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産後、いちばん辛かったのはいつごろ?「必死すぎた」「あの頃の自分に伝えたい」と振り返るママ【7,023人のリアルボイス】

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クローズアップ母保持手アジア女性新生児赤ちゃんと太陽の光の朝.かわいい女の子3週間古い.健康、ケア、愛、関係の概念。
x-reflexnaja/gettyimages

生後11カ月前後の赤ちゃんのいるママ・パパに「産後の生活で、今までで一番つらかったのは生後何カ月ごろ?」という質問を、スマホアプリ「まいにちのたまひよ」の情報交換コーナー(※ルーム)で聞いてみました。最も多かったのは「新生児期」、次いで、里帰りを終えてワンオペの疲れがでてくる「2・3ヵ月」という結果になりました。

これからママになる人、そして今まさに初めての育児で戸惑い悩んでいるママには、ぜひ読んでほしい共感コメントがいっぱいです。ベテラン助産婦・浜脇文子先生からのアドバイスもあります。

※出産月が同じママが集まるコミュニティ。同じ状況のママ同士で情報交換やお悩み相談ができるコーナーです。

すべてが初めてなことだらけの「新生児期」

アンケート結果によると「新生児期」と回答したかたが約44%と最も多い結果に。すべてが初めての経験で戸惑いが多いこと、産後の体調が良くないことが理由のようです。
次いで「2・3カ月」で約20%でした。「1カ月」と回答したかたより多い結果となったのは、里帰りを終え、なおかつワンオペの疲れの蓄積を理由にするママが多かったです。

授乳による寝不足と“魔の3週”に苦戦した「新生児期」

「2時間おきの授乳のせいで寝不足で発狂寸前でした。誰かに頼ればいいものを、ガルガル期で実母にさえ抱っこさせたくなくて、ひとり空回り(笑)
今はあの頃よりは寝られるけど、寝たい時に寝られないのはやはりきつい」

「『授乳はきっちり3時間おき』『混合だけど母乳を多めにする』『乳腺炎に気をつける』と、勝手に掟を作ってピリピリ。しかも寝ない子だったので抱っこしていたら朝、なんてことがよくあり、気がついたら私の笑顔は消えて精神的にかなり追い詰められていました。
柔軟に、適当に育児するって本当に大切と実感。今は周りに協力を頼みながら長期戦でがんばろうと気持ちを切り替えています」

「出産前、睡眠不足なんて昼寝すれば乗り切れると甘く考えていた私。産後2週間は睡眠2時間しかとれずヘロヘロになり、産院に泊まって5時間寝かせてもらいました。
産後1カ月半でようやくまとまって寝てくれるようになり、希望の光が見えた! と、涙したことはいい思い出です(笑)」

「里帰りしていましたが日中は大人は私のみ。初めての育児で何もかもがわからなくて、1秒でも目を離したら死んじゃうかも……と、狭い部屋から出られませんでした。
窓からお店が見えたのですが、遠い世界のように思えて辛かった。今なら笑い話なんですがね(笑)」

「育児雑誌に載っているキラキラ育児はすべて幻で、話が違うじゃん! と裏切られた気分でした(笑)
今も変わらずお世話は大変だけど、泣く原因がわかるようになり、やっと胸キュンキュンするほどかわいいと思えてきました」

「“魔の3週”が本当に辛かった。なんせ就寝が朝6時(笑) でも生後1カ月になったらピタッと改善してまとめて3〜4時間寝てくれるように。あれには驚いたなぁ」

「実家は都内で里帰りできず、抱っこの仕方すらわからないままワンオペの育児がスタート。母乳は出ないし寝てくれないし、本当に辛くて泣いてました。
あの頃に私に『もっと気楽でいいんだよ。ひとりでやろうとしないで夫に色々とやってもらいな〜』と、言ってあげたいです」

「初めての育児で何が正解かわからず、こうしなきゃあーしなきゃと勝手に自分に縛りをかけて勝手にしんどくなっていたような気がします。
娘は抱っこでないと寝ない子で、抱っこ→寝る→置く→泣く→抱っこの繰り返し。今思えば片手で抱っこできる時期なんて本当に短い。もっと前向きに抱っこしていればよかったなぁなんて、懐かしく思います。
みなさんも同じですね。さぁ、今日もがんばりましょー」

里帰りから戻り、ワンオペの疲労がしんどい「2・3カ月ごろ」

「生後3週くらいからとにかく泣く子でした。何をやっても泣き止まないピークの2カ月ごろ、里帰りを終えてワンオペになりました。不安と寂しさから鬱になりかけて、毎日シクシク泣いてたっけ(笑) 食欲なくなって、何を食べても味がしなくて『ひとりで食べるご飯って不味いんだ』と、しみじみしてたのが懐かしい」

「本当に寝てくれなくて鬱になりかけてました。実家に長く里帰りしていたのですが、いつもは仲良しの母からの一言一言がプレッシャーとなり、よく泣いていました。今から思えばその蓄積とワンオペの不安が爆発していた時期でした」

「たまっていた寝不足と疲労がジワジワと身体にこたえてきて、産後ハイも終わったせいか気力で乗り越えられなくなりしんどかったです」

「里帰りから戻ってワンオペ育児に慣れてきてほっとしたのもつかの間、たそがれ泣きが始まって本当に辛かった。その頃から夫に寝かしつけをしてもらったたり、助けてもらうようにしました」

「混合でおっぱい→ミルク→搾乳→片付けの無限ループの合間に掃除・洗濯、家族の食事作り、犬の散歩と休む暇がなかったです。今も大変だけど自分の時間を持てるようになりました。が、間もなく職場復帰。もっと大変になるんだろうなぁ」


多くのお母さんが今は笑い話として語っています。母として頑張るべき、という“圧”を感じて甘えることができず空回りしていた……そんな声が届きました。

「辛くてあたりまえです。もっと甘えましょう」とは、ベテラン助産婦・浜脇文子先生。今、育児で悩んでいる人、そしてこれから親になる人へ、浜脇文子先生からのアドバイスです。

「子育ては、母ひとりで完結できるものではないのよ」と専門家

「日本のお母さんたちは、子育てを自分だけで完結しようとします。辛いのにひとりでがんばろうとしてしまいます。
特にこれまでの人生、自分で努力してなんでもやり遂げた人ほど弱音を吐くのが苦手です。弱音を言う人を『努力が足りないからだ』と、思ってしまうようです。

そう思っている人には『子育ては、母ひとりで完結できるものではないのよ』と、言ってあげたいです。
そもそも歴史的に見て、人類の子育ては大家族など集団で行ってきました。母だけでなく父、祖父母、親戚、さらにはご近所さんが関わってきました。

しかし、現代では違います。
核家族化がすすみ“お母さんがやって当たり前”という風潮に変わり、お母さん自身も“産後ケアを甘え”として罪悪感をもつようになってしまっています。私は本当に憂慮すべき事態だと思います。」

たくさんの人が育児に関わることは、赤ちゃんの発達に良い影響をもたらす

「『産後ハイ』という言葉があります。これはホルモンの変化によるところだけではありません。
出産直後の母体は、胎盤の排出などの影響でホルモンの急激な変化や身体に大きな負荷がかかり、完全に回復するまでに2〜3ヶ月かかると言われています。
ところが、赤ちゃんを迎えた直後は『母としてがんばらなきゃ』という“緊張感”から、テキパキと動けるのです。これがいわゆる産後ハイなのです。

医学的な要素ではなく、気力で動いているだけなので、当然ながら長くは続きません。数日〜3週間ほどで緊張感がとけ、さらに今までの身体を無理させたり、寝不足だったりの反動で、心身ともにズドーンとしんどくなるのです。

だから育児で人の手を借りることに罪悪感をもつ必要はないし、もっと甘えていいんです!
夫、実親、義両親、そして、子育て支援のサービスを利用しましょう。

赤ちゃんと関われることは、人生でそうありません。『赤ちゃんのお世話をさせてあげる』『貴重な時間を体験させてあげる』と、上から目線でも良いくらいと、私は思っています。

なおかつ、赤ちゃんを多くのパーソナリティに関わらせることは、赤ちゃんの社会性などの発達にもつながります。

子育てで人の手を借りるのは“怠慢”ではありません。長い長い人類の歴史の中では“普通のこと”であり、赤ちゃんと人をつなげることは、お母さんの大事な仕事とも言えるのではないでしょうか」

お話・監修/浜脇文子先生 文/和兎尊美

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※文中のコメントはアプリ「まいにちのたまひよ」内、同じ出産月のママ・妊婦さん同士で情報交換できるコーナー(ルーム)に寄せられた投稿を再編集したものです。
※アンケートの結果は「ルーム」にて以下の期間で実施した回答結果を合算したものです。(有効回答数:7,023人)
・2021年5月24日~2021年5月31日実施/2020年7月生まれルーム
・2021年6月21日~2021年6月28日実施/2020年8月生まれルーム
・2021年7月26日~2021年8月1日実施/2020年9月生まれルーム
・2021年8月23日~2021年8月30日実施/2020年10月生まれルーム
・2021年9月20日~2021年9月27日実施/2020年11月生まれルーム
・2021年11月22日~2021年11月29日実施/2021年1月生まれルーム
・2021年12月20日~2021年12月27日実施/2021年2月生まれルーム
・2022年1月17日~2022年1月24日実施/2021年3月生まれルーム
・2022年2月21日~2022年2月28日実施/2021年4月生まれルーム

浜脇文子(はまわき ふみこ)

助産師・保健師・看護師。大阪大学招聘准教授。星薬科大学非常勤講師。総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで、数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。

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