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「ママおくち臭い」といわれて大ショック!大人の口臭問題を劇的に解決する方法とは?

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「ママ、おくち臭い」と言われた経験はありませんか? 子どもたちの言葉はストレートに心に響くため、ショックが大きいですよね。

今回は、口臭の原因と対策のポイントについてご紹介します。

ママの口臭の原因とは?

口臭の原因には、忙しい生活やストレスなどのさまざまな要素が関わっています。

子どもを寝かしつけているときに一緒に寝てしまい、うっかり歯磨きをせずに朝を迎えてしまった経験はありませんか? しかし、これは要注意です。
なぜならば、歯磨きをしていないことに加え、就寝中は自浄・殺菌効果のある唾液の分泌量が減少して口の中の細菌が繁殖しやすく、虫歯のリスクが高まるためです。

さらに、育児や仕事で疲れやストレスがたまっていると、唾液の分泌をコントロールしている自律神経の働きに影響し、口臭の原因となることも。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経は唾液中にたんぱく質を分泌させ、副交感神経は唾液中に水分を分泌させます。

ストレスによって自律神経の働きが乱れると、交感神経が優位となり水分量の少ない唾液が分泌されてしまうのです。その結果、口の中が乾燥しやすくなり細菌が繁殖し、口臭を引き起こす可能性があります(※1)。

このように、忙しいママ・パパにとって口臭を引き起こす原因が、日常にたくさん潜んでいるのです。

簡単! 口臭セルフチェック

では、実際に口臭があるかどうかセルフチェックをしてみましょう。

舌の上をガーゼなどで軽く拭い、ガーゼに付いた唾液の匂いを嗅いでみてください。唾液が臭う場合は、口臭が強い可能性があります。

ただし、日常的に口臭があるかどうかをチェックしたい場合は、起床時以外に行うとことをおすすめします。唾液は就寝中に減少するため、起床直後は口の中の細菌が繁殖し、日中よりも口臭が強くなるためです。

口臭のセルフチェックには、家電量販店やネット通販で販売されている「口臭チェッカー」を使う方法もあります。口臭の度合いが数値として表示されるため、客観的に口臭をチェックしたい人は購入を検討しましょう。

口臭対策のポイント

では、口臭を防ぐために、どのような対策をしたらいいのでしょうか。以下に対策方法を3つ紹介します。

口腔ケアをしっかり行う

歯と歯の間は歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすい箇所です。
歯間ブラシなどを使い、歯垢や食べかすを残さないようにしましょう。また、フッ素入りの歯磨き粉を使うことで歯の再石灰化を促し、虫歯に負けにくい歯になります。

歯磨き後に口内洗浄液を使用すると、殺菌効果があるためより効果的です。しかし、口内洗浄液は揮発性のアルコールが含まれている場合があり、やりすぎは口内を乾燥させて細菌の繁殖を招いたり、善玉菌も一掃して口内細菌のバランスを崩したりします。
口内洗浄液は1日2〜3回程度にとどめ、やりすぎには注意してください。

寝かしつけ中にうっかり自分も寝てしまい、歯磨きをし忘れる日がある人は、子どもと同じタイミングに歯を磨く習慣をつけましょう。そのあとは、自分が就寝するまで間食をしないことが重要です。

副交感神経を優位にする

唾液の水分分泌量を減少させないために、副交感神経を優位にすることが大切です。
家族やベビーシッターなど、周囲の協力を得られる場合は遠慮なくお願いして、できるだけリラックスできる時間を取るようにし、ストレスや疲れをため込まないように心がけてください。
ゆっくりお風呂につかったり、ヨガをしたり、自分なりのリラックス時間を定期的に取ることが理想です。

口臭対策に効くツボ

口臭対策には、ツボ押しも効果的です。

「上廉泉(じょうれんせん)」は、あご下のくぼみに位置し、そこを押すことで唾液の分泌量が増え、細菌の繁殖を抑制する効果が期待できます。

心地いい力加減で深呼吸をしながら、上廉泉をゆっくり5秒程度押しましょう。数回繰り返すと効果的です。口内の乾燥が気になるときや日常のふとしたタイミングで行ってみてください。

食べ物と口臭の関係

食べ物と口臭は、密接に関係しています。
口臭を発生させやすい食べ物と抑制する効果のある食べ物をご紹介します。

口臭を発生させやすい食べ物

にんにくや玉ねぎ、ニラなどには、強い臭いを放つ「アリシン」が含まれます。アリシンは、体内で酸化されることで硫黄のような臭いを発する悪臭物質に変換されます。この悪臭物質が血流に乗って肺から放出され、口臭を長引かせる原因になるのです。

口臭が気になる場合は摂取を控えるか、低臭にんにくなど臭いを抑えた品種を選んでみましょう。

なお、にんにくはスライスする前に加熱することで、臭いを軽減させることができます(※2)。スライスせずに1片をそのまま料理に使用したり、スライスする前にレンジで加熱したりするのが◎。

口に残った食べかすは直接的な口臭の原因となる場合があります。食べかすが残らないよう、食後はしっかり歯みがきやうがいを心がけてください。

口臭を抑制する効果がある食べ物

口臭を抑制するには「レモン」が効果的です。レモンには自浄・殺菌効果のある唾液を分泌する作用があります。

ある研究では、蒸留水とレモン水で洗口したあとの唾液分泌量を比較した結果、蒸留水は平均0.1mlであるのに対し、濃度5%のレモン水で平均0.47ml、10%で平均0.83ml、15%で平均0.96mlと、レモン濃度が高いほど唾液の分泌量が増加したと報告されています。

また、濃度5%での洗口が爽快感が高い傾向にあり、濃度が高いと口内痛を感じる被験者もいたという結果が出たため、レモン水を洗口液として使用する場合は濃度5%が妥当であると結論づけられました。(※3)

水100mlに対し、小さじ1(5ml)のレモン果汁を垂らせば濃度5%のレモン水ができます。生のレモンでなくても市販のレモン果汁でも効果があるため、鞄にひとつレモン果汁を忍ばせておくと安心ですね。

もう「おくち臭い」なんて言わせない!

今回は、口臭の原因と対策のポイントについてご紹介しました。
口臭を防ぐためには、歯間ブラシや口内洗浄液を使い、口の中に食べかすが残らないようにすることが大切です。
また、人と会う予定がある場合は臭いの強い食材などに気をつけ、口臭抑制効果のあるレモン水などもあわせて活用しましょう。

ストレスや疲れによって唾液の分泌量が減ってしまっている場合は、周囲の人の協力も得ながら自分の時間を取るようにするのが理想的です。

もう子どもたちに「ママ・パパおくち臭い」なんて言われることのないよう、口臭対策を行いましょう!(提供:あんしん漢方)

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YouTube:【口臭】~ママの口臭対策~【お薬最適化薬剤師|ママ薬剤師|女性のお悩み】

<参考文献>
※1 中川洋一「ストレスによる唾液分泌抑制のメカニズム」

※2 KAGOME「ニンニクの栄養!生と加熱での含有量の違いと、匂いを抑える方法」

※3 日本生理人類学会誌「レモン水洗口が唾液分泌及び味覚閾値に及ぼす影響」

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