お焚き上げに行けない!お正月飾りどうする?ゴミ出しのOK・NGは?専門家に聞いてみた
翌年の年神様をお迎えしたり、穢れや不浄が家に入らないようにと準備する正月飾り。飾り終えたお飾りは、ゴミ出しOKかNGか迷いませんか? 正月飾りはどのように処分するのがいいのでしょう。マナーデザイナーの岩下宣子先生にお話しをお聞きしました。
お焚き上げが難しければ、注意点を守ってゴミ出しOK!
できれば、1月15日ごろに寺や神社で行われる「とんど焼き」という行事でお焚き上げしてもらうのがベスト。でも、近くの寺や神社では実施していなかったり、都合が悪くて持ち込めないこともありますよね。お焚き上げが難しい場合は、自治体のルールに沿ってゴミ出ししてOKです。
ただし、ほかのゴミと同じような扱いは避け、注意点を守って処分しましょう。
ゴミ出しするときの注意点は?
正月飾りは、「年神様、お正月にわが家へいらしてください」「お正月が過ぎても、その後1年間お守りください」という意味が込められています。そのため、処分するときも丁寧に扱うことがポイント! ゴミ出しする前に、以下の4つの注意点をチェックして。
注意点1:正月飾りの形状を整え、きれいな紙に包む(燃えないものははずす)
注意点2:塩と酒をまく
注意点3:自治体のゴミの分別ルールを確認
注意点4:ほかのゴミとは別の袋に入れて捨てる
取材・文/茶畑美治子
監修/マナーアドバイザー 岩下宣子先生
現代礼法研究所代表。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会および小笠原流に学ぶ。「しきたり大全」(講談社)など著者多数。
正月飾りをゴミ出しするときは、丁寧に扱うことが大事なようですね。”どんと焼き”は、寺や神社のホームページなどで告知していなくても行っている場合もあるようです。まずは、近くの寺や神社に確認してみてもいいですね。
※この記事は、過去に「たまひよONLINE」で配信したものです。