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心配性な元FWの妻と健康を気づかう元GKの夫。パッションフルーツを毎日食べて健康維持。でも地球の未来の温暖化も心配・・・【丸山桂里奈・本並健治インタビュー】

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元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈さん(40)と、元サッカー日本代表で指導者の本並健治さん(59)夫婦。2023年2月に誕生した長女は生後8カ月になりました。産後3カ月半で仕事も再開した丸山さん、仕事と育児とでとても忙しい日々を送っています。丸山さんと本並さんにこれまでの子育てのこと、これから楽しみなことなどについて聞きました。全2回のインタビューの2回目です。

いつも冷静で落ち着いている本並さん

――娘さんは生後8カ月に。これまでの育児を振り返って大変だったことはどんなことですか?

丸山さん(以下敬称略) 産後数カ月は仕事をお休みして、朝の「おはよう」から夜の「おやすみ」まで、1日中ずっと赤ちゃんと向き合う毎日でした。初めのころはなんで泣いてるのかわかってあげられなくて、それは私が大変というよりは、こんなに小さい娘が泣いて訴えることしかできないからすごいつらいだろうな、と苦しく思っていた感じです。

最初のころは育児のやり方を自分でいろいろとこまかく決めていたけど、今は、何かうまくいかないことがあったらまた別の方向から試してみることもできるようになった気がします。こまかく決めていたころのほうがなんかこだわりすぎてしまって、結果空回りだったような気もします。少し慣れてゆとりができてきたのかも・・・。

――本並さんはどうですか?

本並さん(以下敬称略) うーん、大変だったというよりは・・・日々親として当たり前のことをやっている、という感じです。

丸山 本並さんはいつも落ち着いてるんですよ。私は何かあるとすごくあせったりあわてたりしているのに、全然動揺しない本並さんを見てると、よくそんなに普通にいられるな、って信じられない気持ちになるくらいです。ついこの間も、仕事の現場に娘を連れて行ったことがあって、その日娘がものすごく大泣きしたんです。それまではそんなことなかったのに、慣れない場所だったからかなのかな~・・・「過呼吸」になりそうなくらい泣いて、すごく心配でおろおろしちゃいました。そしたら本並さんは「かしてみ」って娘を抱っこして、背中トントンって。しばらくして娘も落ち着いたんですよね。

本並 僕は少し離れて、少し広い視野をもって客観的に見ているからかもしれないですね。あのとき娘はかなり泣いていましたが、その前に頭は打っていなかったし、と考えて娘の様子を見て、これなら泣いているだけだから大丈夫だろう、と。まわりがあわてているからますます泣いているのかもしれない、落ち着かせよう、と思いました。

丸山 私の母も本並さんみたいなんです。実は先日、私が娘をベッドに寝かせていて落下させてしまった事故がありました。私は大あわてで母に様子を説明しながら、どうしよう・・・とあわてちゃって軽いパニックのようになっていたら「腹ばいで落ちていたなら頭は打っていないだろう」とか、泣きやんでからミルクをあげたら「ちゃんと飲んだから大丈夫」とか。冷静に様子を見てくれました。

そして同時に「でも私から言わせたら、ベッドに寝かせるのが信じられないと思っていたけどね」と注意されました。母はそれまで気にしつつも、人に注意されるより、私が自分で気づくべきだと思っていたみたいです。すごく反省した出来事でした。家族に、本並さんや母のように冷静な人がいてくれてありがたいです。

心配性な妻、健康に気をつかう夫

――これまでの育児を振り返って、親として変化を感じることはありますか?

丸山 2人ともそうですけど、すべてのことを娘中心に考えるようになったことはいちばんの変化ですね。

本並 仕事のあとはなるべく早く帰るようになったかもしれませんね。最近夫婦で一緒の仕事が多いんですけど、2人ともいないとその間は妻の両親が娘を預かってくれているので早く帰るようにしています。
あとは、健康にも気をつかうようになってきました。娘が20歳になるころには、自分は78歳、2人目が生まれたとしたらその子の成人のときは80歳くらい!? そう考えるとできるだけ元気でいられるようにしないとですよね。

丸山 本並さんはもともと「人生は短いからやりたいことをやろう」という人で、前は好きなものを好きなように食べる人だったんです。でも娘が生まれてからは、ちょっと健康によさそうなものを見つけると、すぐ取り入れるようになったのはかなり大きな変化ですね。私はこの夏に健康にいいと聞いて毎日パッションフルーツを食べるようになったんですけど、それを本並さんに伝えたら、僕も僕もって感じで本並さんも毎日かかさず食べていました。以前の本並さんだったら考えられない・・・(笑)

本並 もう60歳になりますから。30代のころと違って、そんなに仕事も目一杯する年齢でもない。だから逆に、今、子育てしているのは、少しゆとりができてよかったのかもしれませんね。

――妊娠中のインタビューで本並さんは丸山さんが、「ちょっと心配しすぎるところがある」と気にしていましたが、最近はどうですか?

本並 妻は変わらず心配性です。どんなことも相当心配しています。抱っこひもだって、3つも4つも買って「これは合わない」「ここがちょっと」とチェックして心配ばかりです。

丸山 どれが合うかわからないから、つい片っ端から買っちゃうんです。電動鼻吸い器も4つくらい買いました。そして、電動以外にもいくつか鼻吸い器を試したけど、どれも結局すごく嫌がるから、結局自分の口を娘の鼻につけて、鼻水を吸ってあげてます(笑)

リフレッシュは焼き肉と仕事!

――夫婦で育児や仕事のあいまにリフレッシュするのはどんなときですか?

本並 夫婦で一緒の仕事のあと、帰宅途中に焼き肉を食べに行くことですね。

丸山 実家の近くの焼き肉屋さんが大好きなので、よく2人で食べに行きます。2人だけの空間だと、落ち着いて話せるから、しっかりコミュニケーションが取れるのがいいと思います。家で子どものお世話をしながらだとやっぱりどうしてもどこか上の空になってしまいますから。

あとは、私にとっては仕事もリフレッシュになっています。子どもが小さいうちはできるだけ一緒に過ごしたい気持ちもあるけど、やっぱり仕事も大好き。子どもはそのうち自分の人生を歩んでいくわけですから、親以外でも、おじいちゃんおばあちゃんとか、子どもと過ごしてくれる人がいるなら、私は自分の仕事や人生も大切にしたいと思います。それに仕事を頑張っている姿を子どもに見せたいなとも思います。

でもやっぱり、毎朝仕事に出かけるときは、後ろ髪を引かれる思いもします。娘に「行ってくるね」と言うと私がいなくなるのがわかってぐずっちゃうから、母には「仕事に行くときはそっと行ってください」と言われているので、そうしていますけど、少し寂しいですね。

一生娘のお母さんとして、寄り添える存在でいたい

――これからの娘さんの成長で楽しみにしていることは?

本並 いや、もう本当にかわいいので、モデルさんか俳優さんになったらいいなと思います(笑)

丸山 私はお話しするのが楽しみです。今は声を出しておしゃべりみたいにしているけど、実際お話ができるようになったらどうやっておしゃべりしてくれるのかなって。あとは、どんなスポーツが好きになるのかな、っていうのも楽しみですね。

――現役中は、本並さんはGK、丸山さんはFWとして活躍していましたが、家庭内でその役割が発揮されていることはありますか?

本並 サッカーのプレーとは別だな~、と思いますね。サッカー選手としての妻はFWのポジションで、確かにプレイ中は、思いきって前に出ていました。フィールドではボールをゴールに決めることが大事なので。前に蹴られたボールに飛び込んでいっていましたよね。あまり考えていなかったんじゃないかな~、体が反応していたというか・・・。でも家庭では慎重だし心配性で、いろいろ考えているようです。

丸山 ほんとに、いろんな人から「意外に慎重なんだね」って言われるんです(笑)。子育てしてみて、今まで生きてきた中でこんなに考えていることがないくらい、いろいろ考えています。学生時代とか、学校では全然勉強しなかったのに、妊娠中の体調のこととか、子どもの離乳食のこととか、子どものことだと全然勉強したり、調べたりするのが嫌じゃないのが不思議ですね。

子どもたちが大人になった未来の地球はどうなるんだろう、とも考えます。温暖化が進んだ地域で住むのは大変だから、今親の自分が対策できることはしないと、とSDGs的なことも意識するようにもなりました。

子どもが生まれると、一生お母さんですよね。お母さんらしくいなきゃ、とか考えすぎる必要はないけど、産んだ瞬間から死ぬまで私が娘のお母さんだから、私らしく、子どもに寄り添える存在でいたいな、と思います。

抱っこひもで外出する前に

お出かけ前に3人でパチリ。今日はどこに行くの?と不思議そうな娘。

家族でお散歩へ

家族で森林浴へ。隙間時間を見つけてお散歩に行きました。娘もとっても持ちよさそうでした。

ねんねの前にパパと・・・

ねんねの前に、パパにたっぷり甘えています。

お話・写真提供/本並健治さん、丸山桂里奈さん 撮影/鈴木しのぶ 取材・文/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部

慎重で心配性な丸山さんと、冷静で落ち着いている本並さん。同居している丸山さんの両親ともとってもいいチームワークで、楽しみながら愛情たっぷりに子育てしている様子が伝わってきました。

●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2023年10月の情報であり、現在と異なる場合があります。

丸山桂里奈(まるやまかりな)さん

1983年3月26日生まれ、東京都出身。第4回女子W杯、アテネ五輪、北京五輪、第6回女子W杯(優勝)、ロンドン五輪(準優勝)で日本代表として活躍。2005年Lリーグ(現なでしこリーグ)新人王、2011年国民栄誉賞を受賞。現在はバラエティ番組、スポーツ番組などで活躍。2023年2月に第1子の女の子を出産。

本並健治(ほんなみけんじ)さん

1964年6月23日生まれ、大阪府出身。1986年松下電器産業サッカー部に入団。ガンバ大阪、ヴェルディ川崎で活躍し、日本代表に選出される。2002年に現役を引退後、2012年にはなでしこプレミアリーグ「スペランツアFC大阪高槻」の監督に就任し、指導者として活躍。2016年退任し、現在はサッカー解説者、サッカー指導者、タレント活動など幅広く活躍。

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