赤ちゃんの睡眠リズム、脳や体の成長に深いかかわりが!睡眠リズムを整えるポイント5【発達脳科学の専門家】
赤ちゃんが4カ月ごろになると、日中に起きている時間が増え、夜の睡眠も少しまとまってきます。でも、睡眠リズムが毎日バラバラだと、赤ちゃんの脳や体の発達を妨げることも心配されます。小児科専門医の成田奈緒子先生に、睡眠リズムの大切さを聞きました。
睡眠リズムが整わないと、悪影響も
赤ちゃんにとって、睡眠はすこやかな成長をサポートするために、とても大切なものです。睡眠リズムが整わないと、赤ちゃんの体や脳・心など、発達全体に悪影響を及ぼすこともあります。
睡眠リズムに原因があるかも⁉なトラブル
毎日の就寝・起床時間がバラバラだったり、寝かしつけ方法がいつも違っていると、なかなか睡眠リズムが整いません。
赤ちゃんの様子で気になっていること、たとえば、
・寝つきが悪い
・グズグズしやすい
・朝、なかなか起きない
・離乳食を食べる量が少ない
これらの様子がある場合は、睡眠リズムが原因かもしれません。以下のことを見直してみましょう。
睡眠リズムを整えるポイント5
睡眠リズムを整えるための主なポイントは次の5つです。
1 まずは、毎朝同じ時間に必ず起こす、「早起き」からスタート。赤ちゃんの好きな音楽などをかけるとgood。
2 朝は、朝日を浴びさせる
3 日中は、お散歩や室内遊びで刺激をプラスする
4 夜は、暗めで静かな環境の中で寝かしつける
5 就寝時間はできるだけ同じ時間にし、寝かしつけ方法をルーティン化する
とくに大切なことは、“早起き・早寝”。最初は、ママ・パパはちょっと大変かもしれませんが、まずは1週間試してみましょう。うまくいかなくても、根気よく続けることで睡眠リズムは整っていきます。
イラスト/村澤綾香 文/ひよこクラブ編集部
睡眠リズムは、睡眠そのものだけではなく、生活全体のリズムを整えることといえます。リズムが整えば、赤ちゃんだけではなく、ママ・パパにも、睡眠の質が上ったり、ストレスが少なくなったりするなどのメリットも。
頑張り過ぎずに、できることから取り入れてみてくださいね。
参考/『中期のひよこクラブ』2022年秋号「睡眠リズムが赤ちゃんの将来に影響するって本当⁉」
●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
『中期のひよこクラブ』2022年秋号「睡眠リズムが赤ちゃんの将来に影響するって本当⁉」企画では、睡眠リズムの整え方を、月齢ごとに詳しく紹介しています。