【タレントで4児の母・市井紗耶香】「朝は4時台に起床、午後になったら頭の中は家族の夕食のことでいっぱい」

「モーニング娘。」として活動していた市井紗耶香さんは、今年で芸能生活25年目を迎えるそうです。現在は高校生、中学生、小学生、保育園に通う4人の子どもの母。忙しい毎日の中、育児と仕事の両立はどうしているのでしょうか？　日々の生活のことから、リフレッシュ法などについて聞きました。

保育園児、小学生、中学生、高校生の“お母さん”

——市井さんの家族構成と１日の流れを教えてください。

市井さん（以下敬称略）夫と私、そして上から高校3年生、中学3年生、小学4年生、保育園児の6人家族です。
私は、家族が起きる前に１人の時間を取るようにしていて、それをとても大事にしているので、冬場であれば5時から6時台、夏場であれば4時台に起床し１日をスタートさせています。まずはヨガやストレッチで体をほぐし、その日の流れを頭の中で整理してから6人分の朝食作り。そこからは、全員が家を出るまではバタバタと動き回っています。

——朝食作りなど、家族6人分の家事はとても大変そうです。

市井　とくに朝は大変で、家族を送り出したら洗濯物を干して、掃除機をかけてひと通り家事をこなし、それが終わったら仕事のメールをチェックし、マネージャーとミーティング。午後になったらもう夕食のことを考えています(笑) 。そうこうしているうちに小学生が帰ってくるので宿題をさせて、習い事の送迎や夕食の準備、保育園のお迎えと、ほかのご家庭と同じように私も過ごしています。子育て中の家庭はみなこんな感じではないでしょうか。

食事は、煮ものやきんぴらなど、日もちのする和食を多めに作って、冷蔵庫に保存しています。いつも3日分くらいまとめて食材を購入して、前もって何を作るか決めているんです。

家族6人分なのでとにかく準備をする食事も、洗濯物もすごい量です。でも、家族も助けてくれているので毎日こなせています。

自分が「母親になれたこと」に感謝

——保育園・小学校・中学校・高校に通う子がいると、学校行事もそれぞれで大変ではないですか？

市井　入学式、卒業式のある春はやっぱり大変です。今年も長女と二女の卒業式と入学式がそれぞれあるのであっち行って、こっち行ってとなりますね(笑)。

新学期になれば保護者会があるので、子どもたちが楽しいことや悔しいことなど学びながら成長していく場を4カ所回ります。毎年その瞬間に親の覚悟みたいなものも感じています。

——時間の管理も大変かと思います。工夫していることはありますか？

市井　家族と自分の仕事のスケジュール管理はすべてスマホに入力しています。先ほども話したように、新学期は子どもの行事がめじろ押しなので、メモをしたりアラームをかけて何日か前に通知したりと、忘れないようにしながら管理しています。あとはアナログですが手書きのメモを見えるところに貼ったりして、とにかく抜けがないように必死です。

仕事が入ったら、どんな内容であってもまずはその日に向けてコンディションを整えることは必須だと思っています。そして当日は「“市井紗耶香”という自分のブランドを掲げてお仕事をする」というモードに切り替え、向き合っています。

とはいえ、自宅に戻れば子どもたちの”お母さん”であるわけなので、その時間もとっても大事。母親になれたこと、ならせてもらえたことに感謝しながら、これからもいろんなことに挑戦していきたいですね。

いちばん上の子の大学進学は期待と不安でいっぱい

末っ子のランドセルは年中の時点で決定！ゆっくり時間をかけたおかげでお気に入りのランドセルが見つかったそうです。

——日々充実した時間を送っていることがよくわかります。そんな中で現在、子育てに関する悩みはありますか？

市井　直近だと、末っ子のランドセルについて大いに悩みましたね。まだ1年あるのですが、夫が資料請求したところ、受注会があることがわかり、思わず1年前から注文をしてしまいました。色から形、デザインまで悩みながら決めたことは家族にとってのぜいたくな悩みの時間でした。

また、いちばん上の子が今春から大学生なのですが、私自身、大学生活の経験がないので想像がつきません。わが子がどんな世界に飛び込んでいくんだろうという期待と不安でいっぱいです。

——忙しい毎日、どうやって気分転換をしていますか？

市井　おいしいものを食べたり、車の運転をしたりすることが好きなので疲れているな、リフレッシュする時間が必要だなと感じたら自分で自分のご機嫌を取っています。とくに私の場合、ドライブが好きなので、お気に入りのカーラジオをかけながら１人で出かけることもあります。だれにも邪魔されない空間で自分だけの時間を過ごすことは大事ですね。

お話／市井紗耶香さん　取材・文／安田ナナ、たまひよONLINE編集部