保育園に入れることを考え始めたママ、でも…まだまだ娘といっしょにいたいパパは反対!?【丸山桂里奈・本並健治】
元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈さん(41)と、元サッカー日本代表で指導者の本並健治さん(60)夫婦。2023年2月に生まれ1歳6カ月を過ぎた長女は、自分で食べたがる、やりたがる、と自己主張が激しくなってきた様子です。そろそろ考え始めている保育園のことなどについて話を聞きました。
連載「GK夫とFW妻の育児奮闘記」第18回です。
1歳半記念は、すいかでお祝い?!
先日、娘は1歳半になりました。1カ月前ごろは「1歳半に少しお祝いしようか〜」なんて話していたのに、私も本並さんもそのことをすっかり忘れてしまっていました。私の母に「ぷくぷくちゃんは今日で1歳半だよ」と言われて、どうしよう〜って。その日は本並さんも仕事で帰宅が遅い日だったから、お祝いできないかな〜と思っていたら、ちょうどそこへ、私が山形の農家さんに注文した大きな産直のすいかが届いたんです。バスケットボールよりもずっと大きいすいかです。
娘はカットしたすいかしか見たことがなかったから、初めて大きなまるごとのすいかを見て「わあ〜〜〜!」って驚いていました。「すいかって本当はこういう果物なんだよ」と話しながら、娘の目の前ですいかを切って見せました。
種を取って食べさせたら、娘は「うん、これはいつも食べているすいかだ」っていう顔をしながら食べていました。すごく甘くておいしかったです。娘の1歳半はまるごとのすいかでのお祝いになりました。
健診で先生から「でっかいね!」と驚かれた娘
1歳半を迎える前に、かかりつけの小児科で娘の1歳6カ月児健診を受けました。身長体重を測ったり、指さしややりとりができるかなどの発達の確認をしたり、予防接種を受けたりしました。発達については何の問題もありません、とのことでしたが、身長については「でっかいね!」と言われました(笑)。やっぱり、という感じです。足のサイズも大きいと思います。
少し前まで娘に13cmサイズの靴を履かせていたんですけど、歩き方がちょっと変で痛そうだったから、足の測定器を買ったんですよ。それで娘の足のサイズを測ったら、14cmありました。やっぱり靴が小さかったんだなと思って、今は14cmの靴を履かせています。これからもっと足も身長も大きくなるのかな〜。でも、健診の結果は順調そうで、ひと安心でした。
なんでも「自分で!」の自己主張
1歳半ごろになって娘はなんでも「自分でやりたい!」と主張するようになりました。少し前までは、ごはんを私やばあばに食べさせてもらうのが当たり前だったのに、今は食べさせてあげようとすると嫌がるんです。自分でスプーンやフォークを持って食べたがっています。自分でやろうとするけどなかなかうまく使えないんですよね。
フォークの持ち方が違うから「こうやって持つんだよ」と直そうとすると怒るし、一口大にしたきゅうりをフォークで刺そうとしてすべって刺せなくて怒っています。スプーンで豆腐をすくおうとしても、なかなかうまくすくえなかったり。うまくできないときは、娘がよそ見をしている間にそっとスプーンに豆腐を乗せて、さも娘がすくった豆腐だ、と見せかけて食べさせています。
できるだけ自分でやらせてあげたいけど、そうすると時間がかかりますよね。朝ごはんがなかなか進まないときに、私が仕事に出かける時間になってしまうことも。前は急いで食べさせていたけど、母に「それじゃぷくぷくちゃんがかわいそうだよ」と指摘されました。それで、私よりも本並さんの外出時間が遅いときには、本並さんに娘の食事見守り係をお願いしています。夕食は、娘ができるだけ自分で食べられるように時間を取って私がつきあっています。
食事以外でも、おやつの袋を自分で開けたがったり、ベビー用ジュースのパックやペットボトルを自分で持ちたがったり。この前ペットボトルを持たせて見ていたら、飲もうとして全部こぼしていました。そんな姿に「自分でやるんだ!」という娘の強い意志を感じます。
保育園の入園について、少しずつ考え始めました
最近、私と本並さんの仕事の現場が同じときには、娘を帯同するようになりました。というのも、娘がどんどん活発になって行動範囲が広がってきたから、母1人に任せっきりにするのは負担が大きいだろうな、と考えたからです。
娘は私たちのマネージャーさんにすっかり慣れていて、私たちが仕事をしている間も泣かないで待ってくれています。仕事現場のスタッフさんたちも、娘のために床にマットを敷いてくれたり、ベビー用のジュースを用意してくれたりと配慮してくださってありがたいです。
そういえば、先日子育て番組のロケで都内のある保育園に行きました。これまで保育園の見学はしたことがなかったから、私もすごく興味津々で見させてもらいました。その保育園は、園全体の雰囲気も、先生方の子どもへの対応もすばらしくて、「このあたりに引っ越したい!」と思うくらいすてきな保育園でした。
私自身が幼稚園に通っていたこともあり、娘も幼稚園かな、と少し思っていたのですが、保育園を見学してみて保育園という選択も考え始めました。現在仕事をしているときには母に頼っているのがメインですが、娘の成長に伴って母の体力も心配になってきていますし、3歳になる前から同じ年代の子どもたちと遊んだりできることもいいですよね。家ではなかなかできない遊びもさせてあげられたほうが、娘の成長のためにはいいんじゃないかな、と。これから自宅近所の保育園も、いろいろと調べたり、見学してみたいなと思っています。それを本並さんに相談してみたら、本並さんは「幼稚園でもいいんじゃない?」って。まだまだ娘と一緒にいたいんでしょうね。
娘、初めてのおすしをぱくぱく!
少し前の休みの日に、元なでしこジャパンのきんちゃん(近賀ゆかりさん)の実家のおすし屋さんに家族で行きました。さらに娘の好きなものを聞いてくれて、「卵ときゅうり」と答えたら、ベビーサイズの玉子焼きの握りとかっぱ巻きを出してくれました。酢飯が大好きな娘は、喜んでパクパク食べていました。娘は私たちと並んでカウンター席に座らせてもらって、ベビーチェアがなくてもしっかり座れていることに成長を感じました。もちろんおすしはとってもおいしかったです。
お休みといえば、近々家族で海外旅行に行く予定があります。娘にとっては初めての飛行機旅。娘が機内で退屈しないようにいろいろ調べて、おもちゃやグッズを準備しています。どこに行ったかは、また来月に報告しますね! 楽しみだな〜♪
【今月の本並さん】保育園はまだいいんじゃない?
先日、妻から娘の保育園についての話を聞きました。妻が仕事で訪れた保育園がとてもいいところだったらしく、ほかの同年代の子たちと遊んだり、家族以外の先生たちとやりとりするほうが、娘の成長のためにもいいんじゃない? と言っていました。
共働きですし、お母さん・お父さんへの負担を考えて検討する必要もあるかな、とも思います。
でも僕は、まだ娘は1歳半だし、20年くらいたてば家を出ていってしまうんだろうから・・・今は保育園を考えなくてもいいんじゃないかな〜と思っています。保育園に通うようになれば、娘が家にいる時間が少なくなるし・・・まだまだかわいすぎる娘との時間を過ごしたいなぁ。あ、僕が一緒にいたいだけかな!?
まだ入れなくてもいいよ〜と思いつつ、娘にとってどんな環境がいいのか夫婦でよく考えたいと思います。
お話・写真提供/丸山桂里奈さん、本並健治さん 聞き手/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部
なんでも「自分で!」と主張する娘さんに対して、「できるだけやらせてあげたいから待つようにしている」と丸山さん。ゆったりと受け止めてあげる姿勢がとてもすてきなママです。
●記事の内容は2024年8月の情報であり、現在と異なる場合があります。
丸山桂里奈さん(まるやまかりな)
PROFILE
1983年3月26日生まれ、東京都出身。第4回女子W杯、アテネ五輪、北京五輪、第6回女子W杯(優勝)、ロンドン五輪(準優勝)で日本代表として活躍。2005年Lリーグ(現なでしこリーグ)新人王、2011年国民栄誉賞を受賞。現在はバラエティ番組、スポーツ番組などで活躍。2023年2月に第1子の女の子を出産。
本並健治さん(ほんなみけんじ)
PROFILE
1964年6月23日生まれ、大阪府出身。1986年松下電器産業サッカー部に入団。ガンバ大阪、ヴェルディ川崎で活躍し、日本代表に選出される。2002年に現役を引退後、2012年にはなでしこプレミアリーグ「スペランツアFC大阪高槻」の監督に就任し、指導者として活躍。2016年退任し、現在はサッカー解説者、サッカー指導者、タレント活動など幅広く活躍。