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離乳食を全然食べてくれない! 栄養面も発達面も心配になって育児相談室へ行ったけど⁉︎『ふうふう子育て #29』

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やっと少しは育児に慣れたと思った頃、今度は離乳食がスタートします。離乳食を用意するだけでも大変だけど、子供が食べてくれないとなると心配だし、ますます大変。娘・ふーみんが離乳食を食べてくれないため、青鹿さんは育児相談室に行くことに。


困り果てて子育て相談室へ行ったら……












赤ちゃんのお世話にやっと慣れてきた……と思った頃にスタートする離乳食。私は、離乳食とは何か、どうやって作ればいいか、進め方の決まりはあるのかなどを勉強しなくてはならず、てんてこまいでした。

もともと、私はずぼらなタイプなので「離乳食作りは面倒くさいなぁ」と思っていましたが、自分自身が食べることが大好きなので少しわくわくドキドキもしていたんです。「ようこそ! 食べる楽しみがある世界へー!」といった感じ。

ところが、娘・ふーみんは離乳食を全然食べてくれません。離乳食開始時こそ「また舌でベーッて出してしまったなぁ。まぁ最初はこんなものよね(笑)」と軽く受けとめていたのですが、それが何か月も続き、一向に進まない状況。母乳やミルクはしっかりとっていたのですが、何か月も続くと栄養面が心配になってきます。調乳の手間と離乳食作り、そして離乳食のたびに皿をひっくり返したりするので、台所やテーブルの周りは壮絶に散らかっていました。

さらに、食べはしないけど、体じゅうに食べ物を塗りたくったりするのです。肌に食べ物が付着しっぱなしだと食物アレルギーのリスクが上がってしまうし、そもそも娘はアトピー性皮膚炎があるため、我が家では毎食後にシャワーを浴びさせていました。離乳食に、ボディケアに……疲労困憊です(アトピーと離乳食については、「マンガでわかる!子どものアトピー性皮膚炎」という本にまとめています。ご興味のある方はどうぞ!)。

当初は離乳食を作っていたのですが、全然食べてくれないため、私は作っては捨てるのを繰り返すことがつらくなり、市販のベビーフードを使うようになりました。ところが、それもまた食べないんです。栄養面の不安、先行き不透明なことによるストレス、食べ物を捨てる苦痛、離乳食について調べては提供して掃除をして終わる1日。さらに食物アレルギーのリスクを下げるには、離乳食開始時期も、代表的なアレルゲンの摂取時期も遅らせないほうがいいとのにまったく進まないのが心配で……何もかもがつらすぎて病みそうでした(※1)。

(※1:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版))

そこで自治体が主催している離乳食の相談会や育児相談室に行くことにしました。きっと何かヒントがもらえるだろうと藁にもすがる思いで相談したところ、「お母さんの必死さや不安が赤ちゃんに伝わるから食べないのかも? 食卓を囲む空気が悪いのかも。もっとニコニコして肩の力をぬかなきゃ!」「手作りにこだわってない? ベビーフードを使ってラクをしよう」などとアドバイスされた私。

しかし、この時すでにベビーフードをガンガン使っていたし、肩の力を抜くといってもどう抜いていいのかわからず、笑顔であげているつもりだけど心配してしまうこと自体がもうダメなのかと思い、「つらい」と言えなくなり、相談できなくなってしまったんです。(続く)

『青鹿ユウの夫婦でふうふう子育て』をすべて読む

漫画家 青鹿ユウさんのプロフィール

漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。

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http://aoshikayu.com/

※この記事は、過去に「マイナビ子育て」に掲載されたものです。

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