「義母が土下座」「1年半でアルバム10冊以上」「こんなに可愛くて大丈夫か?と謎の心配」などなど。じいじ・ばあばの孫フィーバー爆笑エピソード!
「たまひよ」アプリユーザーに「祖父母の孫フィーバーはありましたか?エピソードをくすっと笑える感じで教えてください」と、大募集。くすっと笑えるものもあれば、笑えないものまで、さまざまなエピソードが届きました。これまでに数千人の母子のケアに携わられた、ベテラン助産師の濵脇文子先生に伺いました。
じいじ・ばあばの孫フィーバーほっこりエピソード編
「孫と遊ぶのが大好きなおばあちゃん。しまじろうの人形を動かしながら、『こんにちは!ぼく、しまじろうのトラオです!』と、言っているのが聞こえてきた。ちょっと違う!(笑)」(ていん)
「私の父は、初孫の息子が生まれたと聞いた時、万歳をしていたそうです。そして毎日息子の写真を見て、『○○くーん』『はーい』と1人出席確認をしていたそうです(笑)」(mk)
「90歳の曾祖父(私の祖父)が、勝手に名前を考えていました。いざ赤ちゃんと会ったら、事前に名前を伝えていたのに、全く違う名前で呼ぶのでビックリ。名付けしたいとかではなく、胎児ネームみたいな感じだったようで、みんなで大笑いしました」(ぱんなこった)
「病院に義両親が来てくれました。義母が『かわいいお顔はママ似ね』と。しかし、私の母は『うーん、うちの子はもう少しブサイクだったかな(笑)』と。どちらも『そちらに似ていますよ』と、言い合っていました(笑)」(くろだ)
「義母が娘のために、うさぎの人形を手作りで編んでくれました。それが絶妙にブサイクで…。反応に困った私の表情を察して、義母は持ち帰りました(笑)」(たぶ)
「父は亭主関白で、私たちにも厳しかったです。ところが里帰りで孫との生活が始まると態度が一変。仕事から帰ってくると『作業着で汚いから近くに行けない』と寂しがったり、泣いていると抱っこして寝かしつけてくれたり、その隣で一緒に昼寝をするような父になりました。私の記憶にはないだけで、小さい頃はこうやって可愛がってくれていたのかなぁと印象が変わりました」(ひなちママ)
ありがたい。ありがたいけれど、タガが外れすぎ編
「こう言っては何ですが、会うたびに物を貢いでくれる義父母です。ある日、破魔矢をプレゼントしたいと写真が送られてきて、値段も映っているので拡大したら10万円以上!!!慌てて電話して『一旦待ってください!!』と、全力で引き留めました(笑)」(ふみ)
「子どもが生まれるまでは、義両親とはいい意味でドライな関係でした。しかし、孫が生まれてからは大盛りあがり!写真を送ってほしいと言われ、スマホでちょこちょこ送っていましたが、久々に義実家へ伺うと部屋中に写真が飾られていました。最近は動画をリクエストされ、動画のベストショットを写真に印刷しています。アルバムも1年半で10冊以上になったそうです(笑)」(あお)
「退院日、義実家に寄って赤ちゃんを見せに行ったら『産んでくれてありがとう』と、義母が土下座!!!いやいや、お義母さんのために産んだわけではないのよ…と、思いつつニコニコするしかなかった」(かおり)
「『こんなに可愛くて大丈夫か』と、謎の心配をしています。『自分の子どもはこんなに可愛くなかったけど、孫はなんでこんなに可愛いんだ』とブツブツ言っていて、ただのじいじ・ばあばバカなだけでは…と笑っています」(もみ)
「私の家では初孫となります。出産前、実家へ行くと父がベビーカーや哺乳瓶など全部揃えてスタンバってました(笑) 私は何も知らなかったので驚き。母が、私や夫に聞いてからと言ってくれたのに、どんどん買い込んだらしいです (笑)」(りちゃむ)
「子どもはもう幼児ですが、現在進行形で孫フィーバー中(笑) 家に訪ねてくる時は、子どもが大好きなパンを大量に買ってきます。賞味期限内に消費できない量なので、日持ちするお菓子にしてほしいとお願いしても、なぜか毎回大量のパン(笑)」(あーと)
「義父に『顔をひっかくのでミトンが欲しい』と言ったら、12個くらい買ってきた(笑)」(ちかまる)
「妊娠中、義母から『おなかの子を名前で呼びたいから早く名前を決めて!』と、急かされ続けて困りました...。孫フィーバー早いって」(はんなっちょ)
「義母は色々と買ってくれるのですが、それが微妙です。履かせにくいズボン、サイズの合わない靴などなど。どれもお高めのブランドなのでもったいなくて。買う時に一緒に連れて行って欲しい…」(MEGUMI)
「勝手におむつ、粉ミルク、哺乳瓶、ベビーベッドを買っていました。使ったのはおむつのみ。それ以外は使いませんでした」(にょんママ)
「セレモニードレスはいらないと言ったのに買ってきた実母。このほかにも誕生日でもクリスマスでもないのに、大型のおもちゃを買ってきたり。『あんたより可愛い』『あんたより美形』と、言われるたびにモヤッ」(やと)
孫が可愛すぎて、負けず嫌い発動のじいじ・ばあば編
「実母がジムを買ってくれたのですが、それを後から知った実父や義両親がすごく羨ましがっていました。子どもが楽しそうに遊ぶので、自分たちも買いたいと思ったようです」(ねるねり)
「義実家はどーしても孫は夫やそのきょうだいに似ていると言いたいようで、でも実際には似てなくてモヤモヤ…」(ぷよ)
「どう見ても母親似なのに、義実家系統の顔立ちだ~、受け継いでるわ~と、言われてイラッ(笑)」(ぽんちゃん)
「夫の亡くなった祖母に似ていると言われて困惑。どんな人か知らないし、せめて生きている人にしてほしい…」(ししゃも)
じいじ・ばあばの孫フィーバーぶりは、ありがたいけれど戸惑うという声も届きました。
これまでに数千人の母子のケアに携わられ、祖父母の喜びも間近で見てきたベテラン助産師の濵脇文子先生に伺いました。
「おじいちゃん・おばあちゃんと孫は、ななめの関係が望ましいのです」と、濵脇先生
孫を甘やかすことで「いいとこどりして」と、感じるかもしれませんが、おばあちゃん・おじいちゃんはそうあるべきと、私は感じます。
人間関係は、縦、横、ななめ、でバランスをとるのが望ましいと言われています。
「縦の関係」は上の者が下の者を導き、成長を促す関係です。親と子、上司と部下、先輩と後輩などです。
「横の関係」は平等な関係で、お互い意識することで切磋琢磨し、ときにはライバルとなる関係です。きょうだい、夫婦や友人、同僚などです。
「ななめの関係」は縦と横のような利害関係がなく、接点は少ないけれど困った時やいざという時に心の拠り所となる関係です。これが祖父母と孫などです。
『ちびまる子ちゃん』の相関図を思い浮かべるとわかりやすいですね。おじいちゃんの友蔵とまる子は、理想のななめの関係と言えそうです。
そして〇〇さんに似ている、○○の生まれ変わり…と言われると、戸惑ってしまうママがいるようですが、さらっと受け止めて欲しいと思います。
赤ちゃん誕生は、“妻から母に、夫から父になる”ということだけでなく、そのご両親たちから命をつないだ証(あかし)でもあります。
「子孫を残す」というサイエンス的な感銘を受けて、「〇〇さんに似ている」と感じることで、「家族が増えた」と、喜びをかみしめているのではないでしょうか。
濵脇文子(はまわき ふみこ)
PROFILE)
助産師・保健師・看護師。はぐふるアンバサダー。大阪大学大学院医学系研究科招聘准教授。産前産後ケアセンターヴィタリテハウス施設長。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。
(取材・文/和兎 尊美、たまひよONLINE編集部)
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2025年2月の情報で、現在と異なる場合があります。