離乳食★5,6ヶ月の[食べむら][嫌いなもの]を解決!Q&Aレシピ
「うまく飲み込めない」「離乳食を嫌がる」など、各月齢で起こりがちな離乳食の悩みを専門の先生と先輩ママがアドバイス。今回は、5,6ヶ月ごろの離乳食にありがちな「集中しない」「食べむら」「嫌いなものがある」をピックアップ。解決のためのおすすめメニューも試してみて。
※「離乳食の悩みランキング」は、5ヶ月~2歳までのお子さんを持つHappy Labo.会員のママ484人と「ひよこクラブ」読者ママ265人の計749人に実施したアンケート結果をもとにしています(2011年実施)
5,6ヶ月ごろの離乳食の悩みNo.3:集中しない
先輩ママに聞いた5,6ヶ月ごろの離乳食の悩み、「小食」「飲み込めない」についで多かったのが「集中しない」でした。
Q.集中して食べてくれず、まわりを気にしてすぐに暴れてしまいます(6ヶ月)
A.集中できる時間は短いもの。嫌がったらおしまいに
赤ちゃんが食事に集中できるのはせいぜい5~10分です。食べる意欲があるときは、しっかり食べるので、暴れたりぐずりだしたら切り上げ、おっぱい・ミルクを飲みたがるだけあげましょう。機嫌が悪いときは食事に集中できないので、離乳食をお休みしても。また、食事のときはテレビを消して、集中できる環境をつくりましょう。
5,6ヶ月ごろの離乳食の悩みNo.4:食べむら
離乳食を始めたばかりの頃には、赤ちゃんが食べてくれたりくれなかったり、「食べむら」があることも多いようです。
Q.たくさん食べるときもあれば、一口しか 食べないときも…(6ヶ月)
A.食べむらはよくあること。無理しないでOK
気分によって食べたり食べなかったりするのは、赤ちゃんにはよくあることです。とくに、離乳食を始めて間もない5,6カ月ごろは、食べることに慣れさせることが目標の時期なので、食べむらがあっても問題ありません。無理をせず、その日の赤ちゃんの様子に合わせましょう。
「食べむら」の解決メニュー:にんじんのバナナあえ
少し甘め&舌触りをよくして
【作り方】
(1)にんじん1cm厚さの輪切り1個はゆでてすりつぶす。じゃがいも1/4個はゆでて裏ごしする。バナナ1/8本は裏ごしする。
(2)湯で溶いた粉ミルク大さじ1と(1)を小鍋に入れて混ぜ、ひと煮立ちさせる。
5,6ヶ月ごろの離乳食の悩みNo.5:嫌いなものがある
赤ちゃんが「食べてくれない」理由に、「嫌いな食材がある」ことも多いよう。以下のアドバイスを参考にしてみてください。
Q.白身魚などのタンパク質の食材をなかなか食べてくれません(6ヶ月)
A.好き嫌いはまだないのであきらめずに与えてみて
このころの好き嫌いは、舌触りによるものがほとんど。また、赤ちゃんによっては、初めての食材を1~2回は拒否することもあります。食べないときは無理に与えなくていいですが、数日たってから量やとろみを加減して、同じメニューに再チャレンジしてみて。離乳食開始から1ヶ月たっていれば、湯で溶いた粉ミルクを加えて慣れたミルク味にするなどの工夫で、赤ちゃんの抵抗感を減らせるでしょう。
「嫌いなもの」の解決メニュー:たらのミルクくず煮
赤ちゃんの好きなミルク味に、さらにとろみをつけて
【作り方】
(1)生たら1/10切れは、ゆでてすりつぶす。
(2)(1)に湯で溶いた粉ミルク大さじ2を加えてひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉少々でとろみをつける。
Q.離乳食が好きではないみたい。離乳食よりミルクを飲みたがります(5ヶ月)
A.あせらずにミルクを少し飲ませて落ち着かせてから離乳食を与えて
離乳食やスプーンに慣れず、敏感に反応しているのが、嫌がっているように見えるのかもしれません。もしくは、おなかがすきすぎて、泣いているのかも。まずは、おっぱいやミルクを少量飲ませて、抱っこして気持ちを落ち着かせてあげましょう。そのあとに「離乳食もおいしいよ」などと声をかけながら、少しずつ食べさせてみて。慣れれば離乳食を先に食べるようになるでしょう。
5,6ヶ月ごろの離乳食は赤ちゃんにとって初めての体験。食べてくれないときもあせらずに、その子のペースで、ゆっくり進めましょう。(文・たまひよONLINE編集部)
■参考:『すぐわかる! 離乳食』(ベネッセコーポレーション 刊)より抜粋。情報は書籍掲載時のものです。