“マニュアルどおりにはいかない!” 低月齢赤ちゃんのおむつ替えの困ったを解決!【専門家】
赤ちゃんのお世話は、正しいやり方を教わっていても、実際に子育てをし始めてみると “言われていたとおりにできない!“ということが多々あるもの。今回は、赤ちゃんが低月齢の時期にありがちな“おむつ替えの、マニュアルどおりにいかない!“について、助産師の中村真奈美先生にアドバイスをもらいました。
ゆるゆるのうんちが、もれまくり!
低月齢の赤ちゃんのうんちはゆるいので、背中もれや横もれが頻繁に起こりがち。そんなときは、おむつのつけ方やサイズを見直してみましょう。
おむつはできるだけこまめに替え、左右対称にはかせます。左右非対称だと、片側にすき間ができて横もれの原因になるからです。脚まわりのギャザーはしっかりと立てて。子どもに合ったメーカー、サイズの紙おむつを選ぶことも大切です。
また、紙おむつの前側よりも背中側を長めにしてはかせたり、背中側にくしゃくしゃにしたティッシュを挟んですき間を埋めてからおむつ替えをしたり、テープ型よりもフィット感のあるパンツ型の紙おむつにトライしてみるのもいいでしょう。
衣類についたうんちが、落ちない!
うんち汚れを放置するとしみが落ちにくくなるので、予洗いだけは早めに済ませましょう。40度以下の湯をためて衣類を振り洗いし、洗剤と漂白剤を入れた湯につけ置きします。その後、軽くすすいでから洗濯機で洗いましょう。
※ノロウイルスなどによるウイルス性胃腸炎の下痢弁で汚れた場合は、厚生労働省のサイトを参照して、適切な処理をしてください。
おむつ替えのときに、うんちがウエアや脚につく!
赤ちゃんがはいているおむつを開いて、きれいな部分があるときは、その部分で赤ちゃんのおしりの汚れをサッとふき、すぐにおむつを汚れた部分が内側になるように折りたたみ、赤ちゃんのおしりの下に敷きます。
そのあと、折りたたんだおむつの上で、おしりふきなどを使って赤ちゃんのおしりのうんちをふきましょう。汚れたおむつを開けたあと、なるべく早くおむつをたたむのがポイントです。
おむつ替えの途中で、おしっこをされる!
おむつをはずした瞬間や、おしりふきでふいた直後など、赤ちゃんが「涼」を感じるとおしっこが出やすいので注意して。男の子はおちんちんが上向きになったら、おしっこが出るサインかもしれません。おしりふきなどをおちんちんにのせてガードしながら、ササッとおむつを替えましょう。
イラスト/うえだしろこ 取材・文/ひよこクラブ編集部
頻繁なおむつ替えだけでも大変なのに、おしっこやうんちで衣類やお部屋が汚れて洗濯などの家事が増えるとガックリ。少しでもそんな手間を減らすため、おむつ替えのときには中村真奈美先生のアドバイスを、ぜひ試してみてくださいね。
『初めてのひよこクラブ』2022年秋号には、低月齢赤ちゃんのママ・パパ向けにお世話のしかたをわかりやすく写真つきで解説した、別冊付録「0~3カ月 お世話の教科書」がついています。
参考/『初めてのひよこクラブ』2022年秋号別冊付録「0~3カ月 お世話の教科書」
※掲載している情報は2022年9月現在のものです。