【山田ローラ】新生児ママもベテラン!? ベビーの睡眠を確保するのに役立つおくるみのいろいろ
5才の男の子と女の子の双子、1才の女の子、さらに22年9月にハワイで女の子を出産し、4人のママになった山田ローラさん。現在はハワイの実家で育児に奮闘中です。
今回は、赤ちゃんの睡眠対策にも役立つ“おくるみ”のお話。赤ちゃんの好みに合わせておくるみにもいろいろとタイプがあるようです。ローラさんにとってのおくるみのメリットや種類について、リポートしてくれました。
こま切れ睡眠で疲れが取れない新生児の育児で役立つのは・・・
夏妊婦で暑さに悩まされていたのも、はるか昔のよう!この度無事に第4子となる三女を出産しました。新生児育児もベテラン風を吹かせたくドシッと構えているつもりですが、やっぱり寝不足には勝てません。頻回授乳ともなると1〜2時間おきにフニャフニャ言うベビーの相手をしなければいけないので、ママはこま切れ睡眠状態。夢を見始めたと思いきや、すぐにまた起きなきゃいけないので疲れは取れず・・・日中も上の子どもの対応もあるので昼寝もできずにいます。
ベビーの睡眠をしっかり確保したいがためにさまざまな対策をする中で確実に成功しているのがおくるみです。
赤ちゃんのモロー反射を防ぐ効果、安心感を与えられる効果も
入院中は必ず看護師や医師がベビーをぐるぐる巻きにしてくれ、ぐずっていても大体はこれで落ち着いてくれます。
おくるみのメリットとしては、モロー反射を防ぐ効果。モロー反射は新生児特有の動きで、寝てるときに反射的にビクッ!と動いてしまいその反動で起きてしまいます。おくるみでくるむことによって両手が収まり、動作で起きなくなります。ママのおなかの中にいたときとと同じように包み込まれている感覚になるため、ベビーに安心感を与えられる効果もあるようです。それによって深い眠りにつくことができるそうです。
おくるみに使う布は熱がこもらない通気性がいいもの。そして多少伸縮性があるものがベストです。腕は胸の上に乗せてから巻くとおなかの中の状態に近づくからいいらしいけど、赤ちゃんも個性があるので腕の位置が落ち着くまで待つ看護師もいました。腕まわりは抜けにくくするためにしっかりと巻き、おなかから下は股関節(こかんせつ)脱臼等を防ぐためにもゆるく、脚が自由に動かせるようにしてあげます。ただゆるく巻きすぎて、布が余ってしまったり顔にかかってしまうと危険なので注意は必要です。
首の動きが強くなったり、寝返りができそうな感じになるタイミングでおくるみは卒業となります。
赤ちゃんによって好きな睡眠スタイルにも個性がある
4人目になると布一枚ですぐにベビーを巻けますが(そして巻き方もたくさんある!)慣れるまでは簡単におくるみができるグッズも今はたくさんあります。
腕をしっかり包み込んでくれる面ファスナータイプのスリープサックや、ばんざい寝が好きなベビーのためのスワドルアップなど。
逆にモロー反射が少なく、おくるみが嫌いなベビーもいます。4人産んでわかったことは、赤ちゃんはそれぞれ個性が異なり、睡眠スタイルもかなり違うということ。
長男はおくるみが大好きだけど、片手はいつもちょこんと出てました。長女はおくるみがかなり苦手で早々に卒業し、着るブランケットで寝ていました。二女はおくるみは苦手だけど、モロー反射ですぐ起きてしまっていたのでばんざい寝タイプのスワドルアップを使用。そして三女はかなりおくるみが大好きで1回包むとおなかがすくまで寝てくれます。
ベビーへの安心感、そして親の睡眠の量を少しでも増やすためにも、アメリカではおくるみが必須アイテムになっているようです。
文・写真/山田ローラ 構成/ひよこクラブ編集部
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山田ローラ
PROFILE
タレント・コラムニスト。1988年9月23日生まれ。アメリカ・アイオワ州出身の日米ハーフ。アメリカで大学を卒業後、日本でモデルデビュー。2015年3月にラグビー選手の山田章仁さんと結婚、2016年9月に男女の双子を出産。2020年9月に二女をハワイで出産。2022年9月、第4子となる三女をハワイで出産。