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0~2歳は習い事より遊び!注目の“非認知能力”をはぐくもう

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iStock.com/Andrii Oleksiienko

乳幼児のうちから教材を使って文字や数を覚えさせたり、学習教室に通わせたりなど、子どもへの教育が早期化する一方、いま幼児教育の現場では、あらためて“非認知能力”というキーワードに注目が集まっているのを知っていますか。子どもが将来豊かな人生を送るために必要といわれる話題の能力について、白梅学園大学・学長の汐見稔幸先生に伺いました。

そもそも、“非認知能力”って?

IQで計れる力を認知能力と呼ぶのに対し、非認知能力とは、たとえば、以下のような能力のことを指すそうです。

非認知能力とは

・目標に向かって頑張る力
・他人とうまくコミュニケーションをとる力
・感情をコントロールする力 など

近年は日本の教育現場でも注目されるようになり、2018年度からは幼稚園教育要領と保育所保育指針、認定こども園教育・保育要領が改定され、この「非認知能力」に関する内容がさらにしっかりと組み込まれることになります。

非認知能力を育てると、子どもの将来が豊かになる

早くから言葉や物の形などを理解している子どもを“頭のいい子”ととらえていませんか。幼児期の認知能力の高さが、必ずしもその後の人生の成功につながるわけではないのだそう。

「認知能力をアップするために、小さいころから勉強をさせると頭がいい子になったように感じますが、早期教育による知的効果は、一過性のものだとわかってきています。早期教育は子ども自身が望んだものではないことも多いので、学んだ内容を使う機会がないまま、時間とともに自然と忘れてしまうことが多いのです。
一方、非認知能力は幼少期に一度身につくと一生消えません。そのため、目標に向かって頑張る力が身についていれば、たとえうまくいかないことがあっても、落ち込んだり、感情的になって途中で投げ出したりすることはせず、『今度はこうやってみよう』と自分で工夫しながら最後まで頑張り抜くことができるようになるでしょう」(汐見先生)

“非認知能力”は遊びで伸ばす

「非認知能力をはぐくむには、親が子どもの興味を応援し、たくさんの遊びを経験させることが大切です。積み木でも砂遊びでも、自分がやりたい遊びなら何でもOK。とくに0~2歳の場合、親がのびのびと遊べる環境を作ってあげることが大切です。そうして子どもの欲求を満たしてあげることで心も育ちます」と汐見先生。
しかし、ママとしては子どもが望む遊びをすべてOKするわけにはいかず、思わず「やめなさい」と言いたくなることも…。

「もちろん、子どもに任せきりにするのではなく、大人がサポートすることも必要です。汚れて困ることや周囲に迷惑をかけてしまうような場合は、『ごめんね。これはダメなの。こうしたらどう?』などとママやパパがフォローしてあげるといいでしょう」

こんな遊びのときはどうフォローする?

★公園遊び
子どもの好きなようにさせ、近くで見守るようにしましょう。まだうちの子には早いんじゃないかと思うような遊びでも、本当に危ないことは別として、単に遊ぶのをやめさせるのではなく、そばでサポートをしてあげて。いっぱい遊んで、すっかり汚れてしまっても、着替えがあれば大丈夫!

★水遊び
多くの子どもが大好きな水遊び。蛇口から水が出るのがおもしろくて、飽きずに繰り返すようなこともあるかもしれません。そんなときも、「ダメ!」と一喝するのではなく、まずは水が飛び散ったりしても困らないような環境を考えてみて。別の遊びに誘ったりして気をそらしてみるのもおすすめです。

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自分で自分を育てていく赤ちゃん。ママやパパに必要なのは、知的能力を高めようと早期教育にあせって取り組むことよりも、日々の遊びを通して“非認知能力”を高める機会を作ってあげることといえそうです。まずは、子どもが興味を持っていることを見極めてあげるところから始めてみてはいかがでしょうか。(取材・文/坂井仁美、ひよこクラブ編集部)

■監修/汐見稔幸先生
東京大学名誉教授。白梅学園大学学長。教育学、教育人間学、育児学を専門とし、『子どもが育つお母さんの言葉がけ』(PHP研究所)など著書多数。

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