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「消えてなくなりたい…」何もしていなくても自然と涙が…。私が産後うつになったときの話【体験談】

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産後うつ体験談

出産直後のマタニティブルーズを過ぎても、産後2~4週間以降も憂うつな期間が長引くとされている“産後うつ”。現在8カ月の子どもを育てているAさんも産後うつに悩まされたひとりです。Aさんが産後うつと診断される前の話をお伺いしました。

「母乳が出ないのは自分の頑張りが足りない」と思い込んでいた

産後数ヶ月は3時間おきの頻回授乳で、だれもが大変な時期ですよね。私も3時間おきの授乳は痛みや眠気と常に戦っていました。お股やお尻、肩や腕、ありとあらゆるところが痛くて動くのが精一杯な中、特に頭を悩ませていたのが“授乳”でした。

子どもの口が小さかったため直母ができず搾乳をしていましたが、母乳があまり出なかったのでミルクを足していました。搾乳→母乳を授乳→ミルクを作る→ミルクを授乳という一連の流れを授乳のたびに1時間以上費やす日々が続いていました。

当初は「最初のうちはできるだけ母乳をあげなきゃ」と母乳にこだわっていたのもありますが、「友だちのあの子も、あの子もたくさん母乳が出るのに……」と他人と比べてしまい「自分の頑張りが足りない」と思い込んでいました。

何をしても泣き止まない…徹夜続きの日々

産後すぐから生後3カ月にかけては、子どもが夜中じゅう泣き止まないという時期がありました。ミルクでもオムツでもなく、何をしても泣き止まず、毎晩眠れない日が続きました。

抱っこをしたり、部屋の中を歩いたり、深夜のドライブに行ったり……できることはなんでもしていました。もともと私はすぐに寝れるタイプではなく、タイミングを逃すと眠れないタイプでした。そのためか、寝かしつけているうちに自分の眠気がどんどん遠のいていってしまいました。

それでも「一晩ぐらい寝れなくても大丈夫」と自分に言い聞かせて、眠れない日々をなんとかやり過ごしていましたが、今思うとそれが危険な考え方だったと思います。

「また泣いたらどうしよう」物音が気になって眠れない

「子どもが寝ている間に休もう」そう心がけてはいたのですが、それがプレッシャーになり、ますます眠れなくなるという負のループが続いていました。

ほとんど理由もなく泣いていたので、どう手を打ったらいいかわからず「また泣いたらどうしよう」という気持ちでいっぱいでした。子どもの横で寝ようとしても、ちょっと子どもが動くだけで物音が気になってドキドキ……、別室で眠ろうとしても子どもが気になってソワソワ……。眠れない日が続くにつれて、強く動悸を感じるようになっていました。

産後1カ月、夫に気を遣ってうまく頼れなかった

夫は育休を取得してくれたのですが、予定日より1カ月ほど早産になったため、夫は仕事の引き継ぎが残っていて産後すぐに育休に入ることができませんでした。仕事で忙しくしている夫を見て「夫が育休に入ってくれる産後1カ月までは、私が1人で赤ちゃんの面倒をみなければ!」と躍起になっていました。

「眠れない」「つらい」とぼやく私に、夫は夫なりに気を遣ってくれてはいたと思うのですが、私があまり迷惑をかけたくないという気持ちが働いてしまって、肝心なところで夫を頼ることができませんでした。今思えば休日の夜だけでも夫に任せて、ゆっくり休む時間を作れば良かったと思います。

「消えてなくなりたい…」何もしていないのに泣けてくる

そのうち特に何もしていないのに泣けてくることが増えていきました。誰に何を言われているわけでもなく、育児をしているだけで悲しくなって涙が出てきました。最初は「マタニティブルーズかなぁ?」と思っていましたが、1カ月すぎてからも不調が治らず、徐々に焦りが出てきました。そして焦れば焦るほど症状は増してきます。

思い通りにならないのが育児ですが、当時は慣れない育児で思い通りにならない状況に希望が待てなくなり、「消えてなくなりたい…」「楽になりたい」と思うこともありました。赤ちゃんの成長はあっという間と言いますが、私の場合、産後6カ月ぐらいまでは長く果てしなく感じていました。

追い打ちをかける膝の痛み

眠れないのもとても辛かったですが、私の場合、産後から膝の痛みが長く続いていました。子どもを抱えてしゃがんだり立ったりすることは、育児をする中でどうしても免れることができませんでした。

産後2,3カ月経っても痛みが取れず、むしろ増していきました。接骨院にも通いましたが、体調不調で気持ちが塞ぎ込んでしまい、徐々に行けなくなってしまいました。この頃が、心も体も不調のピークだったと思います。

母乳があまり出なかったことや、不眠、動悸、膝の痛みなど、いろいろな原因が重なって気持ちが落ち込んでいったような気がします。最初は気合で乗り切っていたけれど、だんだん気持ちがうまく持ち上がらなくなり、赤ちゃんのお世話がどんどん苦痛になっていきました。症状が進むにつれて「もしかしたら自分は産後うつではないか」と思うようになりました。

当時は「母親だからしっかりしないといけない」と思い込んでいて、なんでも自分で解決しようとしていました。今思えば自分の弱い部分を自分で認めてあげていれば良かったし、夫や病院のスタッフ、自治体を頼って、もっと話を聞いてもらったりサポートしてもらえれば良かったと思います。

その後の、産後4カ月で医療に繋がってから現在までの話は、後編でお話しします。

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

産後うつ病

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