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「ワンオペで辛いけど頼むは気がひける」「仕事で疲れてるだろうし…」協力を頼めない気遣いママはどうすればいい?【専門家に聞く】

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大まかなパッチを通過する
dragana991/gettyimages

「育児は夫婦で一緒にという考え方が増えましたが、それでも母親の負担がいまだ多いのも事実。特に、仕事で疲れ切っている夫に、協力をしてほしいとはなかなか言い出せないママも多いよう。
「たまひよ」WEB・アプリユーザーに、「孤育て、ワンオペなど、ご自身の子育ての大変なエピソードを教えてください」と、募集したところたくさんのエピソードが届きました。
ママたちの実体験をもとに、子育てアドバイザーの高祖常子さんにアドバイスいただきました。

「手伝って欲しい」と言えないママも多数

まずはママの声から紹介します。

■ 夫が疲れていることを考えると頼みにくい
「日中はワンオペ育児、夫の帰宅後にお風呂は協力して入れています。でもやはり、子どもが泣いたらあやすのはママ、寝かしつけもママ、とほとんど子どものことは私がやることに。
仕事で疲れてるだろうと、あまりお願いできずにきた結果です。ちょっぴり後悔しています。
さらに年度末などの夫の繁忙期は夫の帰宅が遅いため、お風呂も私1人で入れることになりそうで、不安しかないです…」(まゆこ)


■ 夫は夜中も協力してくれるが睡眠不足で仕事に影響が出ないか心配
「睡眠不足だと判断能力が鈍りますよね。夫が協力してくれるのは嬉しいですが、睡眠不足のまま車で通勤することが心配です。
気遣ってくれているので、寝てほしいとも言いづらい...」(み)


■ 夫婦別寝室だと夜泣きのときの協力が得られない…
「夜、夫とは別室で寝ているので、夜泣きがひどくて子どもがずっと泣いていても、夫に助けを求められないのがしんどいです。
次の日、『よく泣いてたねー』と言われるから、聞こえてたなら助けてよーと思うばかりです」(ひなママ)


■ テレワークだから育児は手伝えると言っていたのに!
「テレワークを利用し、在宅勤務中の夫。里帰り出産のときは『家にいるから育児手伝えるよー、大丈夫大丈夫。自宅に帰っておいで』なんて言っていたのに、いざ帰ったら『仕事なんだから、そんなにいつも抱っこしてられないよ!』って。
言ってたことと、ちがーう!! それならもうちょっと実家にいたかったよ!」(みーこ)

言葉で伝えなければ、大変さは伝わらないもの

夫が仕事で疲れていたり、家にいてもリモートワークの場合は家事や育児を頼みにくいというママたち。環境によって異なるでしょうが、家事や育児を夫と協力してするにはどうしたらいいのでしょうか。ポイントと相手への上手な伝え方について、子育てアドバイザーの高祖常子さんにお聞きしました。

「優しいママたちの、つらい言葉がたくさんですね。
『夫が疲れていることを考えると』『睡眠不足で仕事に影響が出ないか』というのは、相手への共感力が高いママたちだからこその言葉です。

私は海外取材を通して海外のママたちともお話ししてきましたが、このような傾向は特に日本のママたちに多いような気がしています。海外のママたちはとてもドライ。相手に対して、きっぱりと要求します。かと言って、海外のママたちがパートナーに冷たいということではありません。

どのように考えたらいいかというと、私を主語にした『I(アイ)メッセージ』で伝えるということです。相手を思うばかりに、自分の『大変さ」を伝えられないと、結果、疲れや不満がたまってしまいがちです。自分の気持ちと相手の考え方を分けてみましょう。

『お風呂を1人で入れるのは不安なの。繁忙期はわかるけど、週に〇回は早く帰ってきてくれると助かる』などと、具体的に『こんな気持ち』『こうして欲しい』を伝えましょう。それに対してどう答えるかは相手次第です。『でも、その時期は難しいな。1週間だけだから何とか乗り切れる?』と返事があれば、今度は自分がそれに対してどのようにできるかを考えましょう。
1週間でもやっぱり無理なら、別な方法をパートナーにも相談しながら考えてみましょう。

お風呂の時間をパートナーがいる朝にしてしまうのも一案かもしれません。またはお風呂の時間は祖父母のサポートを頼んだり、お風呂の時間に合わせてシッターさんを手配したりするなど、どんな方法で乗り切れるのかを考えてみましょう。

『仕事に影響が出ないか』というのも、パートナーが判断することです。そもそもママだって1人で頑張りすぎて、病気になってしまうかもしれません。パートナーへの気遣いは大事ですが、ママ自身への気遣いも忘れないようにしましょう。

夜泣きの件もそうですね。パートナーは『ママの大変さ』を共有できていないので、『よく泣いてたねー』と他人事のような言葉になってしまいます。『寝られなくて大変だった』『泣き声が聞こえたら、抱っこしに来て欲しい』と伝えましょう。
言葉で伝えないと、『大変さ』は相手に伝わりません。

テレワークの悩みも多くなっています。家にいるのに、一緒に子育てしてくれないと、余計にイライラがたまります。そもそもテレワークは、仕事場が自宅に移っただけですから、仕事に縛られている時間に育児や家事をしにくいのです。
仕事内容によってコアタイムがあれば、その時間を教えてもらって、『午前中は集中して仕事するから、午後は比較的子どものお世話ができるよ』などと言ってくれたら、ママも「買い物行く間、みててね」などと頼みやすくなりますね。

パートナーとの問題の多くは、コミュニケーション不足です。そして、言わないと伝わりませんし、わかりません。伝えても、『そんなこと言ったって』と言われるかもしれません。
でも、『こんな風に困っている』と話せばパートナーに情報が伝わりますから、すぐではないかもしれませんが、配慮してくれたり少しずつ行動が変わってくると思います。

夫婦でちゃんと伝え合ってて、居心地いい関係を作っていきましょう」

まずは自分の大変さについて、自分を主語にして伝えることからですね。

(取材/文・橋本真理子)

高祖常子さん

PROFILE
子育てアドバイザー、キャリアコンサルタント。保育士、幼稚園教諭、社会教育主事、ピアカウンセラーなどの資格を持つ。NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事ほか。全国13万部発行の「育児情報誌miku」編集長として14年活躍。育児誌を中心に編集・執筆を続けながら、子どもの虐待防止と、家族の笑顔を増やすための講演活動、ボランティア活動を行う。3児の母。著書多数。

※文中のコメントは「たまひよ」WEB・アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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