげましょう♪
「〇〇ちゃんすごいね~!上手にないないできたね~~!!」と、ママのリアクションは大きければ大きいほどGOOD。
また赤ちゃんとの遊びの中で、「ちょうだい、はいどーぞ」とモノの受け渡しをするのも、お片づけの練習になるのでオススメです。
「ここにしまってね〜」とうながして自分で元に戻させる
はじめのうちは、おもちゃ箱をママが側に持ってきて、その中におもちゃをいくつか入れるだけで十分です。
何度も繰り返しているうちに、少しずつ戻してくれる数も機会も増えて、スピードも速くなっていくでしょう。
そうなったら次の段階へ。
赤ちゃんが手にモノを持った状態で、安定して歩けるようになる頃が目安です。
おもちゃを持って歩けるようになったら、「おいで~、ここにしまってね~」とママがおもちゃ箱の方に行って、赤ちゃんを呼びましょう。
こうすることで、自分で元の場所に戻すという感覚が身についてきます。
もちろん、元に戻せた時は、拍手して笑顔でたくさん褒めてあげましょう!
赤ちゃんはモノを出して遊ぶのがとっても好き!
でも同じように、しまうのだって親子なら楽しい作業になります。
生まれながらにして、片づけがキチンとできる子どもはいません。
小さいうちから「出したらしまう」という作業を、習慣として身につけさせてあげましょう。
そうすれば、5歳になる頃には、いっちょまえにお片づけしてくれるようになってくれると思います。
(文:収納スタイリスト 吉川永里子)