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「人見知り」「同年齢の子との関わりが少ない」マスク生活で子どもへの影響が心配!家庭での関わり方とマスクよりも注意したい家での過ごし方【専門家】

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自宅に滞在アンチウイルスマスクを身に着けている小さな男の子。
dragana991/gettyimages

長いマスク生活は、子どもたちに影響を及ぼすことも。「たまひよ」アプリユーザーへのアンケートで寄せられた声とともに、家庭での親の関わりについて、青山学院大学の菅野幸恵さんのアドバイスをお届けします。

みんなが感じている、マスクの子どもたちへの影響は?

■ストレス
「マスクやコロナに対してのストレスが心配です」(さくら)

■友だちの顔が覚えられないのでは…
「常にマスクをつけている先生やお友だちの顔を覚えられない気がする。また、どこかイベントに出かけたり、旅行したりできず、『体験』する機会が減っていることが気になります」(ぽん)

■人見知り
「人にあまり会わないからか、人見知りがすごいです」(たまちゃん)

■関わる機会が少ない
「同月齢の子と関わる機会が少ないことです」(むつまま)。

■人の表情が読み取れるかな
「マスクをした大人と接することが多いので、人の表情をきちんと読み取れるか心配」(ぱお)

■発達的に心配
「遊ぶ場所が限られてくるし、混むところへは出かけにくいことです。家にいる時間が多い子どもの発達が気になります」(まーこ)

■他の子との関わりがないこと
「他の子との関わりがなく、ほぼ独自の育児方法でやっているのでこれで大丈夫なのかと不安」(まんちゃん)

コロナ禍、マスクよりも心配なことって? 家庭で親ができるサポートとは?

長いマスク生活で子どもたちへの影響と、家庭でできるサポートについて、青山学院大学コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間学科教授の菅野幸恵さんにアドバイスをいただきました。

「マスクしていることの影響だけではなく、みなさん、人との関わりが薄れていることを心配しているようですね。

ひとの発達には他者とのかかわりは欠かせません。他者との直接的なコミュニケーションが制限されている現在、その少なさを不安視する声があるのも不思議ではありません。

アメリカでは、パンデミック期間に生まれた子どもの認知能力はそれ以前に生まれた子どもより低下しているという結果が報告されたりして、ますます心配になってしまうかもしれません。ただコロナ禍の長期的な影響はもう少したくさんの研究の蓄積がないと判断できないと個人的には考えています。

とりわけことばを話し始める前の子どもにとって、身体接触を含む他者との対面コミュニケーションは、情緒の安定、ことばの発達、自分や他者の内面理解においても重要な役割を果たしています。
抱っこや身体をさすってもらうことによって不安・不快な気持ちが落ち着きます。また自分の行動に養育者が表情や声かけなどいろんな反応(「気持ちいいいね」「おいしいね」など)を返してくれることは、自分や他者の内面理解につながります。

コロナ禍であろうとなかろうと、子どもたちの育ちの基盤はおうちの人とのかかわりのなかで育まれます。マスクを外すことの多いおうちのなかでのコミュニケーションを大事にしてほしいです。
抱っこをしたり、なでたりといった身体を通したコミュニケーションをする。絵本の読み聞かせなどで表情豊かなかかわりをするなど、特別なことではなく日常生活のなかで濃いコミュニケーションを心掛けていただきたいと思います。

マスクより子どもへの影響が心配なのは、テレビやスマートフォンなどのスクリーンタイムが増えることです。テレビを観る時は一緒にみて面白いねと感情を共有するなどの工夫をしていただけたらと思います。

年齢が大きくなってくると、マスクをして学校に行ったり、外出したりするのが当り前になってしまい、外していいよとなっても、マスクを外すのは恥ずかしい…、顔を見られるのが怖いと思うお子さんもいるようです。
これは当たり前の感情なので、まずはその気持ちを受け止めましょう。例えば、8歳の子どもだったら生きている時間の1/4はマスク生活、記憶に残っている時間からいったらもっと多く感じるでしょう。友だちのなかにはマスク姿しか知らない子だってたくさんいるはず。マスクを外すと印象が変わる場合もありますから、恥ずかしい、怖いと思うことは当たり前のことです。強要せず、家族で屋外に出かけるときなどおうちの人が率先して外してみるなどしてみてください。印象の違いもいい悪いではなく話題として取り上げられると、見られても大丈夫と思えるようになるのではないかと思います」(菅野幸恵さん)

表情を豊かに会話したり、読み聞かせをしたりするなど、マスク生活の中でも、家庭でできる関わりでサポートしていくことは大切ですね。
(取材・文/酒井範子)

菅野幸恵さん

PROFILE)
青山学院大学コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間学科教授。専門は、発達心理学で研究テーマは、乳幼児期の親子関係、地域コミュニティでの子育てについて。著書に『あたりまえの親子関係に気づくエピソード65』(新曜社)がある。

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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