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「脳はお豆腐みたいにやわらかいからたたいちゃダメ」体を知ると子どもの行動が変わる。偏食が減る子も【専門家】

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アジアの3 -4歳の幼児の男の子の男の子は、自宅で昼食のためにスプーンとフォークでスパゲッティを食べて、レストランで、おいしい幼児の食べ物
●写真はイメージです
yaoinlove/gettyimages

2014年6月に発足した、NPO法人からだフシギでは、子どもたちに自分の体のことを知ってもらう活動を続けています。メンバーの1人で、東京医科大学 教育IRセンターで講師を務め、看護学博士の瀬戸山陽子先生に話を聞きました。瀬戸山先生は、「体のことがわかると、子どもたちの行動にあらわれる」と言います。

腎臓のことがわかると、友だちの背中をたたかないように

NPO法人からだフシギが制作した絵本『わたしのからだ』シリーズ。体の大切さを知ると、子どもたちに変化が! 写真は、腎臓などについて触れる『おしっこのおはなし-泌尿器系』。

NPO法人からだフシギでは、5~6歳を対象に体について学べる環境づくりを行っています。

「5~6歳を対象としているのは、体のことについて話すと、素直に興味関心を示し、年齢なりに体のことを理解できるからです。しかし家庭では、年齢にこだわる必要はありません。2~3歳でも興味を示すので、絵本などを使って、ぜひ体の話をしてみてください」(瀬戸山先生)

幼稚園や保育園で体の話をすると、子どもたちに変化があらわれると言います。

「幼稚園や保育園で、体についてお話会などをしたあと、現場の先生に子どもたちの変化を聞くとさまざまなエピソードが出てきます。

NPO法人からだフシギが制作した絵本『わたしのからだ』シリーズの『ほねときんにく―運動器系―』には、骨や筋肉の働きに加え、骨や筋肉を強くするために必要な食べ物として、牛乳やひじき、わかめなどが紹介されています。

また『たべたもののとおりみち-消化器系―』では、栄養がどのように体に取り込まれて、みんなの体を大きくするのかいうことについて触れていますが、これらの絵本を読むと野菜や牛乳嫌いだった子が、自分から食べるようになったと、幼稚園や保育園の先生から教えてもらいました」(瀬戸山先生)

脳のデリケートさがわかる『のうとしんけいー神経系―』

絵本では、お豆腐にたとえて脳のデリケートさや、頭をぶつけると脳が揺れることなどを説明。

また、友だちをたたいたりする子にも変化が・・・。

「絵本『のうとしんけいー神経系―』の中では、脳と脊髄、神経について紹介していて“脳と脊髄はお豆腐みたいにやわらかくて壊れやすい。だから水で守られている”と、子どもたちにもわかりやくす説明しています。
ほかにも『おしっこのおはなし-泌尿器系』では、腎臓は背中に左右1つずつあると説明しているのですが、幼稚園や保育園で、これらの絵本を読み聞かせたところ、子どもたちの言動に変化が見られました。
友だちをたたいたりする子がいると、まわりの子どもたちが“背中には腎臓があるんだよ!”“脳はお豆腐みたいにやわらかいから、頭はたたいちゃダメ!”と止めるそうです。たたいた子も、友だちに言われて“あっ!”と気づきます。

子どもなりに、体の成り立ちからどうしてたたいてはいけないのかを理解して、行動が変わったのだと思います」(瀬戸山先生)

初めて体について話すときは、消化器系の話だと子どももわかりやすい

NPO法人からだフシギが制作した絵本は、何から読み聞かせるなどの決まりはありませんが、迷ったときは写真の『たべたもののとおりみち-消化器系-』から読み聞かせても。

絵本『わたしのからだ』シリーズは、次の8系統から構成されています。
1.消化器系
2.筋・骨格系
3.呼吸器系
4.泌尿器系
5.循環器系
6.神経系
7.生殖器系
8.肝臓・膵臓

「絵本は2017年に改訂版が発売されています。8系統ありますが、どれから手に取ってもわかるようになっています。家庭では、子どもが興味を持つものを、自由に読んでいただくといいのではないでしょうか。各12ページなので、読み聞かせがしやすいと思います。

もし“どれから読もう?”と迷ったときは『たべたもののとおりみち-消化器系-』から読んでみてはどうでしょうか。
消化器系は、食べたものが胃に入って、小腸を通り、栄養を吸収して、大腸に行き、うんちになって出るというお話です。食後に“今、食べたごはん、どこに行ったと思う?”と、親子で話しやすいと思います」(瀬戸山先生)

力こぶに触るなど、五感を使うと体への興味がさらに広がる

写真の『ほねときんにく―運動器系―』の絵本をきっかけに、筋肉を意識する子も。

子どもに体について教えるときは、絵本の読み聞かせだけでなく、見る、触るなど五感を使うとさらに理解が深まります。

「たとえば『ほねときんにく-運動器系―』では筋肉の働きについて触れていますが、ママやパパが力こぶを見せて、子どもに触ってもらうと、“これが筋肉なんだ”とわかってもらえるかも知れません。

前述の脳についても、絵本では“お豆腐みたいにやわらかく水で守られている”と説明していますが、保育園などでのお話会では、実際に水に入れたお豆腐と、水に入れないお豆腐を比べて、お豆腐の崩れ方に違いがあるか、目で見て確かめたりしています。
家庭でも、親子で一緒に楽しみながら学ぶといいと思います」(瀬戸山先生)

協力・写真提供/NPO法人からだフシギ 取材・文/麻生珠恵、たまひよONLINE編集部

お話・監修/瀬戸山陽子先生

体をテーマにした本は、図鑑だけでなく絵本もいろいろあります。また瀬戸山先生によると、最近は図書館でも、体についてのお話会などを開いているそうです。興味があるママ・パパは、チェックしてみてください。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

わたしのからだ

体をテーマにした幼児向けの絵本8冊セット。子どもに読み聞かせるときのポイントや補足情報などが盛り込まれた解説本付き。ぬれても破れない素材でできています。聖路加国際大学からだ教育研究会作/2750円(NPO法人からだフシギ)

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