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母乳育児のママが食べていけないものってあるの?【小児科医】

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授乳
●写真はイメージです 
szeyuen/gettyimages

その日、子どもと一緒に来院したお母さんは、最近出産した妹さんの食生活が心配だそう。
そこで陽ちゃん先生は、ママが食べたものと母乳との関係、そして、スキンケアのことなどを、お母さんにやさしく説明します――。

赤ちゃん、ママやパパにいつもやさしく寄り添う陽ちゃん先生こと、小児科医の吉永陽一郎先生が、日々の診察室で起こった、印象深いできごとをつづります。先生は育児雑誌「ひよこクラブ」でも長年監修として活躍中です。「小児科医・陽ちゃん先生の診察室だより」#39

母乳育児をしているママの、食生活が気になって・・・

「先生ちょっと聞いてもいいですか」診察が終わった子のお母さんが、きりだしました。

「うちの妹が最近赤ちゃん産んだんですけど、乳腺炎でおっぱいが赤くてカチカチにはれてるんです。あの子ったらから揚げが好きで、妊娠しているのにもかかわらず油っこいものを食べてたからですよねえ。ケーキも食べてたし、自業自得だと言ってやったんです」

ーーいえいえ、お母さん、食べたものは消化されます。消化されるということは、ドロドロになるということではなく、腸から吸収されるほどの小さな分子にまで分解されるということです。もちろんその成分は小さくて、見ることはできませんし、おっぱいが通る乳管をふさぐような大きさでもありません。

むしろ妊娠期には大好きなおいしいものを食べて、快適に過ごして、赤ちゃんとの初対面を楽しみにしてるほうがいいかもしれません。

“まだ見ぬ赤ちゃんのために、つらい妊娠期を過ごしたと思われては、赤ちゃんがかわいそうです” 会う前から、ママが赤ちゃんを嫌いになっても困ります。


「でも、卵とか、いろいろ、赤ちゃんがアレルギーにならないように、赤ちゃん自身に食べさせるのも遅いほうがいいし、母親も食べるのを避けておいたほうがいいものもあるんでしょう?」

ーーいえいえ、これまで、お母さんや赤ちゃんが、いろんな食品をとるのを遅らせて、アレルギーを予防する試みがいろいろされてきました。でも、どれも効果はなかったんです。

むしろ最近は、肌からしみ込んだものは、食物アレルギーの元になる、口から入ったものはアレルギーを落ち着かせることがわかってきました。ですから大切なのは、スキンケアであって、食べるものは、早くからいろいろなものをあげたほうがいいということになります。もちろん、あげたらアレルギー反応が明らかに出た場合には、対策が必要です。しかし、その場合も、そのアレルギーを治す方法は、反応が出ない程度に食べさせ続けることなんです。そのときは医師の判断が必要な場合もありますから、かかりつけの先生に気軽に相談してみましょう。

「では、妹は、あまり気にせず、いろいろ食べていいんですか?」

ーーはい、そう思います。

「私の子どもが赤ちゃんのときも、そう言ってくれる人がいたらなあ。私は主人のお母さんに、いろいろ厳しく言われて、厳格に食事制限してました。だけどこの子はアレルギー体質だし。私は何やってたんだろう。むだなことでつらい目にあってたみたいですねえ」

ーーまあまあお母さん、そんな思いをして、妊娠中、授乳中、この子のために頑張られたんですね。いつかこの子に話してあげましょう。「こんなこともあったんだよ」って。でも、この子のお嫁さんには押しつけないようにしましょうね。

文・監修/吉永陽一郎先生

構成/たまひよONLINE編集部   


●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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