捨てるに捨てられない…。冷蔵庫に眠る調味料たち
●11月3日は「調味料の日」
日本野菜ソムリエ協会が「日本の伝統調味料を通して、豊かな食生活を提起する日」として11月3日を「調味料の日」に制定しました。日付は、11と3で「いい味」の語呂合わせと、伝統調味料を見直して和食のすばらしさを文化として考えようと文化の日に合わせています。
冷蔵庫で残りがちな調味料は?
料理になくてはならない調味料。定番の砂糖、醤油、塩は現役で活躍中ですが、買ったはいいけど、なかなか出番がなく冷蔵庫の中でねむり続け、そして賞味期限を迎えてしまう調味料というのもたくさんあります。
口コミサイト『ウィメンズパーク』のママたちに聞いてみました。
「バルサミコ酢、6年前に賞味期限切れたものがほぼ満タン残っていて、先週、やっと捨てましたー! 恐ろしい酸っぱい、ヤバイ匂いでした」
「スパイス、どう使えばいいのかわからない! もうお手上げです」
「コチュジャンですね。一度ビビンパに使って以来、そのまま残っています。他の食べ方ってあるの?」
洋風やエスニックの調味料って、ある料理のために買っても、その先のアレンジが分からずどう使えばいいか悩みながらお蔵入りパターン。
「我が家の冷蔵庫の奥に眠っていていつも期限を切らすのは練乳です。いちごの季節が過ぎると、まったく出番がなくなります」
季節限定ものも、季節が過ぎると陽の目を見ない。練乳は冬でもコーヒーに入れてベトナム風コーヒーで救済してみては?
「辛いもの系は、買ったはいいけど子どもの味覚を気にするとどうしても使えなくて…。マスタード、からし、豆板醤などなど。実家から持ってきた七味唐辛子は結婚8年目、まだあります」
「うちで余ってしまっている調味料は梅味噌です。身体に良いと言われて作りましたが、誰も食べてくれません」
「サラダドレッシングは、子どもの口に合わないと誰も手に取らず、賞味期限切れがたくさん並んでいます」
子どもが好まない味付けだと、作って食べてもらえないのがいちばん困る。危ない橋を渡るくらいなら、安定の調味料が定番になってしまいますよね。
そんな調味料、捨てるのは忍びない…。うまくアレンジできるといいのですが…。
そして、永遠に冷蔵庫でねむり続けるのでした。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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