出産前の自分に絶対したい!神アドバイスが続出!「産後3ヶ月ごろの落とし穴に気をつけて!」と助産師
今回のテーマは、「出産前の自分へのアドバイス」です。「たまひよ」アプリユーザーに聞いた意見とともに、助産師の岸本志織さんにもアドバイスをいただきました。
リアルすぎる自分へのアドバイスの数々!
「悩み事のほとんどは、3ヶ月から半年で解決する。そして、その分、別の悩み事が発生する」(ゆうまま)
「身体が無理でない程度におひとり様の時間を味わってほしい。ぼーーっと何も考えない時間の大切さが今になってわかるから」(ちょん)
「子どもの口が尖って真剣な表情になった時はうんちの合図。その時にオムツを開けたら大惨事!気をつけて!」(ミイ)
「夫は仕事してるから自分が家事・育児を頑張らなきゃなんてことない!もっと頼って!泣き止まなくて辛いけど、1ヶ月どうにか乗り切って!そうしたら赤ちゃんの笑顔が増えてくるから」(みぃ)
「とにかくリラックスして、手を抜く」(あい)
「病院みたいなご飯は無理!3食食べられたら立派だよ」(かぼす)
「産後の入院中は、助産師さんにたくさん甘えておけ!そして、寝ろ!!その後、家に帰ったら寝る暇がないぞ!」(なおママ)
「絶対、夫と一緒にパパ・ママ教室へ行けー!大変なこともあまりわかってないぞー!そして、わかってもらうために1日預けて寝よう!」(きむ)
「新生児は泣く!ママは安心する場所だから泣くのよー!まわりを頼ってー」(N)
「生まれた瞬間からかわいいけど、どんどんかわいくなっていくよ~。だから頑張れるよ!」(ねっち)
「案ずるより産むが易し。大人がテンパってても、どんどん成長してくれるから大丈夫だよ。一緒に成長していけるよ」(Gad)
「赤ちゃんが寝てる時は一緒に寝ろ!寝られる時に寝るんだ!そして貯金しろ~!産む前に使うんじゃない!生まれたらいっぱい買ってあげたくなるぞ~!!」(Rママ)
「心の重荷になる事を言われたら、右から左に受け流しましょう!」(ちゃんこ)
「部屋が散らかっていて汚くても、少々掃除しなくたって死にはしない!まずは寝る!」(かなぷー)
「ママだって人間、怒鳴りたくなるよー(笑)。 でも、言葉遣いは子どもがそのまま真似するから気をつけて!」(ひよこママ)
「一気に全部はできないから~」(びぃばぁ)
「保育士だけど、いい育児なんて無理だぞー」(さち)
「完璧にすることより笑顔が大事だぞ~」(みすず)
産後3ヶ月ごろの落とし穴に気をつけて!
声を集めてみたら、リアルで素敵なアドバイスがたくさん集まりました。みなさん、「今思えば…」という思いがたくさんあるようですね。最後に実際に子育て中の岸本志織さんに、助産師として出産前のママにアドバイスしたいこと、そして先輩ママとして伝えておきたいことなどをお聞きしました。
「出産前のママたちにお伝えしたいアドバイスは山ほどあります!
その中でも今回は、私自身も自分の出産を通して痛感したことをご紹介したいと思います。
出産直後、ママの体調も不安定な中、赤ちゃんとの新生活も始まる時期。ここをどう乗り越えるか一生懸命工夫する方は多くいると思います。
もちろん、そこも大切な時期ではあるのですが、次なる鬼門は産後3ヶ月前後です。
出産と同時に、我が子の命を守ろうと、母体には大量のアドレナリンが出ています(産後ハイという言葉もあるくらいです)。
そして3ヶ月も経つとようやく、赤ちゃんとの生活に慣れてきて、『なんとかしなきゃ!』という見えない重圧や緊張が緩む頃。
ここが要注意の時期なのです。
張りつめていた糸がぷっつんと切れてしまうかのように、体調やメンタルのバランスが崩れる方も少なくはありません。
私自身も、ちょうど産後3ヶ月くらいに、軽い風邪を引いたことをきっかけに、がたがたと体調不良の嵐がやってきました。
これに関しては個人差が大きいですが、産後の抜け毛が始まったり、連日の睡眠不足とともに疲労が溜まってきたりします。赤ちゃんと一緒にアクティブに楽しみたい気持ちとは裏腹に、身体がぼろぼろだったことを思い出します。
『寝たい、休みたい、誰かに頼りたい…』と思いつつも、日々のルーティンに追われて、あっという間に赤ちゃんとの1日は終わってしまい、他のサポート体制を調べる余裕もありませんでした。
今思うのは、こんなことも見越して産前のうちから、シッターさんや家事代行、宅配サービスなどなど、頼れるものをリストアップしておけばよかったということです。
本当に疲れている時こそ、調べる行為は結構な手間に感じてしまうものです。
産前のうちから、各ご家庭のサポート事情にあわせ、自分がしっくりくるサービスに関する情報収集を念入りにしてもらいたいと感じています。
産後や育児の悩みは、一難去ってまた一難…永遠に尽きません!
私も現役続行中です(笑)。
様々な情報が溢れる中、正解を求めようとすると迷子になりそうになりますが、親子の数、家族の数だけ、答えは必ずみなさんの中にあります。
ぜひ、それぞれの“直感”にしたがって、自分が心地よいと感じるものを取捨選択していただけたらと思います」(岸本志織さん)
私も今思い返せば、「あんなに心配しても、なるようにしかならない」と思うことがいっぱいでした。正解を求めすぎずに、ぜひ時間のある時に準備をしてくださいね。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
岸本志織さん
PROFILE)
助産院fillme代表(出張訪問/オンライン型)。母乳外来や育児相談のほか、ベビーマッサージ、タッチケア、性教育などにも力を入れている。「自己受容できる子どもたちで溢れた社会」にすべく、まずはママや女性がご機嫌でいられるようなサポートを大切に、家族の暮らしごとに寄り添う地域助産院を目指している。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2025年1月の情報であり、現在と異なる場合があります。