お迎えは突然に...【子どもの病気】働くママのリアル「対応策」
急な子どもの病気で、仕事中に保育園からお迎えコールがかかってくることは「保育園あるある」の1つ。
「夫婦間の連携はどうしてる?」
「病気でお休みになった日はどうすればいいの?」
「会社への連絡は?」
先輩ママが具体的にアドバイスしてくれました!
体調が悪くなる前の兆候を見きわめることが大切!
保育園に預けはじめのころは、特に病気になる可能性が高いというのが先輩ママたちの共通認識です。日ごろから体調管理に気をつけていても、お友達からもらってくる病気は防ぎようがありません。先輩ママはどうしているのでしょうか。
「子どもの急な病気には前兆があります。なんだか調子が悪そう、体温が高いという前兆があったら、園に連れていった後で夫とすぐLINEでやり取り。誰が迎えに行くのか、何時ならお迎えに行けるか、翌日休むとしたらどっちかなど、対応を決めておくとあわてずにすみます」と言うのは、0歳児ママRさん。
1歳児のママKさんは、呼び出しには自分が100%対応する一方で、パパにすぐに連絡を入れるようにしているそうです。「LINEを通じて『すごく忙しいけどお迎えに行ってきます』『今日も会議を中断して迎えに行きます』などと、自分の仕事状況や大変さも含めて連絡。パパもSOSを感じ取って、いつもより早い時間に帰ってきて手伝ってくれます」。
また、2児のママSさんは「子どもが熱を出してからでは遅いので、重症化する前に休ませて、小児科で薬をもらって早めに直すようにしています」と、早めの療養の大切さを教えてくれました。
病児保育、シッター、親族…… 預け先の確保をしておこう
共働き夫婦にとって、どうしても休めない時には病児保育やシッター会社が頼みの綱。多くの人が利用しています。
「夫婦ともに近くに親族がいないので、市の病児保育と、市が提携していて病児も預かってくれるベビーシッターにお世話になっています」(Sさん)。
一方、Rさんはパパの親族がすぐ近くに住んでいるものの、過信は禁物と言います。「胃腸炎やインフルエンザなど感染性の病気になったとたん『うちで預かるのはちょっと……』とみんな引いてしまいます。割り切って病児保育やベビーシッターに登録しておいたほうがいいでしょう。ただ、病気の時は赤ちゃんも心細いので、できれば仕事復帰前に一時保育に1、2回くらい預けて慣れてもらったほうがいいかもしれません」。
会社への対応は、普段からの振る舞いがカギに
そして、子どもの病気の時に最も気を使うのが、会社への伝え方です。
「『申し訳ありませんが帰らせていただきます。今取りかかっている仕事は○日までに仕上げます』と上司に伝えています。状況をクリアにしておけば周りも安心できます」(Kさん)
「期日のある仕事はできるだけ早く終わらせるようにしたり、突然土日出勤の時にはできるだけ対応したりしてポイントを稼いでおくと、『あの時頑張ってくれたから』と子どもが病気の時にも理解してもらいやすくなります」(Rさん)
また、8歳と3歳のママAさんは、最初の出産時は周りにほとんど誰も復職するママがいなかった時代を経験してきた立場から、こうアドバイスしてくれました。
「普段から育児が言い訳にならないようにしっかり仕事するようにしていました。いざ子どもの病気で休まざるをえなくなったら、あれこれ悩まず『仕方ない!』と割り切ることも大切。いろいろな人がいるので、もし『あの人何か文句がありそうだな』と思ったとしても、ささいな言動に傷ついていてはきりがありません。今後何らかの形でお返しします、という気持ちでいるようにしています」。
防ぎようがない子どもの病気ですが、夫婦の協力体制と病児サービス、そして日ごろの準備と心構えでうまく乗り切っていきましょう!
この記事では、2017年3月に開催されたイベント「ママtomoパパtomoカレッジ」にて、大盛況を博した「先輩ママトークショー(家事分担・両立)」のコーナーから、役立つ内容をピックアップしてご紹介しました。
「ママtomoパパtomo カレッジ」は、ママになっても学びたい!を実現したあたらしいかたちのカレッジです。ママがパパといっしょに赤ちゃん連れで大学で学ぶ1日。
(文・たまひよONLINE編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。