どれがいい?1歳前後の水筒の選び方とおすすめ5選
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夏も冬も必要な水分補給。飲み物を飲むのが楽しくなる、機能的でお気に入りの水筒を見つけてみましょう!
相原 里紗
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰
早稲田大学国際教養学部卒。(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」他、親子向けイベントを多数企画・運営している。0歳男児の母。
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一年中大切な、水分補給
水分補給といえば熱中症が騒がれる夏!と思う方も多いと思いますが、冬場や室内での熱中症も増加傾向。特に乳幼児期は大人よりも体内の水分量が多く、発汗も多く、体重あたりの必要水分量も格段に多い。水分補給の重要性はさらに高まります。1歳児は、自分では水分補給に気づくことができない時期でもあります。大人が適切に促しつつ、自分から飲んでくれるような環境を整えてあげて、夏も冬も適切に水分補給が出来るようにしたいですね。促すタイミングは、
・起床時
・外出前後(暑い日は外出中も)
・食後
・就寝前
など、子どもの行動に合わせて持ってきてあげるとスムーズです。
水分補給が目的の時は、ジュースやイオン水等ではなく、糖分の入っていないノンカフェインの飲み物(水、麦茶など)を選びましょう。
初めての水筒、どんなものがいい?
0歳の時に使っていたマグをまだまだ使える時期ですが、ミルクや母乳が減ったり、卒乳したら、摂取したい水分量が格段に増えるので、容量の大きい水筒に切り替えるタイミングです。とは言ってもまだ上手に飲めない1歳児。筒の選び方のポイントを考えてみましょう。
その1:ストローやダイレクトボトルでこぼしにくい!
マグから水筒への移行をする頃は、まだまだ中身をこぼしがち。ストローやダイレクトボトルのタイプを選べば、ストレスなく飲むことが出来ますよ。
その2:子どもに合ったボトルサイズ
長く使えるからと大きすぎるボトルを選んでしまうと、子どもの力で支えきれず自分で飲みにくくなります。飲みたい時に自分で飲めるように、飲みやすいサイズのものを選んであげましょう。自分で上手に飲めることは、子どもの自信にもつながります。
その3:用途に合わせてストラップの有無を考える
子どもの意欲が旺盛で、自分で持って歩きたい場合にはストラップつきを。ベビーカーなどに入れて持ち歩く場合はストラップのないものを選びます。ストラップを使わない時期は取り外しておくと、紐に気を取られてしまったり引きずったりすることがないので、取り外しができるものも便利です。
編集部注 ストラップ使用時も首に絡まると大変危険です。使用時は目を離さないようにする、遊ぶときには外すなどご注意ください。
その4:子どもが扱っても壊れにくい、丈夫なもの
使う主体者は子ども!間違って落としてしまったり、乱暴に扱ってしまうこともありますよね。そんな時に慌てないためにも、素材は丈夫なものを選びましょう。カバーが付いているものを選んだり、後付けするのもいいですね。
その5:保温・保冷機能は必要?
水筒には保温・保冷の機能が欲しいところですが、1歳児が持てるサイズとなるとなかなか保温・保冷機能がないものも。少し大きくても保温・保冷が付いているものを買うか、カバーで少し調整するのもいいですね。夏場は冷たいものを!と思いがちですが、水分補給のためなら常温の方が体内を冷やしすぎず良いですよ。
その6:少しずつコップ飲みの練習を!
1歳くらいになるとコップ飲みもできる子が増えてきます。多少こぼしても大丈夫なお外は、実はコップ飲みの練習に最適です。陽気のいい日にコップ付きの水筒を持って行って、練習してみましょう!親子で同じ水筒で飲めるのもコップ付き水筒のメリットですよ。
それでは楽しく飲める!おすすめの水筒 5つ紹介します。
こぼさず飲みやすいストロータイプ
10種類以上ある動物から選べる、ストロータイプのボトルです。子どもが好きな動物を選んであげれば、お気に入りになること間違い無し!カバーと合わせての利用でちょっとした保温・保冷機能もあります。カバーには着脱可能なストラップも付いているので、場面に応じて使い分けられますね。
丈夫でおしゃれ!海外ブランド
耐久性の高いステンレスマグは、138gと軽量で1歳の子どもが飲みやすいサイズ。同じ口径のキャップ(別売り)と取り替え可能なので、子どもが大きくなっても別の用途に使うことが出来ます。
成長に合わせて。衛生的なコップ付き水筒
保温・保冷付きのダイレクト、コップ飲み両方の口が付いているタイプ。少し容量が大きいので、はじめは親のサポートが必要ですが、少しずつ自分でも飲めるようになります。こぼしてしまう間はダイレクト、飲めるようになったらコップと、子どもの成長に合わせて長く使えるのが嬉しいですね。
ペットボトルを水筒に!
水分補給が追いつかなかったり、飲み物の用意が間に合わなかった時には、ペットボトルにつけられるタイプのストローやコップを利用してみては?水筒の中身を補給しにくい旅行の時にも便利ですね。
子どもたちが自分で水分補給をしやすい水筒を選ぶことは、長い目で見ると生活習慣の自立への第一歩です。お気に入りを見つけて、楽しく水分補給をしてくださいね!
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