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「結局、人生はお金と顔なの?!」「出過ぎた杭は打たれない…」年齢を重ねた人生で私が悟ったこと

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朝の寝室の蓮の位置でヨガを練習する目を閉じた美しい幸せな女の子
LightFieldStudios/gettyimages

結婚、家事・育児、仕事と経験し、年齢を重ねれば重ねるほど、「あー!やっぱりね」と悟ってしまうことも。「私、悟っちゃいました」エピソードを口コミサイト「ウィメンズパーク」のママの声を紹介するとともにと、テレビで活躍する野々村友紀子さんに聞きました。

悟りすぎなママたちエピソード

――まずは、ママたちの声を紹介します。

■人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)
「不幸だと思えたことが幸運に転じるなど、何がよくて何が悪いのか、この世は後にならないとわからないシステムなのだなぁと思います」

■夫婦は一対ではなく、個人と個人
「相手に寄りかかることはしない。夫婦それぞれがちゃんと自分の足で立って自分の道を歩んでいる、ビジネスパートナーに近いかな。まだ道半ばですけどねー。今のところはそう思っています」

■結局、金と顔は大事ということ
「私が悟ったことは、結局金と顔。人生は不平等。真面目な人ほど損をするです」

■因果応報はない!
「因果応報はほとんどない。人は変えられないけど自分は変えられる」

■長いものには巻かれろ
「理不尽なことが多々ある世の中。入社して数年経ったある時から悟りました。気づけば勤続26年。新卒から今まで同じ会社で働き続けていられるのも、“長いものには巻かれろ”ということを悟ったおかげだと思っています(苦笑)。それがいいのか、悪いのかは知らないけど…(汗)」

■出過ぎた杭は打たれない
「中途半端に出るから打たれるわけで、自分はこのスタイルだからというのを強気で貫けば『あの人は別もの』として、結構優しく接してもらえました。ただの変人扱いかもしれないけれど」

■自分の常識は相手の非常識
「相当非常識な人に迷惑かけられた時に『あなたの常識は私とは違います』と言われて、ものすごく腹が立ったことあったなぁ」

■その人なりの事情があるということ
「どんなに、『はぁ??』と思うような場面でも、『わたしには知り得ない、その人なりの事情があるのかも』と、思うようになったこと。例えば、車に乗っていて後ろの車からあり得ない追い抜かれ方をしてキレそうになった時、『もしかして、今、超おなかが痛いのか…?』と想像してみることも。まぁ、悟り???というか、自分がいかにストレス溜めないかに重点をおいた想像ができるかということでしょうか」

■沈黙は金
「口下手で言い返せないですが、後から黙っていておいて正解だったと思う事が多いですね」

夫婦円満、家族円満の秘訣は、「お互いさま」「おかげさま」と悟ったこと

主婦として、テレビではコメンテーターや放送作家として活躍する野々村友紀子さんに家族関係や仕事で悟ったことについてお話ししていただきました。

「みなさんも、かなり悟っているなぁと思います。家事、育児、仕事をしていれば、諦めたり、悟ったりしないとやっていけないシーンが増えますよね。
私もイラッとしがちなので車の運転が荒い人がいる時のママの体験談と同様に、『すべての車に子どもが生まれそうな妊婦さんが乗っているのね』とやり過ごすようにしています。また、自分の常識は他人の非常識というのも常に思っています。『普通さぁ、こうせえへん?』と言いたいところですが、その人なりの何か事情があるのだと思いながら生きています。『沈黙は金』というのも本当にそうです。あの時感情的になって『あの時、言わんでよかった〜』ということは、他人だけでなく夫や子どもにもありますね。

私が悟ったことは、“夫婦円満、家族円満はおかげさまとお互いさまを忘れない”ということです。夫婦も20年近く一緒に過ごしていれば、悟ってしまいます。
夫や子どもというのは、本当に自分の思い描くような理想の姿では登場してくれないものです(笑)。例えば、子どもは机に向かって必死に勉強したり、スポーツに打ち込んだりと親が望むことばかりしてくれませんし、夫も毎回、家事を先回りしてやってくれるというわけでもありません。

でも、よく考えれば自分自身も理想の妻や母として、家族が思い描くような姿で登場していないなと思ったら、自分の理想としている範囲に入ってきてくれた時に、ほめたほうが相手も自分もうれしいなと悟りました。

理想でないのはお互いさまだし、こうして楽しく家族で生活できているのはおかげさまです。本当に腹が立つこともありますが自分だけでなく、相手が我慢している時もあるのでお互いさま。家族で乗り越えてきたこともあるので、おかげさまだなと思うようになりました。

あと仕事では、“一時が万事”ということでしょうか。仕事のちょっとしたミスで、できない人と思われることがあります。たまたま一度だけ、丁寧な挨拶できないだけ態度が悪い人と思われることがあります。私も会社員時代に仕事の姿勢や、人と接することの大切さを学んだことは大切にしています。

『やはり顔とお金』と言ってしまうと、半ば諦めや不条理なことというふうに思いがちです。けれども、考え方を変えるだけでイライラが減ってかえって生きやすくなりますし、うまく行かなかったことが転じてうまくいくこともあるので、悟るということは大切なことだと思っています」
(お話/野々村友紀子さん)

悟りのエピソードどれも実感がこもっていますね。人生で学び、悟ることがまだまだありそうです。
(文/酒井範子)

※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

野々村友紀子さん

PROFILE)
大阪府出身。芸人として活動後、放送作家へ転身。夫は芸人・2丁拳銃の修士さん。現在は吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師、著書・脚本等の作家業に加え、メディア出演など多方面で活躍中。最新刊に『アカンヒトズカン』(学研プラス)など多数。

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