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大人だけでなく、子どもの日焼け対策もできてる?正しい日焼け止めの塗り方と日焼けしてしまったときのアフターケア【専門家】

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ママを守る
MelkiNimages/gettyimages

紫外線が気になる季節。親子の日焼け対策に関する「たまひよ」アプリユーザーのアンケート結果とともに、親子の日焼け対策について皮膚科医の日景聡子さんにアドバイスいただきました。

親子で日焼け対策はしてる? その対策とは

まず、ユーザーにどんな日焼け対策をしているのか聞いてみました。

外で遊ぶ際、日焼け対策はしていますか?

1位 親子ともにしている 37%
2位 親だけしている 29%
3位 親子ともにしていない 22%
4位 子どもだけしている 8%
5位 その他 4%

「親子ともにしている」が約37%という結果になりました。
コメントを見てみると、


■車の日除け対策も
「自分は日焼け止めを塗っています。子どもは帽子をかぶせています(すぐ脱いでしまうときも)。そのほか、チャイルドシートの横の窓に日よけをつけました。子ども用の日焼け止めを購入したので、これから外遊びのときは塗ろうと思っています」(A)

■日焼け止め&帽子
「子どもは、日焼け止めクリーム塗布して、帽子をかぶせて出かけています」(ふじママ)

■肌にやさしい日焼け止め
「子どもには、優しめの日焼け止めミルクを使用。親が楽しそうに塗って誘います」(きなこ)

■子どもは塗ったり塗らなかったり…
「私は日焼け止めを塗っていますが、子どもは塗ったり塗らなかったり。帽子は必ずかぶせています」(るな)

■UVカット機能の洋服
「私は日焼け止めに、UVカットの服、帽子、サングラスをしています」(イィエ)

■日傘は必須
「日焼け止めは年中無休で、全身塗っています。帽子、サングラス(車の運転時)、日傘は必須です」(シワ氏)

■UVカットブランケット
「日焼け止めを塗りUVカットのブランケットを常備して子どもをカバーしています」(NAYU)

子どもの肌は敏感!親子ともに日焼け対策は大事

公園だけでなくキャンプや海、プール遊びが楽しい時期。親子の日焼け対策について、日景聡子さんに教えていただきました。

「陽を浴びることは、ビタミンDの生成や、メラトニンの分泌などメリットもありますが、日焼けやシミ、シワのデメリットもあるので、安心して外遊びするための日焼け対策は親子共にとても大事です。

特に子どもの肌は、大人よりも皮膚が薄く敏感ですから、日焼けするといつも以上に肌のトラブルを招く可能性があるので注意が必要です。

日焼け止めは、SPF50、SPF30、SPF20など種類があり、どれを使えばいいのか迷うこともあります。SPF数値は高いほど紫外線をブロックする率は高くなります。しかし、SPF数値が高いからと、塗り直さないのはNGです。

また、SPF値が高くなると皮膚の負担になり、商品によっては日焼け止めを落とすためのクレンジングが必要な場合もあります。公園などでの外遊びであれば、親子ともに、SPF30を丁寧に塗っておくといいのではないでしょうか。

ただ、海やプールなど長時間にわたり紫外線を浴びるような時は、ウォータープルーフタイプでSPF値が高いSPF50+のほうが安心です。

日焼け止めは、皮脂や汗で落ちるので、SPF値に関わらず2、3時間に1度、必ず塗り直しましょう。

また、大人の顔であれば、クリームタイプならパール2粒分、ローションタイプなら500円玉くらいが目安です。子どもの年齢にもよりますが、子どもの場合、大人より少なめの量を目安にするといいのではないでしょうか。顔、首(うなじ)、腕などを中心に塗り、耳など塗り残しがないように気をつけましょう。

お化粧をしていると日焼け止めを塗り直すのは大変ですが、最近は日焼け止めパウダーや、BBクリームやCCクリームなど、化粧の上からでも重ね塗りできる便利なものがあるので活用してみてはいかがでしょう。

そして、日焼けした後は、アフターケアが大事です。子どもの皮膚は、大人に比べ水分量を保つ機能や皮脂腺が発達していないので、普段から乾燥しがちです。日焼けした肌は、バリア機能が低下して、さらに乾燥して痒みが出やすい状態になっています。さらに手や爪の間の細菌がついている手で、日焼けした肌を掻いてしまうと、とびひなどの感染症の原因になるので注意が必要です。
日焼けでかなり赤くなり、水ぶくれになっている場合は、皮膚科を受診することをオススメします」(日景聡子さん)

日焼け止めを塗る時の注意ポイント

◆注意ポイント1
子どもの日焼け止めは、テクスチャーの伸びがよく塗りやすいローションタイプがオススメ。必ずしも子ども用のものでなくてもいいですが、石鹸などで落とせるものを選ぶほうが、肌の負担は少ないです。
ただし、日焼け止めを薄く伸ばし過ぎると、紫外線をブロックする効果が低くなるので要注意。日焼け止めの効果を高めるには、丁寧に塗ることが大事です。

◆注意ポイント2
大人の日焼けで気になるがシミですが、特に見落としがちな部位はまぶたです。まぶたなど目の周りは皮膚が薄く、日焼けするとシミになりやすいだけでなく、赤く腫れてしまうこともあるので、まぶたもしっかり日焼け対策を。特に紫外線を長時間浴びる海やプールに出かける時は、何度も日焼け止めが塗り直せるように、アイシャドウより、日焼け止めを優先した方が安心です。

◆注意ポイント3
外出時は、虫除けスプレーを使用することも多いと思いますが、日焼け止め+虫除けスプレーは子どもの肌に負担をかけることも。日焼け止めを使っている時は、服につけるタイプや、洋服につけるシールタイプの虫除けがオススメです。

日焼け後のアフターケアの注意ポイント

◆ポイント1
日焼けは軽いやけどの一種ですから、日焼け後のアフターケアは大事です。まず、肌の照りをしずめるために、軽くシャワーを浴びた後に、濡れたタオルで赤くなっているところを冷やします。冷やし過ぎると、体温が低くなるので、少しずつ冷やす場所を変えましょう。熱を下げるためのおでこなどに貼るジェルシートがありますが、日焼けした肌にシール部分が触れると、かぶれの原因になるので、日焼け後のアフターケアに使用するのはNGです。

◆ポイント2
日焼けした肌は、水分が減って乾燥している状態なので保湿ケアが必須です。子どもの体の火照りが取れたら、保湿ローションを塗りましょう。保湿ローションがしみるようであれば、ワセリンを。ワセリンは、天然成分を精製して作られており、刺激が少なく肌を保護できます。ワセリンは、ヤケドや日焼けのヒリヒリなど、多少の肌の痛みをやわらげる効果があるのでオススメ。敏感肌やアトピー性皮膚炎の方、赤ちゃんは純度の高い白色ワセリンを。

陽にあたることも大事ですが、先生のアドバイスにあるように紫外線対策は、親子ともに心がけたいですね。
(取材・文/メディア・ビュー 酒井範子)

日景聡子さん

PROFILE)
札幌医科大学医学部卒業。大学病院や総合病院勤務後、円山公園皮膚科形成外科院長を経て、2022年7月にさとこ皮膚科・美容クリニックを開院(北海道・札幌市)。2児の母。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、美容皮膚科・レーザー指導専門医。患者の悩みに寄り添ったクリニックのサイト内のコラムはわかりやすいと好評。

https://www.satokohikage.com/blog/#

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2023年3月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです(有効回答数263人)
※記事の内容は2023年6月の情報で、現在と異なる場合があります。

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